じつはおいしい魚「クロダイ」
釣れた魚はできる限り食べたいと思っている、TSURI HACKライターの小林です。
さて、今回は臭い魚の部類に扱われることが多い「クロダイ」が主役。こちらをおいしくいただくための調理法を紹介してみたいと思います。
「とてつもなく臭かった」そんな理由から苦手意識のある方や、今まで一度も食べたことがない方にも。今回の記事が参考になればと思います。
釣れたクロダイは「居付き」OR「回遊」か?
☝︎こちらはおそらく「居付き」と思われる個体。体がどす黒くみえます。
クロダイをはじめとした、河口付近にまで生息している雑食系の魚を食べる場合、居付きか回遊かを見極めることがとても重要です。
経験上、居付きの魚であれば臭い可能性が高く、回遊系であればおいしくいただけます。
※血抜きはもちろん行うのですが、これには限界もあります。
☝︎「回遊」していると思われる個体は、シルバーに見えることが多いです。
居付きの場合は体色がどす黒く、回遊系はシルバーに近い色をしています。写真一枚目は完全に居付きのクロダイ。
一方で、写真二枚目は回遊系と思われるシャローに差していたクロダイ。
釣った場所も大きく関係するので、その限りではありません。河口や漁港で釣れたクロダイを食べる際の目安程度にはなると思います。
因みに過去、河口に居付いていたと思われる真っ黒なクロダイも食べたことがありますが……トラウマになりかけるほどの激臭でした(笑)
そのためにも、食べる目的でクロダイを釣る際には、持ち帰る前に身体の色を確認するようにしています。
クロダイの下処理と捌き方
上記を踏まえた上で、クロダイを釣った際には必ず血抜きをしておきましょう。
動脈が流れている箇所(エラ付近や尻尾の付け根)を切り、流水に浸けておけばバッチリ血抜きができます。
解体する際には内臓を傷つけないように気をつけましょう。
臭いが強いと、それが身にまで移ってしまうこともこともあります。包丁を入れる際は、くれぐれも注意してくださいね。