Q4. シンペン&ワームが難しい
ルアーの使い方について聞かれることは多いのですが、その中でも「シンキングペンシル・ワームが難しい」と言われることが非常に多いです。
恐らく、シンペンやワームが難しいと感じる理由は、引き抵抗(ルアーから伝わる情報量)が少ないために、「何をしているかわからない」という状態に陥っているからだと思います。
情報量を増やすためにできることは、ロッドやラインシステムを変更してタックルの感度を高めるか、そのルアーに慣れるか、以上の2つです。
ある程度やり込んでいる方にはどちらもオススメしますが、初心者の方には私はどちらもオススメしません。
少し極端に聞こえるかもしれませんが、初心者の方は一旦シンペンとワームを捨てて(諦めて)ください。
ヒラメとマゴチは、シーバスや青物ほどは偏食をしないため、釣り人のルアー選択にある程度は寛容な一面があります。
そのため、まずは無理をせずに自分が扱えるルアー(初心者の方はだいたいがメタルジグだと思います)でしっかりと釣り、経験値を稼ぐのがオススメです。
ルアー釣りはイメージが大切なので、まずは使えるルアーでしっかり魚を釣り、そこから苦手なルアーに挑戦した方が早く上達すると思います。
Q5. 一番釣れる時間はいつですか?
ヒラメが1番釣れるのはいつですか? デイゲームで釣れますか? ナイトゲームでも釣れますか?
こういった質問をよくお受けしますが、何も考えずに(時間以外の要素を無視して)ゴールデンタイムはいつかと聞かれたら、私は朝マズメと答えています。
恐らく、皆さんは「時合いがいつなのか?」を知りたいのだと思いますが、私が(とくに慣れた場所で釣りをする場合)一番大切にしているのは“地合い”という考え方。
地合いとは、時間ではなく潮位と地形がマッチするタイミングのこと。つまり、潮位と地形の関係性を考えて狙うことが多いです。
例えば、今の潮位は〇〇cmだからこのポイントは浅くなり過ぎてダメだけど、あっちのポイントは瀬周りにルアーが届くようになるからそこに行こう、といった具合いです。
答えを整理すると、単に時間だけで考えると食いが立つのは朝マズメ、ただし潮位によってポイントをセレクトすることの方が重要。
マズメでも、デイでも、ナイトでも釣れますが、大事なのは「地合い」だと覚えておいてください。
これらをマスターすればかなり釣りが楽しくなる!
さて、サーフフィッシングQ&Aと題して5つの質問に答えてみましたが、いかがでしたでしょうか?
まずはここを押さえておけばサーフの釣りが大分楽しくなると思いますので、ぜひ釣り場で実践してみてください。
また中級者編・上級者編も書いてみようと思うのでご期待くださいね。
筆者の紹介
目黒毅久
サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。
サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。