16セルテート(ダイワ)
魅力
15ルビアスと同様に、リアル4で設計された最終のセルテートです。強靭なアルミボディに加え、15イグジストと同等のザイオンローターを搭載しています。
アルミボディにザイオンローターというパッケージは、モノコックボディという違いはあるものの、19セルテートにも踏襲されているものです。
また、マシンカットデジギアやATDを搭載しているため、回転性能・ドラグ性能ともに現行機種と遜色ないレベルといえます。
現行のラインナップでは3万円以上のリールにしかザイオンローターは採用されておらず、このレスポンスを2万円台で体感できるということも魅力です。
購入時のチェックポイント
ベールの下がりやラインローラーの不調がある場合、修理費が高額になります。
相場
2506Hの場合、20,000円〜25,000円。
12ヴァンキッシュ(シマノ)
魅力
19ヴァンキッシュまで3シリーズ続くヒットモデルの初代、それが2012年に登場したヴァンキッシュです。
年々フィネス化が進むルアーフィッシングのシーンに対して、ツインパワーmgの後継モデルとしてレスポンスを極限まで高めた当機種をリリース。
当時としては2500Sで200gを切るリールは非常に珍しく、それをシマノが出してきたという点にも注目が集まりました。
ボディはマグネシウム素材なので、軽量ながらも堅牢さも十分。スプールリングはチタンで、ラインローラーは摩擦の少ないDLCを採用するなど、今見ても豪華なスペックがおごられています。
購入時のチェックポイント
パーツの供給保証は廃番後6年なので、2023年以降は修理不能となる可能性があります。
また、ハンドルノブが旧型なので劣化してベタついている個体も散見されます。
相場
2500HGSの場合、25,000円〜30,000円。
中古リールは出会いだ!
中古リールは一つとして同じ状態のものはありません。同じ機種でも前オーナーの使い方によってコンディションが大きく異なります。
新品よりもリールをしっかりと見る必要はありますが、良個体を見つけた時の喜びはひとしお!
ぜひ、中古リールの魅力的な世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
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筆者について
佐藤稜真
某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。