魚のことわざ【カ行編】「腐ってもタイ」←じつは褒め言葉って知ってた?

2022/01/25 更新

魚のことわざ。古くから日本人の食卓を支えてきた魚。馴染みの深い食材だからこそ生まれた、数々のことわざがあることをご存知でしょうか?昔の人はうまいこと言ったもんだなぁ、と感心せざるを得ない「魚のことわざ」たち。意味と解説をそえてご紹介します。

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アイキャッチ画像出典:PIXTA

魚のことわざ・カ行編

古くから日本人の食卓を支えてきた魚。馴染みの深い食材だからこそ生まれた、数々のことわざがあることをご存知でしょうか?

昔の人はうまいこと言ったもんだなぁ、と感心せざるを得ない「魚のことわざ」たち。意味と解説をそえてご紹介します。
※紹介することわざの由来には諸説あります。

カニの念仏

カニの念仏
出典:PIXTA
意味・由来など
カニが口から泡を出すように、ぶつぶつと囁くこと。
満員電車で目の前の乗客が降りる→「ああ、やっと座れる」と安堵したのも束の間、割り込みで席を横取りされた経験がありませんか?

そんな時は呪いのフレーズを「カニの念仏」にように浴びせてあげましょう。(さとられない程度のボリュームで)


カニの横這い

蟹の横這い
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意味・由来など
一見歩きにくそうな横這いもカニにとっては自然な歩き方であることから、「無理をせずに行動することが得策」という意味で使われる。
はたからみれば不便に見えることも、本人にとっては都合のいい場合があります。「60過ぎの父のガラケー」とでも言いましょうか。

火事の話に逃げた鰻(うなぎ)

うなぎ
出典:pixabay
意味・由来など
火事の話と逃げた鰻の話は、時間が経つとだんだん大きくなるということ。
釣り人には思い当たる節が多すぎることわざ。逃した魚は大きく見えてしまうのが、釣り人の性といいましょうか。

なんてことない小さな話も、人に伝わるに連れて事実と大きく変わってしまうことがあります。

カマトト

カマトト
出典:pixabay
意味・由来など
良く知っていながらも、知らないふりをすること。無邪気に見せかける人。「カマボコはトト(魚)から出来ているの?」と、無知なふりをしたことに由来。
江戸末期に普及したことわざ。女性の言う「はじめて」というフレーズには、くれぐれも注意しましょう。

とはいえ、嘘とわかっていても気付かぬふりをしてあげるのが「ホンモノの紳士」ともいえますね。


漁夫の利

漁夫の利
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意味・由来など
当事者が同士が争っているうちに、第三者がなんの苦労もなく利益をさらうこと。「シギ(鳥)とハマグリ(貝)が争っている隙に、漁師が両方とも捕まえた」という故事に由来している。
漁師が両方を手にすることができたのは、冷静さによるものでしょうか?それともズル賢いからでしょうか?世渡りの為には、要領の良さが大事なのかもしれません。

木によりて魚を求む

木の上の猫
出典:pixabay
意味・由来など
魚は水中に住むものだから、木に登っても仕方がない。手段を誤ると何も得られないという意味で使われる。
釣りにも同じことが言えますね。いくら釣れると噂の道具を使っても、そこに魚がいなければ釣れません。

「いつ来てもシブいなぁ」なんて思っていたら自宅の風呂だった。そりゃあ、釣れないわけですね。

腐ってもタイ

腐ってもタイ
出典:PIXTA
意味・由来など
質の良いものは、少々いたんでも本質の価値が保たれること。
購入時に最高級だった釣り具は、中古市場の価格も落ちにくいということがあります。本来の意味は褒め言葉ですが、あまりいいイメージを抱かれませんのでご注意を。

「君はいつも美しい。腐っても鯛だよ」と、彼女や奥さんに向かってドヤ顔で言うのは控えましょう。

コイが踊ればドジョウも踊る

どじょう
出典:PIXTA
意味・由来など
身分をわきまえず、他人の真似をすること。「優れた人のまねをしても上手くいかない」という意味でも使われる。(一般的にドジョウよりもコイの方が、高価な品として扱われているため)
カッコイイ人や憧れの人の真似をしたくなることって、往々にしてありますよね。不思議なことにそっくり真似てみても、その人と同じ結果にはならないものです。

でも実際には「ドジョウにはできて、コイにはできないこと」も沢山あるわけで……。


ゴマメの歯ぎしり

ごまめ
出典:PIXTA
意味・由来など
ゴマメはカタクチイワシの幼魚。力のないものが、悔しがったり、怒りをあらわにするということ。
か弱き者が反抗する姿を例えたことわざ。仮にあなたの言い分が100パーセント正しいものであっても、権力の前では無力と化してしまう。そんな理不尽なことが人生にはつきものです。

「思い通りにいかないことがほとんど」のこの世の中で、忍耐力こそが生き抜く術であることを忘れてはならないでしょう。

ゴリ押し

ごり
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意味・由来など
強引に自分の意見や、考え方を押し通すこと。ゴリは淡水魚の名前で、「川底や石の間から無理矢理に追い上げ、すくい上げる」というゴリの漁法に由来している。
現代でも使用頻度の高い、こちらのことわざ。ゴリ=ゴリラを想像していた方も少なくないはず。(スラムダンク世代の方は特に)

ちなみにゴリは漢字で「鮴」と書くのですが、これは石から石へ泳いでは休むゴリの泳ぎ方に由来しています。

魚のことわざをサラリと使おう

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釣り人たるもの、釣り好きであることを、周囲に知ってほしいという欲求があるものです。しかし聞かれてもいないことを人に話すのは、なんだか躊躇してしまいますね。

日常会話の中に魚のことわざをチラつかせれば、「○○さんて魚のことわざ、よくつかいますね。ひょっとして…」なんて会話の展開になるかも。あくまでも「さりげなく」釣り好きをアピールできます。みなさんも、職場や学校で実践してみてはいかがでしょうか?

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