往年の名作「ガンシップ36」
ライトゲームが大好きで年中メバリングやアジングに足を運んでいますが、その中でも凄く良く釣れるルアーがあります。
それはスミスが発売している「ガンシップ」というプラグ。
ガンシップには36mmモデルと45mmモデルがあるのですが、とくにガンシップ36がよく釣れるんです。
ガンシップ36のスペック
ガンシップ36にはフローティング仕様とスローシンキング仕様の2種類があります。
自重はフローティングが2.3g、スローシンキングが2.5gです。
ライトゲーム好きの方ならば、同クラスのプラグと比較して目玉が大きいことに気付きましたよね?
これは小イカを模しているらしく、リップの部分をゲソに見立てると、なんとなくイカにも見えてきますね。
低水温期&低活性時に効く!
他のプラグと比べてガンシップは、スレた個体や活性が低い状況に強い印象があります。
とくに厳寒期の水温が下がり切った渋い状況でも、しっかりとメバルを喰わせられるんです。
クリア度が高い
クリアカラーを光に当てるとよくわかるのですが、ガンシップは他のプラグと比べると内部構造が非常にシンプル。
そのため、同じようなクリアカラーでも、透け感が一回り強いのです。
透け感が強いと水馴染みが良いので、水中にぼやっと溶け込んでくれ、渋い状況やスレた魚にはもってこい!
メバルは色の濃淡を認識していると言われ、夜でもアミを認識して捕食しているため、筆者は透け感の違いも認識していると思っています。
流れの変化がわかりやすい
とくに低水温期は水中の変化、つまり流れの向きやヨレをしっかりと掴むことが大切です。
ガンシップはリップが大きくて抵抗を感じ取りやすいため、外洋の潮の変化はもちろん、湾内の微妙な流れの変化も伝えてくれます。
入力に対するレスポンスが○
ロッドアクションやリーリングの変化に対するレスポンスも非常に良いです。
とくにトゥイッチアクションへの反応は素晴らしく、短い距離でもしっかりとアピールさせられます。
大きなリップで移動距離を抑えつつ、キレのあるアクションが出るので、活性が低い状況でもリアクションバイトを狙えるのが良いですね。
ワイドに強く動く
大きなリップを活かした強いアクションもガンシップの持ち味。
スローに巻いてもワイドにお尻を振るので、ボトム付近に着く低活性なメバルにもネチネチとアピールできます。
筆者流の使い方
Fのライザーアクション
これはフローティングモデルを使用した釣り方です。
メバルを寄せるイメージでスローに巻いてきて、リーリングを止めてゆ〜っくりとロッドを上げるアクション。
ルアーをフワフワ〜と浮き上がらせ、水面へと逃げるベイトを演出します。
SSのデッドスローフォール
こちらはスローシンキングモデルを使ったアクションです。
ラインテンションを張った状態で止めてフォールさせるだけなのですが、ガンシップのスローシンキングはフォールスピードが凄く遅いので、かなりじっくり魅せられます。
活性が低かったり、メバルが沈んでいたりする時に有効な使い方です!
スラックジャーク→ステイ
ラインスラックを出し気味でロッドを強めに弾くと、一瞬でワープしたようなアクションが生まれます。
リトリーブ中に寄ってきたメバルがルアーを見ていると想定し、そのメバルにスイッチを入れるイメージですね。
アクション後のステイした瞬間にアタリが出ることが多いので、アクション後はラインを張らず緩めずの状態で待つようにしましょう。
デッドスローリトリーブ
デッドスローリトリーブでも大きめのリップがしっかりと水を掴むので、スローなアクションとも好相性です。
「これでもか!」というくらいに、遅く巻いて反応を得られることがありますよ。
オススメのカラー
グリッター系
グリッター系のラメが入っているカラーリングは外せませんね。
とくにアミを捕食している時には、クリアベースのラメ入りが効くことが多いです。
また、満月の時にもよく釣れます。
クリアーマーブル
スミスのルアーにはクリアーマーブルというカラーがあり、これがまた何故かメバルに効くんですよね。
筆者の仮説だと、青・赤・黄色の濃淡の違いが効いているっぽいのですが……正直、謎です(笑)
実績は抜群なので、カラーに迷ったら適度なアピール力とナチュラルさを兼ね備えたクリアーマーブルがオススメです!
喰い渋ったらガンシップ!
水温が低くて魚の活性にムラがある冬や早春は、ガンシップ36の強い透け感やアクションが強力な武器になります。
数あるライトゲーム用プラグの中でも、渋い状況で魚を引っ張り出す力が強いルアーなので、ぜひ使ってみてくださいね!