ヒラメ、釣れてますか?
近年サーフフィッシングの人気が高まっていますが、皆さん釣れていますか?
まだ始めたばかり。まだヒラメを釣った事がない。頑張っているけど釣れない。
そんな方々へ、しっかりと釣っていただくために3つのアドバイスをお送りします。
変化を探して撃つ
ヒラメが釣れる・釣れないの根底にあるもの。それは、魚が居るか居ないかです。
どんなに優秀なルアーを投げても、どんなに繊細なアプローチを仕掛けても、そこにヒラメが居なければ釣れる事はありません。
適当な場所にルアーを投げていないか? 反応がないのに同じ場所で投げ続けていないか? 一度、自問自答してみてください。
では、ヒラメがいる場所はどこなのでしょうか。
「離岸流を探せ」などと難しい事は言いません。周りを見渡して少しでも変化がある場所を見つけて下さい。
他と違って白波が立つ所、逆に波が立たない所、サーフを横から見て前に出ている所、奥まっている所、潮目が出る所、流れ込みがある所、ストラクチャーがある所、テトラ帯の脇等……
自分の目で見て少しでも変化がある所を探して撃って下さい。
変化がある所には他とは違う流れが発生します。そんな所に小魚が集まり、ヒラメが集まる事が多いのです。
周りをよく見る
周りをよく見るというのには、2つの意味があります。
まず1つ目は、先ほど言及した海をよく見て変化を探すこと。
海をみるコツは、波打ち際から少し離れて堤防の上等から見みることです。水際では気づけない大きな変化を見つける事ができます。
そして2つ目は、周りの釣り人を良く観察するということ。
他の人がどんな場所を選び、どんなルアーを投げ、どんなメソッドで釣ったのか? つまり、自分の周りで釣った方はどんなプロのウンチクよりも今1番役立つお手本なのです。
現に私も、フィールドにエントリーする際には必ず離れた位置から大きく海を見てポイントを決め、実釣中は他のアングラーの動きを良く見るようにしています。
この2点は意外なほど大きく釣果を左右するので、ぜひ実践してみて下さい。
粘る or ランガン?
変化を見つけたらそこで粘るべきか、それともランガンすべきかは難しい問題です。そこで、粘るか見切るかの私流の判断基準をご紹介します。
まず粘るべきなのは、単純に直近で1枚釣れた場合です。
魚は良い場所に集まる傾向があるため、1枚釣れたら同じ場所で手を変え品を変え撃ってみます。私の経験では、同じピンポイントから2時間で8枚のヒラメを抜いたなんてことも。
また、釣れなくともバイトが複数回出ている状況では粘ります。そして、一通り攻めて「出ない」と思ったら移動です。
また、ランガンしまくるのは悪い事ではないと思います。歩いて変化を探し、撃っては歩き、足で稼ぐのも戦略の1つです。
ただ、1番やってはいけないのは「前に釣れたから」と根拠なく粘る事。釣れたという過去の事実よりも、「その時何故釣れたのか?」を分析する事が大切です。
釣れていたタイミングは? ベイトは? 潮位は? 流れの向きは?
状況は日々変わるので過去に釣れた場所に固執し過ぎるのは避けましょう。粘るには粘るべき理由が必要です。
“何故釣れないのか”を考える
今回は3つのアドバイスをお送りしましたが、要するに、“釣れないは技術が低いから”という事ではないのです。
どんな凄腕アングラーでも魚が居なければ釣れません。逆を言えば、よく釣るアングラーはまず魚が居る場所を見つけるのが抜群に上手です。
魚の居場所を見つけ、その時の状況を判断して釣り方をアジャストさせられる方がどこに行っても釣る方です。
何故釣れないのだろう?
まずそこに思考が向いた方は釣果が伸びる可能性大です。
釣りは考えるゲームですから、大いに頭と足を使い、自分の目で見て経験値を増やしていきましょう。そうそれば必ず釣果が伴ってくるはずです!
筆者の紹介
目黒毅久
サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。
サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。