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ホンモロコを釣って食べてみた。高級料亭のような味に驚き!

ホンモロコを釣って食べてみた。高級料亭のような味に驚き!

琵琶湖固有種のホンモロコは「コイ科で一番美味しい」といわれる高級魚。

春の最盛期になると、大同川や長命寺川には釣り人がズラリと並ぶほど人気の魚です。

そんなホンモロコの釣り方や食べ方を詳しく紹介!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

ホンモロコについて

ホンモロコ

ホンモロコは、コイ科タモロコ属に属するコイ科の淡水魚です。

体長は10cm前後で、おもに動物プランクトンや水生昆虫を捕食しながら生活しています。

普段は水深5m以深の沖合の中層で群れをなしていますが、産卵期(春から初夏)になると群れで浅場に回遊してきます。

元々は琵琶湖の固有種でしたが、放流されたことで現在は琵琶湖以外の湖にも定着しました。

コイ科の中ではもっとも美味しい魚と言われ、その漁獲量が減少していることもあって高級魚として扱われています。

tsuki
本記事では、そんなホンモロコの釣り方を解説します!

ホンモロコ釣りのシーズン

ホンモロコの時期

ホンモロコ釣りのハイシーズンは冬から春にかけて。3〜4月頃が最盛期です。

琵琶湖ではこの時期が産卵期に当たり、本湖の沖合から浅場や流入河川に遡上してくるので釣りやすくなります。

また、産卵期はを持ったメスが釣れ、食味が良いこともあってとくに人気です。

tsuki
他の時期も釣れないわけではありませんが、簡単にたくさん釣れるのは3〜4月頃ですね。

ホンモロコが釣れる場所

ホンモロコのポイント

ホンモロコ釣りが盛んなのは、琵琶湖本湖の湖岸琵琶湖水系の河川です。

ハイシーズンになると、超人気ポイントの大同川や長命寺川では釣り人が等間隔で並ぶほど。

また、滋賀県の指示によって禁漁区域が設定されていることもあるので注意してください。

ホンモロコ産卵保護のための採捕の規制について

琵琶湖以外にも、奥多摩湖や山中湖、河口湖、湯原湖などにも定着しており、釣れることもあるようです。

tsuki
ちなみに、釣堀で放流されていることもあるようです。

ホンモロコ釣りの仕掛けと道具

ホンモロコの仕掛

ホンモロコ釣りは、リール竿でぶっ込み釣りをするか、のべ竿でウキ釣りをするかの2パターン。

どちらか一方でも良いですが、ぶっこみ釣りをしながらウキ釣りもする方も多いですよ。

ぶっこみ釣り(投げモロコ)

ぶっ込み釣りはキャストできるので遠いポイントを狙え、投げた後は置き竿で待っているだけ。

竿とリールはどんなものでも構いませんが、アジングやメバリングのタックルがベストです。

オモリは1〜4号程度で、流れや風の強さに応じたものを選びましょう。

仕掛けfは投げモロコの専用仕掛けが市販されています。

tsuki
ワカサギ用の仕掛けも代用できますよ!

ウキ釣り

ウキ釣りは、ポイントが近くて回遊する層が絞られている時に有効です。

仕掛けは小物用のウキ釣りセットで十分。効率の良い段差針(2本針)がおすすめです。

tsuki
ウキにアタリが出る感じも楽しいですよ!

ホンモロコの釣り方

ホンモロコ釣りのエサは赤虫が定番です。

針を頭側にチョン掛けします。

tsuki
黒っぽい方が頭ですよ。

投モロコの釣り方

ぶっこみ釣りの場合、キャストした後は糸を張って待つだけです。

竿を持っている必要はあまりないので、置き竿でもOK。

 

このように、アタリは穂先に強く出ることが多いです。

竿でアワせる必要はなく、そのままリールを巻けば掛かっています。

tsuki
お子さまでも簡単に楽しめます!

ホンモロコのウキ釣りでの釣り方

ウキ釣りはタナを底付近に合わせて、そのままウキを流れに乗せて流すだけ。

アタリがあればウキが沈むので、そのまま竿を立てて釣り上げましょう。

tsuki
投げられない方でも大丈夫です!

ホンモロコを釣ってみた

大人気の長命寺川で実釣

ホンモロコが釣れる長命寺川

筆者も3月の下旬にホンモロコを狙い、琵琶湖へと足を運んでみました。

超人気ポイントの長命寺川にエントリーしてみると、最盛期の晴天ともあってか、平日でも沢山の釣り人で賑わっています。

tsuki
近況では3桁釣果も出ているとか。期待ができますね!

アジングタックルでホンモロコ釣り

空いているスペースを見つけエントリー。

アジングタックルでのぶっこみ釣りとのべ竿でのウキ釣りの両方にチャレンジしてみます。

風も流れも無さそうだったので、0.8号の軽いナス型オモリをセットして仕掛けを投入。

tsuki
周りの遠投してる方々があまり釣れていないので、近めのポイントを狙います。

投げモロコの様子

投げ込んだら後はアタリを待つだけ〜。

たまにはのんびりな釣りも良いですね♪

暇な人は、この間にウキ釣りをして二刀流で楽しむのが定番のようです。

tsuki
のんびり待っていると突如穂先にアタリが!!

釣れたホンモロコ

意外と強いアタリにビックリしつつも、そのまま巻き上げてキャッチ。

本命のホンモロコです。

早い段階で姿を見られて一安心。

tsuki
このままペースアップなるか?

外道のスゴモロコ

連発! ……だけど、なんか違う。

どうやらスゴモロコという別な魚のよう。

小型で目が大きく、ヒゲが長いですね。

tsuki
スゴモロコはコイ科スゴモロコ属の魚で、ホンモロコの代用として食されているそうです。

キープしたホンモロコ

外道に悩まされつつも、それなりにアタリがあって楽しい!

ポツポツと本命を追加し、1時間で5匹ほど釣れました。

tsuki
美味しく食べたいので、ミネラルウォーターに泳がせてゴミや泥をできるだけ吐かせておきます。

のべ竿でウキ釣り

手前の様子はどうかと、ウキ釣りにもトライ!

したものの、なかなかアタリはなく、どうやらこの日は近い場所にホンモロコが回遊して来なかったようです。

tsuki
朝イチが釣れやすいらしいので、時間的にはそろそろ厳しいかな?

ぶっこみ釣りのアタリも減り、昼からは風が吹いてくる予報だったので、早めの納竿としました。

お隣で釣られていた方は、4日ほど前にたくさん釣られたようでしたが、この日は「最悪」とのこと……。

筆者の最終釣果は11匹で、どうやらかなり渋い日に当たってしまったようですね( ;∀;)

tsuki
帰って早速ホンモロコランチといきます♪

ホンモロコは“祇園の高級料亭”の味

ホンモロコの泥抜き

“コイ科でもっとも美味しい”と称されるホンモロコのポテンシャルは如何に?

半分は素焼き、半分は天ぷらにしてみました。

下処理はなにもしておらず、活かして泥を吐かせたぐらいで、内臓もそのままです。

tsuki
抵抗がある人は内蔵を出しても良いでしょう。

ホンモロコの素焼き

まずはそのまま焼いただけの素焼き。生姜醤油や酢醤油、酢味噌で食べるのがポピュラーなようです。

生姜醤油でいただいてみると、祇園の高級料亭みたいな味がする! ような気がしました。

京都在住ながら祇園の高級料亭なんて行ったことないんですけどね(笑)

tsuki
骨も軟らかくて食べやすかったです。

子持ちのホンモロコ

内臓を抜いていないのに臭みやエグみはゼロ。優しくて素朴な味わいです。

大当たりの子持ちも混ざっていて、卵の食感と旨みも最高!

tsuki
“コイ科でもっとも美味しい”という評判はダテじゃありません。

ホンモロコの天ぷら

塩胡椒で軽く下味を付けて天ぷらにしてみました。

ワカサギの天ぷらに似た味わいで、なかなか美味しいです。

コイ科でもワカサギと互角なのは凄いと思いました。

tsuki
かなり美味しい魚だったので、もっと釣りたかったですね。

これはリベンジ確定です!

人気の理由がわかった!

ホンモロコの釣果

やってみるまでは「淡水の小型魚か〜」と思う人も少なくないかもしれません。

しかし、実際に釣って食べてみると、あれだけズラリと人が並ぶ理由がわかるはずです。

安定して釣れるのは琵琶湖水系の限られたシーズンのみですが、ぜひチャレンジしてみてください。

画像提供:tsuki

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