今注目の「ナノラバ」を実釣検証!
メジャークラフトから発売されている「ナノラバ」というルアーをご存知でしょうか?
これが今、かなり人気のルアーなんです。
釣果も良く出ているらしいので、実際に使ってみて釣れるのか? 使用感はどうなのか? 検証してみました!
ナノラバをじっくり観察
パッケージには「なんでも釣り放題」という魅惑的なキャッチコピーが(笑)
ラインナップは1.5〜10gなので、ライトゲームタックルで使いやすそうなルアーですね。
名は体を表す
名前の通り、タイラバをそのまま極小サイズにしたような、ナノサイズのタイラバといったフォルムです。
タイラバ通の筆者に言わせれば、ネクタイが薄くて細く、ラバーも多過ぎず少な過ぎず、ほど良い感じのボリューム感。
ヘッドは低重心に作られているので、スイミングでもフォールでも姿勢が安定しそうな印象です。
また、2本のフックを段差でセッティングしているのも見逃せませんね。
ネクタイ&ラバーの動きがやばい!
ナノラバを泳がせて動きを一目しただけで、直感で「釣れるな」というのがわかりました。
ネクタイとラバーのバランスが良いので、非常に細かいピッチでウネウネ動き、短い距離でもしっかりとアピールしてくれます。
また、ネクタイの水受けがとても良いので、わずかな水流でもしっかりピロピロ動くのもGOOD。
小魚やバチにも見えますし、エビやカニが遊泳しているようにも見える動きですね。
フォールが良い
やはり低重心ヘッドのおかげで、フォール姿勢がとても安定しています。
フリーフォールでもカーブフォールでも綺麗に落ちていき、フォール中の糸絡みが少ないのも良いですね!
リフト→フォール、フォール→リフトの折り返す動きがなんとも魅力的。
ナノラバで実釣!
季節は3月の上旬ということで少し肌寒く、水温もまだ低い日本海で釣りをしてみました。
今回はライトゲームタックルでいろいろ釣るべく、軽めの1.5gと2gをメインに使います。
デイゲーム編
「根魚を狙いつつ、運良くアジが釣れると良いな」という感じでデイゲームに。
投入してみると、早速メバルがヒット!
サイズは小さかったのですが、ただ巻き中にヒットしました。
状況にもよりますが、デイゲームのただ巻きで魚を食わせられたのは素晴らしいと思います。
そのままやり続けていると、コツコツッというバイトがあり、まさかのチヌをゲット!
タイラバは元々鯛を釣るための仕掛けなので、“一応鯛”のチヌにもよく効きそうですね。
このチヌは、ボトムから少し浮かせながらリフト&フォールしていると食ってきましたよ。
フックはダブルで伸びずに掛かっていたので、フッキングも問題ないでしょう。
長年チニングをしていますが、浅場にいる警戒心が強いチヌを、デイゲームで食わせられるルアーはかなり少ないですよ。
ナイトゲーム編
ナイトゲームでも使ってみたところ、すぐにメバルをゲット。
デイでその威力を知っていたので、「そりゃ釣れるよね」といった感じでした(笑)
ナイトゲームもデイゲームでも、ジグヘッドと同じイメージで使えばOKです!
がっつり使い込んで分かったこと
最後に、しっかり使い込んでわかったことをまとめます。
何も考えずに使ってもよく釣れるルアーですが、その特性を理解して使えばさらによく釣れるはずです!
根掛かり対策をすべき
フックがむき出しかつ可動範囲が広いため、根掛かりに気を付けることが大切です。
根が荒いポイントでは底取りを最初だけに留め、その後は底からやや浮かせる意識で釣るのがおすすめ。
また、着底状態が長くなるとフックが沈んで引っ掛かるため、着底後は間髪入れずにリフト(リトリーブ)へ移行しましょう。
即アワセは禁物
ジグヘッドのような即アワセはおすすめしません。
タイラバと同様にアタリがあっても巻き続け、浅掛かりしてから(穂先に魚の重みを感じたら)フッキングする方が良いと感じました。
フックが細軸かつ鋭いので、食い込んだら向こうアワセで掛かっているような印象です。
バレにくい
やっぱりアシストフックが二つ付いているので、フッキング率が高くてバレにくいです。
両方のフックが掛かっていることも多く、実釣時もバレることはほとんどありませんでした。
ワームを付けても良い!
フックにワームを取り付けるもの良かったです。
ワームが大き過ぎるとネクタイに干渉するので、極小のワームがおすすめ。
仕掛け全体のボリュームが増すことと、着底時にフックが倒れ込むスピードが遅くなって根掛かりしにくいこともメリットです。
たまに絡まる
フックにネクタイが絡まってしまうケースが何度かありました。
だいたいは着水時に絡まっていて、絡まると藻が引っ掛かったような抵抗が生まれます。
そうなった時は少しロッドをシャクると外れますよ。
コンセプトに偽りなし
実釣で釣れたのはメバルとチヌでしたが、なんでも釣れて、オールマイティに使えるのは間違いないと思いました。
表層からボトムまでどんな場所でも探りやすく、レンジキープもしやすいので使いどころを選びません。
水深に応じてウエイトを使い分ければ、いろんな場所でいろんな魚が釣れるはずです。
ライトゲームの定番ルアーになるはず!
今回の検証で、ナノラバは本当に誰でも扱いやすく、よく釣れるルアーだと感じました。
低価格で、いろんな場所で使え、昼でも夜でも釣れるので、「とりあえずなんでも釣りたい!」という方には凄くおすすめです。
ライトゲームの範疇に収まらず、今回のようにチヌなどの大型魚も食ってくるので、いろんな魚との出会いがあると思いますよ!