魚料理の味付けは難しい 。

魚を釣ってきて調理。さて、どんな料理にしよう?
「そうだ、煮付けにでもしてみよう!」なんて考えるも、醤油にみりんに砂糖に水に……どんな割合で入れればいいの?
そうです、魚料理は味付けがちょっとばかし難しいんです。
でも、“蒲焼のタレ”だったらそんな心配はご無用!?
蒲焼のタレとは一体……?

蒲焼のタレはその名の通り、蒲焼用に作られたタレ。
しかし、実際のところは決して蒲焼専用ではなく、和食に多い“醤油ベースの甘辛い味付け”をイージーに実現できる便利な調味料なんです!

いくつかのメーカーの蒲焼のタレを使ってみましたが、おもな原材料は次の通り。
蒲焼のタレの主原材料
- • 醤油
- • みりん
- • 砂糖
- • 魚介エキス
基本調味料が良い比率で配合されていて、そこに魚介エキスの旨みもプラスされているので、これ単体で“美味しい和風醤油タレ”というわけです。
イシカワ
目に入りづらいかもしれませんが、スーパーの魚介コーナーの隅っこなどに置いてありますよ!
蒲焼のタレを使ったおすすめ魚料理

ここからは蒲焼のタレを活用した料理をご紹介します。
どれも簡単でとても美味しいので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
イシカワ
甘辛の味付けなのでどんな魚にも合いますが、今回は釣ってきたスズキを使ってみました。
煮付け
手順①:下ごしらえ

魚を切り身にしましょう。
皮に切り込みを入れると味が染み込みやすくなりますよ。
手順②:煮汁を準備

水と蒲焼のタレを3:1の割合で混ぜ、鍋で煮立たせます。
これだけで煮汁の完成です!
手順③:煮る

煮汁の中に切り身を並べます。
魚の臭みを抑えて風味を良くするために、お好みでスライスした生姜を加えるとGOOD。

アルミホイルなどで落し蓋をし、中火~弱火で15分ほど煮ましょう。
甘辛いタレの香りに誘うわれてすぐに食べたくなりますが、煮た後に一度冷まし、再度温めると味が染み込んでさらに美味しくなりますよ!

照り良く美味しそうな煮物ができました!
まさか、蒲焼のタレだけで作っているとは分かりませんよね(笑)

甘味とコクがしっかり効いて、ご飯にばっちりと合う一品に仕上がっていました!
イシカワ
煮付けは調味料の割合が難しいのですが、蒲焼のタレがあれば失敗しませんよ。
ポキ丼
じつは、蒲焼のタレは火を入れない料理にも合うんです。
いろいろと試しましたが、その中でもとくにおすすめしたいのがポキ丼!
ポキとは、刺身を小さくカットしたものを醤油ベースの調味料に漬け込んだ、ハワイのローカルフードです。
手順①:具材の準備

刺身用の魚を1〜2cm程度の角切りにし、アボカドも同様にカットします。
手順②:タレで和える

魚の切り身とアボカドを蒲焼のタレで和えます。
タレの量は味見をしながら調整してください。

アボカドが崩れないように混ぜたら、10分ほど置いてから盛り付けます。
手順③:盛り付け

白飯の上に具材をのせたら、ポキ丼の完成!
トッピングで卵をのせたり、刻みネギや海苔を散らしたり、その辺りはお好みで。

アボカドのクリーミーさと蒲焼のタレの甘辛さが絶妙なバランス……。
蒲焼のタレの甘塩っぱさが後を引いてご飯が進みます。
イシカワ
簡単なのにリッチな味わいを楽しめますよ。
中落ちのたたき
魚を三枚おろしにした時に、中骨の部分に身がたくさん残りませんか?
僕は捌くのが下手なので、確実に残ります(笑)
その中落ち部分を使って、蒲焼のタレで手早く一品!
手順①:中落ちをこそぐ

スプーンなどで中骨に付いた身をこそげ取ります。
うまく捌けたと思っても、結構な量がとれるもんです。
手順②:蒲焼のタレで和える

中落ちを蒲焼のタレで軽く和えます。
これまた味付けはこれだけ。
手順③:トッピングを追加

韓国海苔や白ごまを振りかければ、あっという間に一品完成。味はもちろん最高です。
刺身を作った時に、+αでこれがあると一気に豪華な感じになりますよ。
イシカワ
ご飯にのせるも良し、そのままお酒のアテにするも良し!
蒲焼のタレは常備しておいて損なし!

蒲焼以外の料理をご紹介しましたが、もちろん蒲焼にしても美味しかったです(笑)
ウナギやアナゴじゃなくても、蒲焼にして美味しい魚は多いのでこちらも試してみてはいかがでしょうか。
蒲焼のタレは、魚料理をもっと手軽に、そして美味しくしてくれる優秀な調味料ですよ!
撮影:イシカワヒデカズ