ソルトライトゲームには欠かせない存在

かれこれ10年以上、海のライトゲームをしてきた筆者ですが、必ずと言っていいほど持っていくルアーが一つあります。
その名は『ミニマル』。ブリーデンから発売されているエギ型プラグです。
年中様々なパターンに対応でき、安定した釣果をもたらしてくれる超優秀なルアーなのです。
ミニマル50を使用した実釣動画はこちら
唯一無二の”ミニマル”

プラグには、ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションといったジャンルがありますが……。
このミニマルはどれにも当てはまらないエギのような形状をしているプラグです。
既存のジャンルにはない、動きや操作性。もはや、ミニマルという独自のジャンルだと思いながら使っています。
製品名 | 全長(mm) | 自重(g) |
ミニマル エボロジー 50 シャロー | 50 | 2.6 |
ミニマル エボロジー 50 ノーマル | 50 | 2.6 |
ミニマル エボロジー 50 ディープ | 50 | 3.6 |
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 シャロー
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 ノーマル
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 ディープ
今回は旧作の「ミニマル50」というモデルを例に、ミニマルシリーズの使い方をご紹介します。
【水中映像】ミニマルの泳ぎ
ただ巻きでは動かない!?
ただ巻きでは、水平姿勢で直進するのみ。まっすぐと泳ぎます。
メバリングやソルトルアーゲームをされている方なら分かると思いますが、この水平姿勢な直進の動きがフィッシュイーターに劇的に効くんですよね。
トゥイッチアクションでは…「エギ?」
トゥイッチアクションでは、水中を跳ねてワープするような、まさにエギのような動きが出ます。
少しスラックを出しながらアクションさせると、綺麗に横っ飛びしてくれます。
あまり力を入れ過ぎると良いアクションは出ないので、軽めのシャープなトゥイッチを心掛けたいです。
根がかり回避能力高し

着底時フロントウエイトのため、頭を下げながら着底します。フック側は上方を向いているので、このまま着底させても、根がかりしづらいのです。
ちなみにこのフロントウェイト。ただ巻き時にも、障害物に先に当たりして、根掛かり回避をしてくれることがあります。
動きの弱さを活かして

ミニマルは、ただ巻きで十分釣れます。
とくにナイトゲーム使用時は、何も気にせずゆっくりと巻くだけで簡単に釣れます。
しかしながら、「ただ巻くだけ」といっても、さらに釣果を伸ばすコツがあるのです。
レンジキープを活かしてただ巻き

レンジキープ能力が非常に高いと感じます。
他のシンキングペンシルと比較しても、浮き上がりが抑えられるため同じ水深を引いてくることも容易に行えるのです。
ちなみに着水後カウントを取ってから巻き始めるときは、巻きスピードは潮の流れやリール、ラインの号数で変化するため、都度微調整をしてみてください。
バチパターンに劇的に効く

さまざまなメバリングのベイトパターンの中でも、とくにバチパターンでの実績が高いです。
大きく泳がないスイム姿勢が、バチの「スーッ」と泳いでいる様子に似ているためでしょう。
また遊泳スピードの速い赤バチパターンでは、ある程度早く巻いても泳がないミニマルをぜひお試しください。
プリプリ系で反応がない時

プリプリ系ルアーで反応が得られない時も、ミニマルの出番ですね。
ライトゲームでよく使う、シンキングミノー系やシンキングペンシルなどでは、どうしても口を使わないシチュエーションがあります。
そういった時は、ミニマルのただ巻きを試してみると、良い結果が得られることが多い印象です。
ダート性能を活かして

続いて、ミニマルの代表的なアクションでもある「ダート」を駆使した釣り方です。
リアクションの釣り

反射的に食ってくることも多い根魚狙いの釣りでは、ダートのような突発的な左右の動きで、スイッチを入れられることがあります。
とくにミニマルは、他のプラグでは出せないクイックかつ、左右へ広く動くダートアクションを出すことが可能です。
勿論ジグヘッドワームのダートでも釣れますが、ミニマルのダートの方がキャッチ率が高くなることも。ぜひ試してみてください。
頭から落ちるフリーフォールが魅力
フリーフォール時、ミニマルは海底に頭を向けながら落ちていきます。
アクション時もフリーフォール時も、常に進行方向に頭が向くようになっているのです。
光量が多くしっかりルアーを見てくる状況では、こういった細かなナチュラルさというのも重要になってくると思います。
月夜のボトムベッタリメバルの攻略に

月が明るいと全体的に魚って釣りづらくなりますよね。
メバルを例にすると、満月周りでは底べったりなことも少なく無いのです。
そういった場合には、デイゲームをしているというような考えで、ボトム中心にダートで攻めると反応してくることが多いですね。
カスタムマイズ性能も高い
このミニマルですが、カスタマイズ性能が高いことも魅力ですね。
そのままでも問題なく釣れますが、状況などに応じてチューニングすればさらに釣りがしやすくなることもあります。
元々がただ巻きではあまり動いていないので、動きを阻害する心配もなくカスタムとの相性もバッチリです。
ダブルフックでボトム

チヌやベッコウゾイなど、常に底中心に攻める場合は、ダブルフックにチューニングするのが良いでしょう。
またメバルの岩礁帯のデイゲームなどでも、根掛かりが確実に減らせるためオススメです。
筆者はボトムを攻めるときによく使う「ディープモデル」では、ダブルフックにチューンして使っています。
リアフックにフェザー

リアフックにフェザーを付けるのもオススメです。
動きの直進性をより高めてくれる効果と、リアクションで反射的に食ってきた魚に対して口にフックが入りやすくなります。
飛距離は落ちますが、フェザーのキラメキや艶かしさで反応しづらかった魚もたまに釣れます。
自分のタックルや攻め方に合わせたチューニングを探ってみてください。
1つのルアーで様々な攻略を!

色々なルアーがある中で、特徴的な形状から独特の動きが出せるミニマル。
他のプラグと比較しても、アングラー次第で出せる動きの数は圧倒的に多いです。
なんといっても、どんなシーンでも扱いやすく、安定した釣果をもたらしてくれるのはミニマルならではの魅力です。
今回の記事で気になられたら、ぜひタックルボックスにミニマルを追加してみてください。釣りの幅が広がるハズです。
今回紹介した製品
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 シャロー
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 ノーマル
ブリーデン ミニマル エボロジー 50 ディープ