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シマノ エンカウンターの長期インプレ!〜コスパ最高すぎて2本も買いました〜

シマノエンカウンターはソルトゲームの対象魚としてとくに人気の高いシーバス・フラットフィッシュ・青物などをメインターゲットに据えたロッドシリーズ。リーズナブルであるにも関わらず、シマノの最新技術の多くを採用している点が最大の魅力です。今回は購入から1年間使ってみて感じたインプレッションをお届け!

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目次

記事内画像撮影:TSURI HACK編集部

シマノ エンカウンターの長期(1年間)インプレ!

シマノ エンカウンターのグリップ

結果から言ってコスパ最高でした

安物買いの銭失いなんて言葉がありますが……かくいう筆者も、安さに釣られて釣具を買っては、気に入らなくてすぐに手放す(売る)といった愚かなサイクルを繰してきたアングラーの一人。

そしてまた今回、安さに釣られて手を出してしまったのがシマノのエンカウンターなのですが……

編集部O
結果から言ってコスパ最高だったのです。

その証拠に1年間手放さず今なお現役。さらに同シリーズの別番手まで買い足してしまいました。

そもそも“シマノ エンカウンター”ってどんなロッド?

シマノ エンカウンターの全体

〇〇専用設計! というよりは、ターゲットをあまり絞らずにソルトルアーフィッシングを楽しみたいという方に向けらた製品。

ソルトゲームの対象魚として特に人気の高いシーバス・フラットフィッシュ・青物などをメインターゲットに据えており、リーズナブルであるにも関わらず、シマノの最新技術の多くを採用している点が最大の魅力です。

ハイパワーX

ハイパワーX

キャストやファイト中のネジレを軽減するハイパワーX仕様。ブランクスの外層をカーボンテープで巻き上げることで、ブランクスの性能を最大限に引き出してくれます。

CI4+のリールシート

CI4+のリールシートとスクリューナット

リールシートには上位機種に採用されるCI4+素材を採用。CI4+だから感度がすこぶる良い! と明瞭に感じたことはありませんが、軽量化に貢献していることは確かでしょう。

オールステンレスフレームSiCガイド

オールステンレスフレームSiCガイドのティップ部分

オールステンレスフレームSiCガイドのバッド部分

ガイドリングはオールSiC。サビや糸絡みに強いステンレスフレームKガイドを採しています。

豊富な魚種に対応するラインナップ

ラインナップは計13機種。8.6から11ftまでの細分化されたレングスが用意されています。漁港といった定番のスポットはもちろん、小規模河川・河口・サーフ・磯まで対応。

抜群のコストパフォーマンス

メーカー希望価格は20,800円〜23,600円 (税別)。実売価格は1万円台半ば〜後半といったところ。

同じくシマノのショアキャスティングロッドとして販売されているディアルーナ、ネッサBB、コルトスナイパーBBなどよりも価格が抑えられており、採用されている技術も大きく劣ることがない点も魅力的。

編集部O
勝手な想像ですが……

シマノの技術がてんこ盛りのお手頃価格なこのロッドで、人気魚種とエンカウント(遭遇)しちゃいなよ!

といったようなコンセプトかと思います(笑)

エンカウンターを選んだ理由

シマノエンカウンター

先の特徴であげたコスパ(価格と性能のバランス)に魅力を感じたのが大きな理由ですが、見た目の格好良さ(どんなリールにも合わせやすいシンプルなデザイン)もポイントでした。購入した番手は以下の通り。

S96MH

シマノエンカウンターとシーバス

秋。私のホーム(東京湾沖堤防)では、シーバスのコノシロパターンや青物が楽しめます。

タックルを沢山持って行きたくない私は、シーバスのビッグプラグも扱え、かつライトショアジギングでも使えるこの番手を選びました。

リールはシマノサステイン4000XGを合わせ、PE1.5号を巻いています。ジグウェイトはMAX60g、適合プラグウェイトは10~52g。使っていて気持ち良いのは30g前後のメタル系ルアー。

シマノエンカウンターと青物

硬さはMH表記にしては硬め。ブランクスはハリがあり、ダルさは皆無。その高い反発力でジグをキビキビと泳がせられるロッドかと思います。

グリップは脇に挟めますが、ライトショアジギングロッドと考えると少し短めな印象(リールシート位置410mm)。シーバスルアーの操作性を優先させた長さかと思います。

シマノエンカウンターとイサキ

とは言え、ライトショアジギングでも問題なく使え、離島遠征(主に堤防からのライトショアジギング )では一軍として活躍してくれています。

ロッド自体の自重は175gと軽量ですが、曲がるロッドが好みの方は、その硬さ(ハリ感)故に、シャクリ続けるのが気持ちしんどいと感じる事もあるかもしれません。

シマノエンカウンターとウェイキーブー

50g程度のビッグプラグ(ウェイキーブー ・アマゾンペンシル)などを背負うことも可能です。

S96ML

シマノエンカウンターとアイナメ

こちらも東京湾の沖堤防を想定して購入。MHロッド+4000番リール(重量級のタックル)では出せない操作性を求めて購入。

リールはシマノサステインC3000HGを合わせ、PE1号を巻いています。ロッド自重は140gで操作感も軽快そのもの。一日中振っても疲れません。

適合プラグウェイト6~32gなので、15〜20gあたりが投げていて気持ち良いです。

シマノエンカウンターとカマス

30gもキャスト可能範囲ではありますが、このウェイトを引いてくるには、気持ちパワー不足な印象。

28gの鉄板や30gのジグをメインで投げるという方はMパワーを選んだほうが無難かと思います。

こちらもブランクスはシャキッとした印象で、ダルさは皆無。MH同様、貼り感があるので、小さいシーバスはバラしやすいかも知れません。

グリップは脇に挟めますが、スーパーライトショアジギングロッドと考えると少し短めな印象(リールシート位置410mm)。シーバスルアーの操作性を優先させた長さかと思います。

エンカウンターの唯一ここが「う〜ん」

シマノエンカウンター96 脇に挟んだ様子

ロッドの印象というのは、使用者の熟練度・体格・好みによっても変わってくるので、あくまでいち参考程度にお考えください。

ショアジギングロッドと考えると

9.6ftのレングスにしては、グリップ長(リールシート位置410mm)が少し短めな印象です。これはシーバスロッドをベースに設計し、シーバスルアーの操作性を優先させた結果なのかな?と感じました。

※10ft台になると、グリップ長も長くなります。使用感も変わるかも知れませんので、気になる方はぜひお店で試してみてください。

お硬め

シマノの傾向とも言えますが、表記のパワーにしては硬めな印象を受けました。キャストの熟練度・体格・背負わせるルアーの重さにもよると思いますが、MH以上はロッドを曲げきって(ロッドの反発力をフルに活かして)キャストできる人は限られそうです。

キャスト時の飛ばし感、ファイト時の“曲がり”を楽しむ人にとっては、少し物足りないと感じるかもしれません。

「曲がるショアジギング ロッドが欲しい!」という方は若干値段は上がってしまいますが、以下がおすすめです。

シマノ エンカウンターのラインナップ

シマノエンカウンターとタチウオ

幅広い魚種をターゲットに活躍するエンカウンターは全13種類の豊富なラインナップが用意されています。ここではそれぞれのロッドが活躍するフィールドとターゲットを簡単に解説します。

S86L

小規模河川や港湾部におすすめの8.6ftモデル。ワームや小型のプラグ類などの食わせ重視の釣りにぴったりのロッドです。ストラクチャーをタイトに狙うシーバスゲーム向けのロッドです。

S90L

8.6ftモデルのレングスを伸ばした9ftモデル。ワームや小型プラグを遠投できるため、小中規模河川でのシーバスを狙ったウェーディングゲームなどにおすすめです。

S86ML

シーバスを狙う際に定番の10cm前後のプラグ類やバイブレーションなどの扱いに長けたMLモデル。操作性の高さを活かしてピンスポットにルアーをキャストしたいシチュエーションにもおすすめです。

S90ML

メタルジグからワームまで幅広い釣りに対応するオールラウンドモデル。ウェーディングから漁港での釣りまでこなすことができる汎用性の高さが魅力的。ライトキャスティングゲームの最初の一本としてもピッタリです。

S96ML

今回、筆者が追加で購入したシーバスゲームにおける定番モデル。河川から防波堤までさまざまなフィールドで活躍してくれるロッドです。

S100ML

テクニカルなMLモデルの中では遠投性能に特化した10ftモデル。MLの繊細さがありながら、防波堤を中心に河川やサーフまで対応できるロングロッドです。

S106ML

サーフや足場の高い防波堤などで活躍するロングレングスモデル。MLクラスの繊細さとレングスを活かした遠投性能はシーバスはもちろんフラットフィッシュにもおすすめです。

S96M

15cmクラスのプラグ類や50gまでのメタルジグも扱えるスタンダードな一本。シーバス・青物・フラットフィッシュ、なんでも良いから釣ってみたい! これから海のルアーフィッシング始めて見たい! というに方には最適な一本かと思います。

S106M

96Mのレングスを伸ばした10.6ftモデル。遠投性能をよりアップさせているため本格的なサーフゲームにぴったりの一本。フラットフィッシュはもちろんサクラマスやアメマスなどを狙った海でのトラウトフィッシングにもおすすめです。

S110M

シリーズでもっとも長い11ftモデル。大型のプラグや50gまでのメタルジグを遠投できるため遠投が必要なサーフはもちろん、足場の高い磯場などにもおすすめです。遠投先の情報を確実に伝える繊細な感度も魅力です。

S96MH

筆者が最初に購入したモデル。シーバスのビッグプラグはもちろん、60gまでのメタルジグを扱えるため、本格的なライトショアジギングにもおすすめです。

S100MH

大型のターゲットを想定したストロングモデル。メーターに迫るランカーシーバスや座布団ヒラメはもちろん、足場の低い磯場でのヒラスズキ狙いにもぴったりのロッド。

S106MH

シリーズでもっともレングスとパワーの高い106MHモデル。100MHに比べると操作性がやや劣るものの、足場の高い磯場などにもピッタリ。大型のターゲットと安心したファイトが楽しみたい方に。

エンカウンターはきっと銭失わない!

シマノエンカウンターとタマン

この1年間、文字通り様々な魚とエンカウント(遭遇)させてもらったシマノ エンカウンター。

「う〜ん」な点も書きましたが、シマノのテクノロジーがてんこ盛りで、オールSiCガイドの優等生ロッドが、実売1万円台半ば〜後半で手に入るとなれば、文句なしの合格点をあげられます。

シーバス・ショアジギング・フラットフィッシュを始めたいけれど、アンダー1万円のロッドだと使用感もそれなりだしなぁ……でも3万円は予算オーバー……。そんな方にはピッタリのロッドかと思います。

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