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17スコーピオン

【インプレあり】17 スコーピオンDCを徹底解説!シマノの隠れた名機に迫る

シマノが開発するベイトリールの中でも人気DCシリーズ。中でも17スコーピオンDCは歴代のDCリールの中でも名機として人気があります。ブレーキ力をマイコンで意図的に制御することにより、ほぼノンサミングで投げられてしまうというDC機の中でも価格と性能が非常に高いバランスでまとまったリールを徹底解説します。

目次

アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

スコーピオンシリーズとは

スコーピオンDC

「スコーピオン」とは、1990年から発売されているシリーズです。これまでに、リールだけに留まらず、ロッドなどにおいてもスコーピオンの名がつく様々な製品が販売されてきました。

実は、現在のフラグシップモデルである「アンタレス」や、上位機種である「メタニウム」なども、初めは、このシリーズの一ラインナップとして販売開始されたものです。

2018年現在、スコーピオンシリーズには、「17スコーピオン DC」をはじめ、「スコーピオン」「スコーピオンBFS」の3機種が現行のリールとして販売されています。

DCブレーキってそもそもなに?

DCブレーキ

出典:楽天市場 ※画像はイメージです。

ブレーキシステムの主流である、遠心ブレーキやマグネットブレーキといったブレーキシステムは、基本的な仕組みとしては、回転数に応じてブレーキ力を変化させて行くもの。

対して、DCブレーキはマイクロコンピューターがスプールの回転数を感知し、最適なブレーキを自動でかけてくれるという、シマノ独自のブレーキシステム

驚くほど、バックラッシュがしづらく、飛距離も非常に伸びやすいブレーキシステムです

DCが安価で使える「17スコーピオンDC」

17スコーピオンDC
出典:楽天市場

「17スコーピオンDC」の魅力を語る上で、外せないのが価格設定でしょう。

「アンタレスDC」、「アンタレスDC MD」、「エクスセンスDC」、「メタニウムDC」など、DCブレーキを搭載している機種はどれも5万円を超える価格設定ですが、「17 スコーピオン DC」は、3万円台という安価な価格設定。

また、性能面で比較しても、上位機種である「メタニウムDC」と同じ「I-DC5」という「DC ブレーキ」が搭載されているなど、全く妥協がない仕様となっています。

 

製品名ブレーキ種別定価
スコーピオンDCI-DC541,250円(税込)
アンタレスDC MD4×8 DC (MD TUNE)83,600円(税込)
アンタレスDCNEW 4×8DC83,600円(税込)
エクスセンスDC4×8 DC (EXSENCE TUNE)81,400円(税込)
メタニウムDCI-DC563,580円(税込)

17スコーピオンDCに搭載されているDCブレーキの特徴

I-DC5

「17スコーピオン  DC」に搭載されているDCブレーキの種類は、「I-DC5」です。

このブレーキシステムは、ラインの種類によって調整を行う3段階の内部ダイヤル「F/N/P」、ルアーウェイトに合わせて調整を行う5段階の外部ダイヤル「1〜4 A(オート)」を適宜変更することにより、最適なブレーキをかけることができます。

内部ダイヤルに関しては、ラインを巻き替えた時にセットをしてしまえば良いので、外部ダイヤルの5段階調整だけで、最適なブレーキ調整ができる仕様に。

できるだけ早めにルアー交換〜キャストまでの動作を早められるだけでなく、初心者でも非常に扱いやすいベイトリールです。

上位機種に搭載されているDCブレーキとの違いとは

4×8DCブレーキ出典:楽天市場

「アンタレスDC MD」、「アンタレスDC」、「エクスセンスDC」に搭載されているDCブレーキについても簡単にご紹介します。これら3機種にはそれぞれのリールに合わせてチューニングされた「4×8DC」と呼ばれるシマノ最新式のDCブレーキが搭載されています。

「4×8DC」は、ルアーウェイトに合わせて細かな変更を行う8段階の外部ダイヤルと、4段階の内部ダイヤルによってブレーキ調整を行うことができます。この内部ダイヤルには、「I-DC5」と同様にラインの種別ごとに変更する3段階の調整に加え、それぞれの機種ごとに最適なモードが用意されています。

エクスセンスDCの場合、追い風の環境化でさらに飛距離を伸ばすことができる「XPモード」。「アンタレスDC MD」「アンタレスDC」の場合、ヘビーリグを遠投するための「XBモード」「Xモード」が搭載されています。DCブレーキをさらに使いこなしたいという方におすすめの製品です。

17スコーピオンDCの気になるスペック

17スコーピオンDC

撮影:TSURI HACK編集部

「17スコーピオン DC」は、DCブレーキが使えるだけの機種ではありません。タフなフィールドでも最高のパフォーマンスが引き出せるようシマノが誇る 、様々な技術を搭載しています。

ボディー

17スコーピオンDCのボディー

撮影:TSURI HACK編集部

光沢感のある黒色のボディーは、「HAGANEボディ」という高い剛性を持つ金属素材を使ったボディーが採用されています。不意の衝撃にも耐えることができるだけでなく、強い力によるたわみが少なくなるため、アングラーが加えた力を最大限”巻き”の力に変換することができます。

ギア

17スコーピオンDCのギアボックス

撮影:TSURI HACK編集部

大型のギアを最適な箇所に配置した「X-SHIP」を搭載しているため、アングラーの巻いた力をスムーズギアに伝達することができ、軽やかな巻き心地を体感できる仕様になっています。

スプール

17スコーピオンDCのスプール

撮影:TSURI HACK編集部

「S3Dスプール」というスプールが採用されています。このスプールは、高回転時でもガタつきや、スプールの回転のムラが起きにくく、キャストの安定性が高まるといった技術です。さらにスプール軸を支える箇所は、2つのベアリングのみで支える「スーパーフリースプール」という技術が採用されています。飛距離、安定性の双方を両立させた機構と言えるでしょう。

ソルト対応

17スコーピオンDCの内部

撮影:TSURI HACK編集部

各所に配置されているベアリングは、腐食作用に抵抗する酸化被膜を表面に形成させた素材で形作り、内部での塩の結晶化を抑えるために防錆素材でシーリングした「S A-RB」を採用。シーバスをはじめ、ロックフィッッシュゲームなどで使うことができます。

17スコーピオンDCのラインナップ

「17スコーピオン DC」は、1回転67センチ巻くことができるノーマルギア、1回転77センチ巻くことができるハイギアの2種類。また、右巻き、左巻きの双方から選ぶことができるので、自分のスタイルにあった製品を選んでみてください。

シマノ (SHIMANO) ベイトリール 17 スコーピオン DC

■ノーマルギア
ギア比:6:3
自重:215g
最大ドラグ力:5.5kg
ナイロン糸巻量 (lb-m):12-120/14-100  

■ハイギア
ギア比:7:2
自重:215g
最大ドラグ力:5.5kg
ナイロン糸巻量 (lb-m):12-120/14-100

みんなが実際に使ったインプレは?

TSURI HACKが独自に調査した17 スコーピオンDCのインプレをまとめてご紹介!

初心者でも使いやすい!
ベイトリールを新しくしようと思い、こちらを購入しました。シマノのDCブレーキは初めてですが、使ってみたところとても使いやすいです。よく飛んでバックラッシュもしにくくて、見た目もカッコいい。DCブレーキも調整しやすいので初めてでも安心です。投げた時のDC音がなんとも心地良いです。巻き心地もなめらか。これからもっともっと使い込んでいこうと思います。

出典:TSURI HACKタックルインプレッション

音が最高
このリールは、10g以上のルアーを扱うのに長けていると思います。逆に言うと10g以下のルアーはほぼ投げれません。

個人的な意見ですが、このリールはブレーキを最小にしてもブレーキが過剰にかかっていると思います。なので、ビッグベイトや20g以上のルアーでしか使っていません。
その代わりバックラッシュはほとんどありません。それがいいところだと思います。あと、比較的安価でDC音を楽しめるのも強みだと思います。

出典:TSURI HACKタックルインプレッション

ソルトでもめちゃ使えます
0.4~3号PEで、アジやメバルからシーバス、ライトショアジグのイナダやカンパチ、ナマズからレンギョや鯉までなんでもストレスフリーで投げられます。 ただ、スプールがやや弱いようで、ドラグ以上のドラグを指などでかけると歪みました。 メーカーのドラグ以上にかけたので仕方ないですが。

出典:TSURI HACKタックルインプレッション

コストパフォーマンス、汎用性抜群!
DCリールにして新品でも販売店によっては2万円前後で購入可能なコストパフォーマンス、もちろん性能もしっかりしていてキャスト飛距離はノーマルリールに比べ格段に伸びます。
加えてメンテナンスを行えば海水でも問題なく使えるので、対象魚種によってラインを巻き替えれば様々な釣行に対応してくれます。

実際私もバスフィッシング、キジハタ等のロックフィッシング、フラットフィッシュ狙いのサーフゲーム、手漕ぎボートからのタイラバで使用しています。
2万円前後でこれだけの釣りに対応できるDCは週末パパさんアングラーには強い味方です。

出典:TSURI HACKタックルインプレッション

小型から中型のルアーまで大体投げれる
自転車釣行がほとんどなので、タックルを釣り場にあまり持ち込めず、一つのタックルで色々なルアーを投げるのですが、その際に外部のブレーキダイヤルを少しいじるだけでロッドによってはほとんどのルアーを投げれます。

例えば、ミディアムライトのロッドでは1番軽くて5gくらいまでいけました。そして、DCブレーキなので風にも強く、よほどのキャストミスをしない限りはバックラッシュはしないですし、したとしても軽度のものです。

ボディーもアルミなので、剛性も悪くなく、漁港のテトラ帯で44.5cmのクロソイがかかった時もボディーがたわむような感じはなく、安心して巻いてこれました。

不満があるとすれば、ハンドルが短いので、少し巻きにくいのと、飛距離が少し伸びない感じがあります。
ですが、DCブレーキ特有のDC音は聞いていて気持ちいいですし、ブレーキの調整も簡単で、とても快適に釣りが楽しめているので、僕はとても満足しています。

出典:TSURI HACKタックルインプレッション

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DCブレーキを手に入れよう!

スコーピオンDC装着イメージ

誰もが一度は経験したことがあるバックラッシュ。ここぞという時にバックラッシュをしてしまい、釣りにならなかったという経験をしたことがある人もいるのではないしょうか。

このバックラッシュを劇的に改善できる可能性を秘めたDCブレーキを安価で手に入れることができる「17スコーピオン DC」。バックラッシュ知らずのベイトリールライフを手にしてみませんか。