寒チヌを食べてみた

では、実際に釣ってきた寒チヌを食べて、食レポをしてみます。
胃袋をチェック

クロダイを捌く時には、胃の内容物をチェックしてみましょう。
エビやカニが入っていたり、魚が入っていたりすると美味しいクロダイのサイン!
逆に、貝類が多かったら「少し臭いかも……」と判断し、臭いを消すような料理にするのがおすすめです。
まずは刺身で

クロダイは刺身で食べてもとっても美味しい魚です。
刺身に不安がある場合は、まず少しだけ刺身を作って、塩を付けて味見してみましょう。

今回釣ったクロダイは血合いもとても綺麗で、臭さみやえぐみは一切ありませんでしたよ!
2月〜4月に釣れるクロダイは、この旨味が特徴。美味しすぎ!
皮は湯引きに

美味しいクロダイは皮も絶品なのです。
脂が乗っているクロダイは、湯引きすると脂がお湯に浮いてきます。
ちなみに、皮から脂が浮く時は身も超絶美味しいですよ!

茹でた皮をネギとポン酢で和えれば、小鉢の完成です。
少し臭いを感じたら

少し臭うと感じたら、濃い味付けの料理にするのがおすすめ。
筆者のイチオシはハーブを使ったソテーです。
タイムという香草が魚の臭みを消しつつ、良い香りをさせてくれます。

ハーブソテーの他にも、お酒やニンニク、生姜を使った料理だと美味しく食べられますよ。
美味しく食べるための下処理のコツ!

では最後に、クロダイを美味しく食べるための下処理を解説します。
脳締め&血抜きは必須

釣った直後の処理として、脳締めと血抜きは絶対にしてください。
可能であれば、釣ったらすぐに内臓とエラを処理しておきましょう。
血合いの処理を入念に

腹骨の根本の黒い血合いは臭みの元です。
クロダイの肋骨は奥まっていて、血合いも取りづらいのでブラシで綺麗に洗い流しましょう。
水を流しながら、ゴシゴシするとどす黒い血が流れてくるので、水が綺麗になるまでゴシゴシしてください。

しっかりと洗い流しておかないと、切り身にするときに包丁に付着した臭いがそのまま身に移ります。
また、冷蔵庫での保管中にも臭みが回るので、血合いの処理は入念にしておきましょう!
美味しいクロダイを釣ろう!

クロダイに限らず、釣った魚がすべて美味しいわけではありません。
ですが、一般的に「美味しくない」と言われるクロダイでも、目利きと適切な調理ができれば美味しく食べられます。
クロダイはマダイにも勝るとも劣らない味なので、美味しいクロダイを見極めて食べてみてくださいね!






