ポイント選びのチェック項目
シーズンを理解したら、次に押さえるべきはポイント選びのコツです。
時期と場所を外さなければ、アオリイカを釣るのはそんなに難しくありませんよ。
釣果情報
アオリイカは春も秋も、だいたい毎年釣れる場所は同じです。
そのため、まだ経験が少ない方は必ず釣果情報をチェックするようにしましょう。
もちろん、直近の釣果情報がもっとも有益ですが、前年同時期の釣果情報も見逃さないようにしてください。
アオリイカはいる場所といない場所がハッキリしているので、初めは無理に自分でポイントを探すのではなく、素直に釣れている(釣れていた)場所に行くのが確実です。
スミ跡
釣り場に到着したら、まずはスミ跡の有無を確認しましょう。
アオリイカは釣られるとスミを吐くため、釣れた場所には必ずスミ跡があります。
スミ跡の濃さや乾燥具合を見れば、スミ跡の新鮮さ(いつぐらいに釣れたか)がわかるはずです。
イカを目視
とくに秋のシーズンインのタイミングは、港内にいるアオリイカを目視で確認することができます。
また、エギを追ってきたイカが見えることも多いため、偏光サングラスを掛けて注視するようにしておきましょう。
初秋に関してはアオリイカを見るチャンスが多いため、日中に釣行してポイントを探すのがおすすめです。
潮通し
アオリイカは基本的に潮通しが良い場所を好みます。
この傾向は大型ほど強く、生まれたばかりのアオリイカは港内で徐々に大きくなり、大きくなるに連れて沖や潮が通す場所に出て行きます。
そのため、初秋は港内が主なポイントですが、時間の経過とともに堤防の外側や先端、外洋に面した場所にポイントが移行するのです。
とくに秋のシーズンは潮通しが良いポイントを狙うことで、より大きなイカを釣ることができます。
藻やシモリ
アオリイカは捕食者であると同時に、青物などの被捕食者でもあります。
そのため、外敵から身を守る隠れ家となる藻場やシモリ(水中の障害物)が大好きです。
また、アオリイカはホンダワラやアマモなどの頑丈な藻に卵を産み付けるため、とくに春は藻の存在が重要。
なるべく高い場所から海中を観察したり、航空写真でシモリの位置を確認したりしましょう。
エサの存在
アオリイカはイワシやアジなどを好んで捕食するため、ベイト(エサとなる魚)が多い場所にはアオリイカも多くいます。
海面を覗いてベイトの有無を確認したり、サビキ釣りの釣果を見たりするとアオリイカとの距離が縮まりますよ。
時期と場所が最重要!
エギングをしているとエギのカラーやシャクリ方に注目しがちですが、もっとも大切なのは時期と場所です。
この2点さえ押さえてしまえばアオリイカを釣るのは難しくなく、初心者が2kgアップを連発! なんてこともザラにありえます。
逆に、時期と場所を外せば何をやっても釣れないので、「アオリイカは情報戦」だと思って釣行するようにしましょう!