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スコーピオンMD 300XGLHをインプレ!中重量級ビッグベイトに推したいリールがある

筆者の釣りに欠かせないスコーピオンMD 300XGLH。

控えめに言ってビッグベイト用のリールに最高なんです。

このリールをなぜ溺愛しているのか、実釣インプレと共にお伝えしていきます!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

ビッグベイトリールはこれ一択です!

私のビッグベイトの釣りに欠かせないリール……それはズバリ、スコーピオンMD300XGLHです!

中重量級(3〜6ozクラス)のビッグベイトに最適なスペックで、ただ巻きで使うよりも積極的にアクションを加えるビッグペンシルやS字形ジョイントベイト、フラットサイドジャークベイト等でより性能を発揮します。

まずは、そのスペック面からチェックしていきましょう!

おかもち

おかもち

スコーピオンMD300は、ハンドルの長さが異なる2種類がラインナップされていますが、今回紹介するのはロングハンドル!
 
300XGLHの“LH”はロングハンドルを指します。

スコーピオンMD300XGLHのスペック

アルミボディ+真鍮ギアで安心のタフネス仕様

私がビッグベイト用のリールを選ぶ上で、最も重要視しているのがボディとギアの材質です。

スコーピオンMDは、アルミボディと真鍮ギアが搭載されています。

これは、シマノのフラッグシップであるアンタレスシリーズやカルカッタコンクエストシリーズと同様の組み合わせ。アカメ相手にも問題無く使用できるでしょう。

おかもち

おかもち

私にとって、ビッグベイトゲームはこの仕様がマストで、これ以外の選択肢はありません。

ビッグベイトのキャストに特化したスプール

スプールはベイトリールの性能を左右する重要な要素。こちらもビッグベイトにぴったりな仕様になっています。

まず、スプール径は43mmとシマノのベイトリールの中でも最大。この値はカルコンMDと同じでアンタレスMD(38mm)よりも大きくなっています。

スプール径が大きくなるほど大型のルアーに向いており、シマノのベイトリールの中で最も大型ルアーに向いているリールということを示しています。

もう1つ重要なのが22mmというスプール幅。

スプール幅が小さいほどレベルワインダーとの角度が小さくなるので、キャスト時の抵抗が小さくなり、より遠くに飛ばすことが可能になります。

スコーピオンMDと同サイズでビッグベイトの釣りに人気のグラップラーは、スプール幅が25mmなので、スコーピオンMDはよりキャストに特化させた性能を持っているということです。

十分なラインキャパシティ

PE5号を150m程度巻けるスプールは、ビッグベイトに必須のラインキャパシティを備えます。

私自身ジャイアントベイトと呼ばれる重量級ルアーは使用しないので、PE6号までしか巻きませんが、ジャイアントベイトを使用する人はスコーピオンMDにPE8号を巻いて使用する人もいます。

太いPEラインを巻いても実釣に問題ないラインキャパシティと言えるのではないでしょうか。

おかもち

おかもち

下巻き要らずで巻ける点も、面倒くさがりな私にとってはベストなラインキャパシティとなっています。

107cmの巻き取り量

ギア比は7.9でハンドル1回転あたり最大107cm。

積極的にアクションを加えるビッグベイトにぴったりなスペックで、最も重要な部分と言っても過言ではありません。

この巻き取り量の多さは、シマノのベイトキャスティングリールの中でもトップクラスです。

102mmのハンドル長

スコーピオンMDには、90mmのノーマルハンドルと102mmのロングハンドルの2種類がラインナップされていますが、私的にはロングハンドル一択

詳しくは実釣のところで後述しますが、ロングハンドルはビッグベイトの釣りにおいて、大きな恩恵をもたらします。

マッチするロッドの長さは

合わせるロッドについてですが、3〜6ozをキャストできるパワー、長さはショアなら7~9ft、オフショアなら5~7ft程度を基準に選ぶと良いでしょう。

リール自体が315gとタックルの重心が手元に残りやすいため、ロッドが長くても先重りしづらく、いろんなロッドに合わせられます。

そのため、ロッドの長さはシチュエーション重視で選択すれば問題ありません。

スコーピオンMD300XGLHを実釣インプレ

剛性・耐久性は文句なし

アルミフレームと真鍮ギアの組み合わせのおかげで、剛性や耐久性は抜群です。

ビッグベイトを1日投げ倒して操作するだけでもリールにかなり負荷が掛かりますが、全く不安を感じない使用感。

2年使用しており、シーバスをメインにアカメも数本キャッチしていますが、ファイト時の巻き取りに問題はなく、未だに快調です。

おかもち

おかもち

非常に安心して使用できるリールだと感じています。

太糸を十分に巻ける安心感はやはり大きい

ビッグベイトの釣りにおいて、十分なラインキャパシティがあるという安心感は計り知れません。

ベイトリールを用いたビッグベイトの釣りにおいて最大の敵は高切れ。高価なビッグベイトをロストしてしまうのは、アングラーにとって痛手の何物でもありませんよね。

使用するラインが細すぎることが高切れを起こす最大の原因なので、高切れを防ぐためには最低でもPE5号は巻きたい、と言うのが私の考えです。

太糸だと飛距離に影響が……と感じてしまう方も多いかもしれませんが、ベイトリールの場合、ラインが直線的に放出されるので、太いラインを使っても飛距離にはそこまで影響しないというのが私の所感です。

おかもち

おかもち

スピニングの釣りをメインにやってきている方は、ラインを太くすることで飛距離が落ちるという先入観を抱いている方が多いかもしれませんね。

1回転の巻き取り量が多くルアー操作が楽

大きなビッグベイトをしっかり動かそうと思ったら、それなりのエネルギーを与えないといけません。それも限られたロッドストロークの中で、瞬間的に。

その作業をロッドだけでやろうと思うと疲れるので、リールの巻き取りを活用することが重要です。この点に関しては、リールの巻き取り量が大きいほど有利と言えます。

107cm/1回転という大きな巻き取り量を誇るスコーピオンMDは、リールを回すたびにラインテンションを張らせることができるため、ロッドでアクションを加えた際、ルアーをよりダイナミックに動かすことができます。

また、ここまで大きい巻き取り量だと、リーリングだけでもルアーを動かすことが可能に。

おかげで、ビッグベイトを長時間投げ続けて、数少ないチャンスを確実に釣り切る集中力を持続できるようになりました。

おかもち

おかもち

巻き取り量の重要性は、スコーピオンMD300XGLHを使って初めて身に染みました。

長いハンドルがビッグベイトに相性抜群

この番手最大の特徴でもあるロングハンドル。

重量のあるビッグベイトを動かすのには大きなエネルギーが必要だと先述しましたが、ロングハンドルは小さい力で大きなエネルギーを与えることができます

これは「てこの原理」によるもので、ハンドルの中心(支点)からハンドルノブ(力点)の距離が長くなるほど“巻き取りが楽になる=パワーがある”ということ。

パワーが必要なビッグベイトの釣りでは、長いハンドルの方が巻き取りが圧倒的に楽で、瞬間的にリーリングを速めるアクション等がしやすくなります。

おかもち

おかもち

個人的にはもっとハンドルが長くても良いかなと感じているので、今後105mmや110mmのハンドルへの変更も検討しています。

コンパクトに握れるから1日投げ続けても苦じゃない

これだけのラインキャパシティを有するスプールだと、リールのボディも比例して大きくなる傾向にありますが、このリールはパーミングカップが非常にコンパクトに設計されているため握りやすいです。

力まずしっかり握れると、ビッグベイトの操作がよりしやすくなり、1日投げ続けても手が痛くなりにくいです。

おかもち

おかもち

コンパクトという恩恵は、ビッグベイトの釣りでより顕著に受け取ることができました。

ブレーキは慣れるまでちょっと大変かも……

ブレーキはSVSを採用。そのため、キャストフィールは非常に伸びがあり、気持ち良く投げられます。

しかし、外部ブレーキが無いため、DCやSVS∞といった他のブレーキよりも面倒と感じる部分があるのが正直なところです。

SVSは遠心力でブレーキシューを壁にぶつけ、その摩擦力で回転を制御する仕組み。回転速度によって遠心力に差が出るため、ブレーキ力が変動します。

それが遠心ブレーキシステム特有の伸びのあるキャストフィールを生み出すわけですが、一方でベイトリールに不慣れな方はバックラッシュしやすいとも言えるわけです。

ある程度ベイトリールのキャスティングに慣れた人向けのブレーキシステムと言えるかもしれません。

遠心ブレーキが苦手な方は要チェック!

遠心ブレーキが苦手な方に、私が普段使用しているブレーキ設定を紹介します。

ブレーキシューは8個のうち4個をONにします。

ポイントは写真のようにセッティングすること。ブレーキの掛かり方に強弱が生まれ、周期的に自動サミングするような効果があります。

遠心ブレーキ特有の伸びのある気持ち良いキャストフィールは少し損なうものの、バックラッシュのしにくさという点では効果がありますので、ぜひお試しください!

最高の実釣性能、最強のハイコスパリール

ビッグベイトにおけるリールの役割は重要です。

このスコーピオンMD300XGLHはビッグベイトの釣りに必要なスペックを満たしており、実釣における剛性・耐久性にも全く不満はありません。

それでいて2万円程度で購入できるので非常にコストパフォーマンスに優れたリールであると言えます。

ビッグベイト用リールにお悩みの方は、是非候補に入れてみてください!

    シマノ スコーピオンMD 300XGLH

    ギア比7.9
    最大ドラグ力(kg)8
    自重(g)315
    スプール径/幅(mm)43/22
    糸巻量ナイロン(lb-m)16-210, 20-160, 25-135
    糸巻量PE(号-m)4-180, 5-140, 6-120
    最大巻上長(cm/ハンドル1回転)107
    ハンドル長さ(mm)51
    ベアリング数BB/ローラ―7/1

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