バチ抜けの超定番ルアーといえば……
マニックはデュオから発売されているシーバス用ルアーで、とくにバチ抜けパターンに効くことで知られ、バチ用ルアーの代名詞的な存在ともいえます。
筆者もバチ抜けパターンのシーバス狙いには必ず持っていくほど信頼しているルアーです。
本記事では、元釣具屋の筆者が使い込んだマニックをインプレします!
マニックの特徴
ここではマニックの特徴を紹介します。
ぱっと見はただのシンキングペンシルですが、普通のシンペンとは異なったコンセプトのルアーです。
表層狙いに特化
カテゴリーはシンキングペンシルですが、水面から水面直下を狙うのに特化して設計されていることが特徴。
ボディ形状と比重、浮力、重心が最適にセットアップされ、独自のタイトロールアクション「マニックムーヴ」を発生します。
豊富なラインナップ
品名 | サイズ | 自重 | フックサイズ | フックアイ |
ベイルーフマニック75 | 75mm | 7.6g | #10 | #2 |
ベイルーフマニック95 | 95mm | 8g | #10 | #1.5 |
ベイルーフマニック115 | 115mm | 16g | #8 | #2 |
ベイルーフマニック135 | 135mm | 21g | フロント#8/リア#6 | #3 |
ベイルーフマニック155 | 155mm | 27.5g | #6 | – |
サイズ展開が幅広く、エリアのベイトサイズにマッチしたものが選べます。
また、ベイトフィッシュライクなカラーからバチ系カラーまで、カラーラインナップも豊富です。
アクション
マニック最大の特徴がアクション。ただ巻きで前述のマニックムーヴを演出します。
マニックムーヴはボディを小刻みに震わせながらロールするアクションで、かなり繊細な動きです。
ロッドを立てて表層をリトリーブするとV字状の引き波を発生し、バチが泳いでいるような波紋を演出。
また、トゥイッチやジャークではイレギュラーなアクションを発生させます。
マニックの良いところ
マニックを長年使い込んだ筆者が思う、マニックの良いところを紹介します!
抜群の飛距離
マニックは他のシンキングペンシルを置き去りにするくらい飛ぶルアーです。
ボディの空気抵抗が小さいことに加え、リアフックをボディの内側にズラして取り付けていることで、向かい風の中でも飛行姿勢が安定します。
115サイズからは自重も大きくアップするため、とくによく飛びます。
立ち上がりが早い
後方重心かつボディの前方で水を受けてアクションするため、立ち上がり(浮き上がり)が早いです。
それゆえに着水直後からすぐにアピールできます。
逆に、他のシンキングペンシルのように中層や底層をトレースするのは厳しいです。
シーバス以外も釣れる
シーバス以外にもバチを捕食している魚には効果抜群です。
シーバスを狙っていると、チヌやメバル、ボラなどがよく掛かります。
さまざまな魚が反応するということは、それだけバチの動きを再現できているということですね!
マニックの使いどころ
マニックの適切な使いどころを紹介します。
個性がはっきりとしているルアーなので、使いどころも明確です。
基本はバチ抜けパターン
圧倒的な飛距離とバチのような引き波により、表層のバチを捕食しているシーバスに対して広くアピールできます。
中でも、引き波を立てて泳ぐような中〜大型のバチが多いエリアでは効果が抜群。
筆者は、飛距離を重視して115サイズをメインにし、ショートバイトが多くて活性が低いと感じた時は95サイズに下げ、喰わせを意識して使用しています。
サヨリパターンも対応
細長いシルエットで表層をトレースするのが得意なルアーなので、サヨリパターンにも対応します。
コスパの面でも、春のバチシーズンだけではなく、秋のサヨリシーズンにも使える点は魅力ですね。
サイズは回遊しているサヨリに合わせて選んでください。
専用替えフックもあり
マニックは繊細なバランスの上に成り立っているルアーなので、フックを交換するときは専用フックがおすすめです。
マニックのフックは鋭くてフッキング性能は文句ナシですが、細軸ゆえに曲がりやすくて鈍りやすいため、替えフックは用意しておきましょう。
サイズ毎にフックサイズが異なるので間違えないように選んでください。
バチ抜けには必須です!
マニックは、ロッドを立ててリトリーブし、引き波を発生させてアピールするだけで簡単に釣れるルアーです。
圧倒的飛距離とマニックムーヴによってオートマチックにシーバスが釣れるので、使ったことがない方はぜひ使ってみてくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。