船からキスを狙ってみよう!
夏の好ターゲット、シロギス。
ちょい投げなどで堤防や砂浜からも手軽に狙えますが、船からもキス釣りが楽しめます。
本記事では、元釣具屋の筆者が船キスに必要なタックルや仕掛け、釣り方を解説します。
船キスのタックル
竿
アブガルシア 黒船 キス KKSS-180M
長さ2m前後、オモリ負荷30号までの船キス専用竿がおすすめです。
専用竿がない場合は、イカメタルロッドやひとつテンヤロッド、ティップランロッド、タイラバロッド、ライトゲーム系船竿などが代用できます。
ベイトロッドでもスピニングロッドでもできますが、投げやすいスピニングロッドがおすすめです。
リール
ダイワ レブロス LT2500S-H
リールはスピニングリールの2500番前後のものを選びましょう。
高価なものは必要ありませんが、長く使いたい方は防水性能が高いリールがおすすめです。
ライン
シマノ タナトル4 0.8号 150m
PEラインの0.6〜1号程度を150m以上巻いておきましょう。
リーダーは3号(12lb)前後を1ヒロ(約1.5m)ほど接続します。
船キスの仕掛け
船キスの仕掛けは、天秤仕掛けか胴付き仕掛けの2パターンです。
それぞれの特徴と選び方の目安を紹介します。
天秤仕掛け
ささめ針 ビクトル船キス B-222
船キスでもっともポピュラーなのが、広範囲を探りやすい天秤仕掛けです。まずは2本針の船キス専用仕掛けを選んでください。
魚の大きさに合わせられるように針のサイズは大小複数用意しておき、天秤の長さは15cmを目安にしましょう。
オモリは10〜30号を使用するのが一般的ですが、遊漁船や当日の状況によって異なる場合もあるので事前に確認しておいてください。
▼天秤
清光商店 弓型キス天秤 15cm
▼オモリ
第一精工 パックオモリ六角型 15号
胴付き仕掛け
オーナー 胴突船キス仕掛 F-3654
初心者の方には、天秤仕掛けよりも扱いやすい胴付き仕掛けがおすすめです。エダスが短い分、絡みにくくてアタリがわかりやすいことがメリット。
慣れている方は2本針、初心者の方は1本針がおすすめですが、活性が良くてキスが底から浮いている場合はとくに2本針が有利です。
胴付き仕掛けの場合は天秤は不要で、オモリの選び方は天秤仕掛けと同様です。
船キスのエサ
もっともオーソドックスなエサはイシゴカイです。頭から通し刺しにし、タラシを短めにカットするのがおすすめ。
エサはなるべくこまめに交換することが釣果を伸ばすコツです。
小型を避けて大型を狙う場合はアオイソメがよく効きます。
船キスの釣り方
着底させたら、竿先で仕掛けをゆっくり引いて止めるのを繰り返します。
仕掛けを浮かせすぎるとキスの喰いが悪くなるため、底から離れないように注意しましょう。
潮が流れている場合は、少しキャストして広範囲を探るのがおすすめです。
船下に流れが来る場合は、キャストすると仕掛けが絡むので足元を探るようにしましょう。
アタリがあればゆっくりと竿で聞き、竿を引くようにしてキスを掛けます。
船釣り入門に最適です!
船のキス釣りは、浅場の海底を狙うシンプルな釣りです。そのため、初心者の方でも手軽に楽しめ、船釣り入門にもイチオシ。
小気味の良いアタリが病み付きになるとても楽しい釣りなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。