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ホバスト徹底解説。“フワフワ”アクションで一撃!低水温期に効くNEWメソッドとは?

低水温期の気難しいバスにも口を使わせる「ホバーストローリング」、通称ホバスト。移動距離を極力抑えた表層デッドスローアクションのNEWメソッド。相模湖の実釣でアクションを検証し、リギング方法やおすすめワームをまとめました。近い状態のバスを狙える「ミラリグ」もご紹介。

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目次

ホバーストローリング(ホバスト)とは

ホバストの基礎

ホバスト

ホバーストローリング」とは、ホバリング(浮遊)とストローリング(漂う)を組合せた造語。小型で浮力の高いベイトフィッシュ型ワームを使用し、中層をふわふわと漂わせるリグのことです。

ルアーが前方に進もうとする力を極力抑えたセッティングがキモ。ラインスラックをうまく操りワームをシェイクさせることで、「i字形」の動きに誘いのアクションを加えることができます。

実際に、どのようにすれば移動距離を抑えたアクションになるのか、相模湖でテストしてきました。

ミドストとの違い

ミッドストローリング セッティング

ホバストによく似た、ミッドストローリング(ミドスト)と呼ばれるメソッドが存在します。ミドストは軽めのジグヘッド(0.6、0.9、1.3グラムぐらい)を使用し、一定レンジを中層スイムさせるテクニック。

ホバストも、一定レンジを中層スイムさせるという点では変わりがないのですが、より軽量なシンカーで前方への移動距離を極力抑えたメソッドがホバスト、ということになります。

ikahime
ミドストはキャストアキュラシーに優れていて、より広範囲を探れます。

ホバストのフック

アイが90度に曲げられたフックがキモ

ホバスト フック

最大のキモとなるのは、「ジグフック」と呼ばれるアイが90度に曲げられたフックを使用することです。(アイ角度が60度程度のフックもあり)

これにより、オフセットフックなどと比べ、ボディに対し後方にフックアイが位置するようになるため、ラインで引っ張られた際に前進する力が弱まります。

ikahime
専用フックも販売されていますが、ジグヘッドのシンカー部分を取り除いて代用することもできます。

おすすめホバスト用フック①:DECOY ワーム153 F.F.フック

デコイ ホバスト フック

今回は、カツイチ(KATSUICHI) DECOY ワーム153 F.F.フック #2 を使用。こちらは前方60度アイの形状です。

ダブルガード仕様で、カバー周りでも対応可能です。オープンウォーターで使う場合にはカットすることでワームキーパーとしての役割を果たします。

ikahime
ワームズレが一切なく快適な使用感でした。

おすすめホバスト用フック②:リューギ ホバーショット

リューギ ホバーショット

より移動距離を抑えた90度アイのリューギ ホバーショット。こちらもワームキーパー付きでワームがずれにくい仕様です。

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一説によると関西発祥が90度アイ、関東発祥が60度アイなんだとか。

 

>>Next Page:ホバストのセッティングとおすすめワーム

ホバストのセッティング

ホバスト セッティング

フックセットは、ワーム上部を薄くかすめるようにまっすぐセット。

ホバスト セッティング

シンカーはごく軽量のネイルシンカー(0.3gぐらいが基準)を頭に挿入します。リグ自体シンプルで特に難しいことがないのが嬉しいですね。

ikahime
縫い刺ししてもOK。その場合、ワームズレを最小限に抑えることが出来ます。

ホバストおすすめワーム

ティムコ PDLスーパーホバリングフィッシュ 3インチ

ティムコ PDLスーパーホバリングフィッシュ 3イン

ティムコからホバスト専用としてリリースされた、スーパーホバリングフィッシュ。テール部分が非常に軟質で、中層を漂わせるとピロピロと繊細な波動でアピールしてくれます。

O.S.P マイラーミノー2.5インチ

O.S.P マイラーミノー2.5インチ

ホバスト提唱者の山岡計文氏が使用しているO.S.Pのマイラーミノー2.5インチ。シンプルなピンテール形状がピリピリと震えて誘ってくれます。

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ホバストのワーム全般に言えることですが、できるだけ浮力のあるワームをチョイスするのがポイントです。

ミラリグにも注目!

ミラージュスティックのミラリグ

ミラージュスティック

ホバストは「表層での超デッドスローアピール」ですが、同様に表層での移動距離を極力抑えたアプローチである、「ミラリグ」にも注目です。

プロフェッサー フィッシングサービスからリリースされているミラージュスティックを、小さなマスばりと、ごく軽量なネイルシンカーでリギング。

ミラージュスティック 釣果

私が今シーズンやり込んだリグでして、これまで狙い切れていなかったバスを多く釣ることができました。実感として、ホバストで狙えるバスに近い状態のバスを釣ることができるリグだと感じています。

ダウンショットリグやノーシンカーを見切る狡猾なバスもミラリグの「フワフワ」は新鮮らしく、とにかくバイトが多いというのが実感。

低水温期の気難しい時期でもバイトを得られる、というところも両者共通です。

ikahime
ミラリグを取り入れてから、デコが少なくなりました。

ホバストで中層攻略

ホバスト

新しいメソッドということで、バスから見て新鮮なのも釣れる秘密だと思います。

とはいえメディアで大きく取り上げられたのでこれから取り組むアングラーも増えるので、いち早く取り入れることで美味しい思いをすることができるはずです。

ikahime
これまで狙い切れてなかったバスから反応が得られるのは間違いありません。難解な時期の気難しいバスをGETしましょう。以上、ikahimeでした。

 

撮影・文:ikahime

ライタープロフィール


ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

 

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