ジグストとは
“ジグスト”はキムケンこと、木村建太氏が推奨するラバージグの新たな使い方。バスフィッシングの本場アメリカが発祥のメソッドで、カバーからオープンウォーターまで場所を問わずにハイアピールで探っていくことができ、かつ食わせも行いやすいテクニックです。本記事でジグストをマスターし、早速試してみましょう。
ジグストのやり方&コツ
その実釣能力の高さから誰もがマスターしたくなるジグスト。上手くアクションをさせてバスにアピールするには、そのやり方を理解しておくことが重要です。ここではジグストのやり方とちょっとしたコツをご紹介します。
ジグストのやり方
ジグストはラインスラックを出した状態のままラバージグを中層でアクションさせます。ロッドで強めのシェイクをイメージしながら、一定のリズムでアクションさせてみてください。ラインを張ったらすぐに緩めることを素早く繰り返すのがポイントです。
常に強めのシェイクをするので、手首への負担が掛かります。スイミングでの探りと織り交ぜていく事をおススメします。
ジグストのちょっとしたコツ
ジグストでおさえておきたいポイントは“巻き過ぎない事”。リールで巻き取るのは余分なラインスラックだけにしておくことで、上手くアクションさせることができます。
ラインを巻き取り過ぎると、通常のスイミングアクションになってしまいますので注意しましょう。
ジグストならではの強みとは?
キムケン曰く、ジグストは釣り方が幅広く、どんな水質でも使える便利なテクニックとのこと。具体的にどんなシーンで有効なのでしょうか? ご紹介するシーン以外にもいろいろ試してみると、予想外な所で真価を発揮するかもしれません。
サーチベイトとして優秀
広くサーチするには、チャターベイトやスピナーベイトが効果的ですが、少しルアーの波動を弱めたいときにピッタリです。
スイミングジグよりもアピールが強いので、強すぎず、弱すぎないのがジグストの強みでしょう。
カバーからフラットエリアまで広く探れる
カバーからフラットエリアまで、場所を問わずに広く探れることもジグスト大きなメリットです。
ラバージグの強みを活かしてカバーの最奥をフォールで探り、オープンエリアに出てきたらジグストで広くサーチするといった使い方ができます。レンジも表層付近からボトムまで探っていけることも大きなメリットですね。
動かし続けるため、フッキング率が高い
ジグストの意外な強みがフッキング率が高いこと。ラインスラックを出したままでアクションさせるのでバスが吸い込みやすく、浅いバイトでも、ルアーが動き続けるので追い食いしてきます。
ジグストでは呑まれる事もあるので、歯でラインを切られないように少し太めのラインを巻いておきましょう。
ジグストに適したラバージグ&トレーラー
ジグストは、どんなラバージグでも行うことができますが、どんなセッティングが良いか分からない方に向けて、ここではジグストに適したラバージグとトレーラーをご紹介します。まずはこちらのラバージグとトレーラーの組み合わせからジグストを試してみてください。
カバーからオープンウォーターまで攻略できるラバージグ
大きなツメで水を撹拌してバスにアピール
強い動きが特徴のハイアピールなシャッドテールワーム
ジグストのタックルセッティング
今までのラバージグの使い方とは違うアクションを行う新メソッドのジグスト。ジグストを上手に行うにはどんなタックルセッティングがよいのでしょうか? ここではジグストのタックルセッティングについてご紹介します。
タックル
ジグストでは10グラム以上のラバージグを使用するため、ベイトタックルがマストになります。ジグストで特に重要となるのがロッドです。ヘビー以上のガチガチなロッドだとティップの反動が少ないため、シェイクし続けるとすぐに疲れてしまいます。ミディアムヘビー以下でティップが少し入るようなロッドがジグストに向いています。
ジグストに適したライン
ジグストは巻きものの釣りとは異なり、アタリがダイレクトに伝わってこない場合があります。またバスがラバージグを深く吸い込むことも多いので、ラインブレイクを防がなくてはなりません。
そのためジグストではフロロカーボンラインを使用するのがよいでしょう。太さに関しては20ポンド程度を使ってみるのがおすすめです。
ジグストを早速試してみよう!
ジグストは、ちょっとしたコツが釣果を左右するテクニック。特にリールを巻き過ぎないようにすることがポイントで、多くの人が巻き過ぎているのでそこに注意してみると早くマスター出来ることでしょう。ぜひ本記事の内容を参考に、ジグストを試してビッグバスを釣り上げてみてください。