エギングはアタリがわかりにくい

皆さんはエギングをしている時に、「シャクったらイカが釣れていた」なんてことはありませんか?
エギングは普通の釣りと違い、手元に明確なアタリが来ることが少ない釣りです。
でも、せっかくならアタリをしっかり感じて、バシッとあわせて釣り上げた方が楽しいですよね!
とっても繊細なエギング

エギングはシャクリやジャークなどの動作から、一見派手な釣りに見えます。
ところが、実際は細かいことで釣果に差が出る繊細な釣りなんです。
そこで今回は、エギングのアタリの種類やアタリの取り方についてご紹介していきます!
アタリの種類

エギングのアタリの出方にはいくつか種類があります。
その中でも、代表的なアタリを4種類ご紹介します。
竿先を引っ張られる

もっともわかりやすくて一番多いアタリが、竿先を引っ張られるアタリ。
エギのフォール中にググッと竿先を引っ張られたり、まるで引ったくっていくかのような激しい場合もあります。
手元にコツンとくる

まるで魚のように、手元に「コン」と伝わってくるタイプのアタリもあります。
いわゆる「イカパンチ」と呼ばれ、触腕でエギを突くような場合に多いアタリです。
すぐに合わせてもフッキングには至らないことが多く、イカがしっかりと抱きついたことを確認してから合わせる必要があります。
糸がたるむ

フォール中、まだエギが底に付いていないはずなのに、フワッと糸がたるむのはイカのアタリです。
その場合はイカがホバリングしながらエギを抱いていることが多く、着底と勘違いしてジャークすると“イカが乗っていた”ということになります。
糸が揺れる

この糸が揺れるアタリがもっともわかりにくく、見逃しがちなアタリです。
フォール中にラインが一瞬フッと揺れるアタリは、瞬間的にイカがアタックしていたり、イカパンチをしていたりと様々。
気付かずにいると、貴重なチャンスを逃してしまうかもしれません。
アタリを取れる構え方

明確に感じるアタリはどんな構えでも取りやすいですが、糸がたるんだり揺れたりするアタリは、しっかりと構えていないと取ることができません。
そこで、ぼくが実践している繊細なアタリを取りやすい構え方をご紹介します!
エンドを脇に挟む

ロッドのグリップエンドは脇に挟んで構えます。
脇に挟んでしっかりと固定することでロッドがブレなくなり、ラインの微妙な変化を感じやすくなるためです。
グリップエンドを肩に押し当てるようにしてもいいですよ!
グリップを握り込まない

ロッドは軽く持った方が圧倒的にアタリを感じやすいです。強く握り込んでしまっては繊細なアタリを感じることはできません。
グリップ部分を下から軽く支える程度に、フワッと持つことをおすすめします。
ティップは少し下向き

ティップは下げ過ぎず上げ過ぎずで、水平よりも30度ほど下に向けた角度で固定します。
下げ過ぎないことでラインが見やすく、よりアタリを見逃しにくいです。
ただし、足場の高さや風の強さによってアタリが取りやすい角度は変わるので、釣り場や状況に応じて試行錯誤する必要があります。
ラインとロッドは90度

ラインとロッドは大体90度くらいに角度を付けておきます。
角度がついた方がロッドにかかる重さや変化を感じやすいためです。
糸を摘んでもいい

リールから出ているラインを手で摘むのも有効な手段です。
ロッドだけでなくラインに直接触れることで、より繊細なアタリを感じることができます。
アタリを取れるだけじゃない!

アタリを取りやすい構え方は、ただアタリが取りやすくなるだけではありません。
根掛かりが減る

しっかりと構えることで、エギが着底する瞬間も感じやすいです。
エギが底に付いている時間が短くなるので、根掛かりが確実に減ります。
抱かせやすくなる

フォール中にしっかりとロッドを固定することで、エギのフラつきやブレが激減します。
ナーバスなイカほど、フォール中のエギのブレを嫌う傾向にあるので、ロッドを固定するだけで釣れるイカは間違いなく増えます!
エギングがもっと楽しくなる!

エギングは派手な動作が多い反面、かなり繊細な側面を持った釣りです。
そんな繊細な部分を感じ取り、イカを釣り上げることができたら、今よりもっとエギングが面白くなるはず!
皆さんもそんな繊細で奥深いエギングの世界にハマってみてはいかがでしょうか?