ギア比に悩む問題
現在のスピニングリールとベイトリールの多くは、同一機種内で異なるギア比のモデルがラインナップされています。
一昔前に比べて多様な選択ができるようになった一方で、「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リールマニアがギア比についての基礎知識を詳しく解説します!
現在はハイギアが主流
特定の釣種に限らずに見た場合、現在はスピニング・ベイトともにハイギアが主流となっています。
とくにルアー釣りはその傾向が顕著で、ハイギアのリールが圧倒的に人気です。
そもそも、ギア比とは?
スピニングリールにおけるギア比
スピニングリールにおけるギア比は、「ハンドル1回転あたりにローターが何回転するか」というものを表した数値です。つまり、ギア比5ならばハンドルを1回転させればローターが5回転します。
このギア比が大きなものがハイギアと呼ばれ、ローターの回転数が多いため、ハンドルを1回転させた時の巻き取り長が大きくなるのです。
メーカーや機種ごとに微妙な差はありますが、ギア比5未満のものがローギア(パワーギア)、5〜5.7のものがノーマルギア、5.8〜6.1のものがハイギア、6.2以上のものがエクストラハイギアと呼ばれています。
ざっくりと考える場合は、ギア比5.8未満をローギア、それ以上をハイギアと思えばいいでしょう。
ベイトリールにおけるギア比
ベイトリールにおけるギア比は、「ハンドル1回転あたりにスプールが何回転するか」というものを表した数値です。つまり、ギア比7ならばハンドルを1回転させればスプールが7回転します。
スピニングリールと同じく、ギア比が大きなものがハイギアと呼ばれ、ハンドルを1回転させた時の巻き取り長が大きくなるのです。
一般的には、ギア比5前後がローギア(パワーギア)、6前後がノーマルギア、7前後がハイギア、8前後がエクストラハイギアと呼ばれています。
ざっくりと考える場合は、ギア比7未満をローギア、それ以上をハイギアと思えばいいでしょう。