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【超名作】ゲーリーグラブの奥深き魅力。もはや投げるだけで釣れる?おすすめリグと使い方を解説。

王道のワーム、ゲーリーヤマモトのゲーリーグラブ。時代を超えた釣れっぷりを見せてくれる超名作ですが、改めてその魅力にせまります。ゲーリーグラブはなぜ釣れるのか?その理由を考察。さらに各サイズごとの特徴やおすすめリグなども合わせてご紹介します。

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目次

ゲーリーグラブについて

ゲーリーグラブ
ゲーリーヤマモトのゲーリーグラブ

名作中の名作、もはや説明不要とも言えるマスターピース。バスアングラーであれば誰しも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

流行の釣りを追いかけてばかりいると、出番が少なくなっているのも事実。しかし、秘伝の「高比重ゲーリーマテリアル」による釣れっぷりは、時代を問わず不変です。

汎用性が高いのも魅力で、タダ巻き、完全放置、ボトムズル引き、イモ化など……様々なメソッドに対応してくれます。

ikahime
今回は、そんな「ゲーリーグラブ」について掘り下げてみたいと思います。

ゲーリーグラブの特徴

マテリアルが生み出す存在感&テールの波動

ゲーリーグラブ ジグヘッド

☝︎ジグヘッドに装着されたゲーリーブラブの美しきこと……。

まずは何と言っても高比重のゲーリーマテリアルによるファットなボディ。非常に多くの塩を配合することで比重を高めたマテリアルです。

ゲーリーワームが釣れると言われる理由

  1. 淡水域の魚であるブラックバスは本能的に塩分を欲する
  2. コロコロと湖底に転がり続けて誘ってくれる
  3. 生命体(小魚など)の比重に近い

※諸説あります。

上記に加え、グラブならではの「テールから発する波動」。これによってスティックベイトなどにはない、タダ巻き時のアクションが生み出されます。

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シンプルな形状のワームですので、特徴らしい特徴はそれだけです。しかしそれこそが傑作たる所以、といったところでしょうか。

サイズごとの特徴

ゲーリーグラブ ラインナップ

☝︎左から) 2インチ / 3インチ / 4インチ / 5インチ / 4インチダブルテール

一口にゲーリーグラブと言ってもさまざまなサイズ展開がありまして、サイズごとの特徴や使い方をまとめていきます。

2インチグラブ

ゲーリーグラブ 2インチ

シリーズ最小サイズ。個人的にはラージマウスバスにはあまり使う機会は少なく、スモールマウスバス用としてシルクワームやヤマセンコー2インチとローテーションして使うことが多いです。

ゲーリーグラブ 2インチ

リグはダウンショットリグやライトキャロなど。単体ですと軽量すぎて、ノーシンカーには向いていません。

小さいからといって、アクションは犠牲になっていないのがいいところ。“ピッ”とロッドアクションを加えると、しっかりとテールをピロピロ動かしてくれます。

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海の小物釣りや、ブルーギル、子バス狙いなどにも有効です。

3インチグラブ

ゲーリーグラブ 3インチ

3インチグラブもそれなりに小さいですが、2インチよりも汎用性を求めるならこちらのサイズ

ゲーリーグラブ トレーラー

キャロ、スプリットショットはもちろん、ジグヘッドやスモラバのトレーラーとして使うのに適したサイズ感。子バス狙いで数釣りを楽しみたいときや、食いシブった状況で有効です。

4インチグラブ

ゲーリーグラブ 4インチ

アングラーの間で“ゲーリーグラブ”と言えば、こちらの「4インチグラブ」を指すことが多いかと思います。

ゲーリーグラブ 4インチ

☝︎左)3インチ  右)4インチ

3インチと比べてボディの体積はグッと増えて、ノーシンカーでも扱いやすくなります。ボイル撃ちやグラビンバズ(表層引き)が可能です。

また、シンカーを使った釣りも多彩でテキサスリグ、スプリットショット、ライトキャロ、ジグトレーラーなど様々なリグに幅広く対応してくれますね。

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なんと、カラーは100種類以上ラインナップされているというから驚きです。

スーパーグラブ(5インチ)

スーパーグラブ

意外と知られていない事実ですが、日本に最初に入ってきたのがこの5インチグラブ(スーパーグラブ)なんだそう。

4インチグラブとの違いは、ボディサイズは少し大きいくらいですが、テール部分の面積がかなり広くなっていますね。
スーパーグラブ トレーラー
ラバージグのトレーラーに使用すると丁度良いですね。リフト&フォールすると、大きめなテールがラバージグのスカートからはみ出て、フォール時にピラピラとアピールしてくれます。

ステイさせれば、バルキーなボディ部が“ふわっ”と開いたラバースカートからチラ見え。釣れる明滅効果を発揮してくれます。

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5インチスーパーグラブは、現在ティムコさんの扱いとなっています。4インチグラブではちょっと物足りないと感じたときなど、出番が多いワームです。

4インチ ダブルテールグラブ

ゲーリー ダブルテール

番外編!? こちらは派生とも言える、4インチのダブルテールグラブ

ゲーリーグラブ トレーラー

ラバージグのトレーラーとしてぜひ使ってみてほしい一品。ダブルテールの強烈アピールが、ラバージグの強さにベストマッチ。めちゃくちゃ良く釣れます。

>>Next Page:ゲーリーグラブのおすすめリグと弱点

ゲーリグラブのおすすめリグ

ノーシンカー(グラビンバズ)

グラビンバズ

グラビンバズとは、水面でグラブをタダ巻きし、しぶきを上げながらバズベイトのように巻いてくるメソッド。

水面上で、テールからちょろちょろと飛沫を発生してくれます。スナッグレス性能が高いので、アオコや浮ゴミなどが堆積したエリアでも引いてくることができます。

テキサスリグ

ゲーリーグラブ テキサスリグ

バレットシンカーを合わせたテキサスリグ。無駄なパーツが少ないのでするりとカバーを抜けてくれます。シャッドテールのように中層をタダ巻きしてもいいでしょう。

ジグヘッドリグ

ジグヘッドリグ

5g前後のジグヘッドを装着したジグヘッドリグ。ちょっぴりオールドスクールなリグですが、その実力は健在。

シンプルにただ巻きするだけでバスが釣れるメソッドで、初心者にバスを釣らせたいときにも有効ですね。

スプリットショットリグ

スプリットショット

スプリットショットとも相性が良いゲーリーグラブ。シンカーとワームの「動きのタイムラグ」を上手く利用しながら使うと効果的。

ボトム着底後、高比重マテリアルがコロコロと落ちることで自発的に誘ってくれます。川でのナチュラルドリフトにも◎。

ゲーリーグラブの弱点

ゲーリーマテリアル全般に言えることですが、脆いのですぐに千切れてしまいます。とはいえ、それこそが喰わせ力の源泉だとも思うので仕方のないところ。

さらに、近年ではどんどん価格が上がってしまったため、比較的高級ワームになってしまったのが少し残念ではあります。

ikahime
欠点もありますが、やっぱり釣れるのでこれからも使い続けるのは間違いありません。補修したり、千切れたらトレーラーなどで再利用してコストを抑えています。

温故知新。ゲーリーグラブはめっちゃ釣れるぞ。

ゲーリーグラブ

ここ数年でバス釣りを始めたよ、なんて方。じつはゲーリーグラブを使ったことがない、という事もあるのではないでしょうか。

新製品を追いかけるのも楽しいですよね。しかし、そこは「温故知新」。オールドスクールなゲーリーグラブを使ってみるのも、また一興だと思います。なによりほんとに釣れます。

ちなみに以前ゲーリーヤマモトの記事を書くために、改めてゲーリーマテリアルばかり投げていたら、デコ率が大幅に下がりました(笑)

ikahime
どこの釣具屋さんでも売っていますし、次のバス釣りでゲーリーグラブをぜひ使ってみてはいかがでしょうか。以上、ikahimeでした。
撮影・文:ikahime

ライタープロフィール


ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

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