モーターガイドのエレキ。初めて買うならどれがいい?【X5-80V-36】をおすすめする理由

2021/04/14 更新

モーターガイドのエレキについて。フットコンの選び方や、現行モデルの特徴などをまとめてみました。筆者が実際にレンタルボートで酷使している愛機「X5-80V-36」のレビューとともに、その魅力を紹介します。(ikahime)

モーターガイドとは?


モーターガイドは米国に本社を構えるエレクトリックモーター(エレキ)を取り扱っているメーカーです。

その他にもエレキ用マウント、エレキ用ペラ(プロップ)、周辺パーツなどを販売しています。

高いレンタルボートシェア率


肌感では9割以上のレンタルボートユーザーがモーターガイド社のエレキを使っている印象です。理由はスピード重視のエレキであること。

また、ユーザーが多いため周辺アイテムの情報やリリース数が多いことや、比較的軽量で可搬性に優れることなども理由でしょう。

ただし近年ではバスボートユーザーに関してはミンコタが急激にシェア率を伸ばしているためその限りではありません。「スポットロック」と呼ばれるGPSアンカー付きのモデル「ウルトレックス」が流行したためです。

モーターガイドもウルトレックスに追従する形でGPSアンカー付きモデル「Xi5」をリリース。さらに魚探で有名な「GARMIN」からもGPSアンカー付きモデル「Force」が発売され、三つ巴の戦いとなっています。

しかしこれらは非常に高価。重量もそれなりに重たいため、依然としてレンタルボートユーザーについてはモーターガイドX3、X5シリーズがスタンダードとして使われています。

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X3シリーズは2014年、X5シリーズは2年後の2016年デビュー。今後、そう遠くない未来では「ワイヤレス」や「GPSアンカー付きモデル」がレンタルボートスタイルでも浸透する可能性があるかもしれません。ですが、現状はX3/X5シリーズがスタンダードなエレキです。

モーターガイド機種名の読み方


モーターガイドの機種名の読み方をご紹介します。例として私が愛用しているX5-80V-36

「X5」は機種名、「80」は推進力(パワー)を表していています。つまり、このエレキは80LB(80ポンド)の推進力をもっているということです。

「V」はバリアブルの略で、無段階変速を表します。末尾の36はシャフト長さが36インチということ。

電圧とバッテリー

出典:楽天市場
他、機種名に表記されていない(エレキ本体には表記されている)事として電圧があります。12Vはバッテリー1個、24Vはバッテリー2個、36Vはバッテリー3個が必要です。

バッテリーはボイジャー M27MFバスフィッシング用エレキバッテリーとして現在、最もポピュラーなモデル)という、マリン用ディープサイクルバッテリーを使用することが多いですね。

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参考までに「M27MF」は24.3kg。他、M31MFを使うこともありますが、めちゃくちゃ重たくて(26.5Kg)と運搬がとても大変です。

「5段階変速」と「無段変速」とは?


フットコンペダルの上部にスピード調整ダイヤルがあります。ダイヤルに「OFF」と「5つのポジション」があるのが5段階変速

一方で段がなく任意に出力を調整出来るのが無段変速です。5段階変速のモデルが安価で、無段変速のモデルが高価です。

無段変速の方が微妙な速度調整ができるため、風がある時など非常に便利。自分の好みのスピードに調整できます。

また、電費(ランタイム)性能でも無段変速が有利です。

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そうそう買い換えない道具なので、できれば無段変速のモデルをチョイスしたいところです。最初から、微調整が効く無段階の購入がおすすめです。

MY・モーターガイドをレビュー

モーターガイドX5  80lb(24V)32インチシャフト仕様


私が愛用している、モーターガイドX5 80lb(24V)32インチシャフト仕様のレビューです。

2018年中頃に購入し、2シーズン半使い込みました。選んだ理由や、使用感をまとめます。

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お値段は張りますが満足度の高い機種です。本来36インチのシャフト長のモデルですが、購入したプロショップでレンタルボートに最適化するため32インチにシャフトカットしてもらいました。

なぜ「X5」を選んだのか?


現状、レンタルボートスタイルに向いたモーターガイドのエレキとしてはX3X5がラインナップされています。

推進力の大きい「X5」を選んだ理由としては、ずばり推進力の高さです。電圧・推進力は24V/80lbのモデルを選びました。

X5シリーズは電圧が24V以上のハイスピードモデルだけをラインナップしています。

他に36V/105lbの最強モデルもあるのですが、こちらは12Vバッテリーが3発必要なため、可搬性と動力性能のバランスを考慮し、80lbに落ち着きました。

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エレキモーターは耐用年数が非常に長く使うアイテムで、適切にメンテナンスしながら使用すれば10年以上使い続けられます。そのため、出来るだけ上位モデルを選びたかったのです。

動力性能がフィールドにマッチ


24Vの動力性能は私がよく訪れるフィールド、房総リザーバーや相模湖、津久井湖にマッチングしてくれます。

さらにエンジン船禁止、エレキオンリーでの移動が公式ルールのフィールドも多いため、なおさらハイパワーエレキの必要性が高まります。

以前はモーターガイドFW54Vという電圧が12Vのモデルを使用していたのですが、やや動力性能的に不足を感じていました。

そこで24V仕様のエレキに乗り換えたのです。関東リザーバーを主戦場とするのであれば、24Vのモデルがおすすめです。

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買い替えの費用を考慮すると最初から電圧が24Vのモデルを選ぶことをおすすめします。

パワフル


24V/80lbは36V/105lbに次ぐパワフルなモデルですので、スピードは申し分ないですね。

12ftのローボートにセットすると、魚探のGPS機能に付随されているスピードメーターで時速7〜8km(誤差はかなりあると思いますが参考値)をマーク。

ikahime
14ftボートで2人乗りをしてもパワー不足を感じにくいですね。

ステアリングが安定


エレキペダルを踏んだ時に、左右に舵を切る操作感も秀逸。ペダルの重さも適切で自分が思った通りの方向に素直にステアリングを切れます。

また、無用な頭振りが少なく直進安定性も高いのも良い点です。

エレキモーターのステアリング制御は「1ワイヤー」と「2ワイヤー」が市場に存在しています。(主にエントリーモデルが1ワイヤー、ハイエンドモデルが2ワイヤーを採用)

水圧などの外乱を受け続けるエレキモーターは、2ワイヤーモデルの方がステアリングが安定します。モーターガイドはX3、X5共に2ワイヤーモデルとなっています。

ikahime
初めて操船した時から違和感がほとんどなく、30分も運転したらすぐに慣れました。とてもフレンドリーな操作感です。

タフさが強み


私は扱いが雑でして、エレキのヘッドをガツガツと岩盤などにぶつけてしまいます。しかしX5はとてもタフな作りをしているためか、今まで故障は一度もしていません。

エレキのシャフト自身が衝撃吸収性能を持つというコンポジットシャフトを採用。さらにマウントも可動式でシャフトに大きな衝撃が加わった際にズレる事で衝撃を吸収してくれます。

この2つの機構によって雑な扱いをカバーしてくれています。ヘッド部分は度重なる衝撃によって塗装が剥げてしまっていますが、機械的な故障はありません。

ikahime
レンタルボートはエレキが唯一の動力源。壊れにくい事はもっとも大切な性能だと思います。本当に壊れにくくて信頼性が高いです。


 
>>Next Page:おすすめモデルと現行ラインナップをまとめてみた

モーターガイドのラインナップとおすすめモデル


モーターガイドのエレキ、「X3」と「X5」からおすすめ機種をピックアップしました。その理由とともにご紹介します。

X3-55-36

エントリーモデルとしておすすめなX3-55-36。5段階変速モデルのため安価です。電圧は12V。

もっと安価なモデルとして「X3-45-36」もラインナップされていますが、わずかな価格差で推進力が45lb→55lbとなる「X3-55-36」を選びたいところ。

他、シャフト長の違いのみで「X3-55-45」がラインナップされていますが、レンタルボートで使用するには「シャフトカット」することが多いため、シャフト長が短いモデルを選ぶのが一般的です。

ikahime
とにかくコストを抑えたい場合におすすめ。


ITEM
モーターガイド X3シリーズ X3-55-36 / エレキ モーターガイド
推進力(ポンド):55lb
電圧(ボルト):12V
シャフト長(インチ):36in
変速:5段階変速

X3-55V-36

X3を選ぶユーザーが多くチョイスするであろう、X3-55V-36

無段変速のエントリーモデルで電圧は12V。仮に私が12Vのエレキを選ぶのであればこれにすると思います。バッテリーが1個で済むためにエレキ&バッテリーを含めた可搬性に優れるのがポイント。

なおかつ無段階変速で使い勝手も優れています。マンション住まいなどで可搬性を重視したい場合ベストバイなモデルですね。

ikahime
12V仕様のエレキではもっともシェア率が高いモデルですね。


ITEM
モーターガイド X3シリーズ X3-55V-36 / エレキ モーターガイド
推進力(ポンド):55lb
電圧(ボルト):12V
シャフト長(インチ):36in
変速:無段階変速

X3-70V-45

X3の中でも最大の推進力を誇るモデルであるX3-70V-45。無段変速モデルで、電圧は24Vでバッテリーが2個必要。

X5の24Vモデルと比べて安価に済むことからレンタルボートユーザーの人気が高いモデルです。

その他にもX3の24VモデルはX3-70-45もありますがこちらは5段階変速。24Vの5段階変速は1段目が速すぎて使いにくいことがあるため無段変速モデルがおすすめ

シャフト長が45インチと長くなってしまうのでシャフトカット加工が必須となります。

ikahime
コストとパワーのベストバランスです。


ITEM
モーターガイド X3シリーズ X3-70V-45 / エレキ モーターガイド
推進力(ポンド):70lb
電圧(ボルト):24V
シャフト長(インチ):45in
変速:無段階変速


 

X5-80V-36

私が愛用しているX5-80V-36です。無段変速モデルで、電圧は24Vでバッテリーが2個必要。X3の24Vモデルとの違いは推進力。

X3-70V-45が70lbに対して、こちらは80lbを誇ります。その分お値段は張りますが満足度は高いですね。

二人乗りをする機会が多かったり、広めのフィールドを主戦場とするならマッチする機種です。

ikahime
やや高価ですが満足度は高いですよ。


ITEM
モーターガイド X5シリーズ X5-80V-36 / エレキ モーターガイド
推進力(ポンド):80lb
電圧(ボルト):24V
シャフト長(インチ):36in
変速:無段階変速

X5-105V-45

最高クラスの出力を誇るX5-105V-45です。無段変速モデルで、電圧は36Vでバッテリーが3個必要。運搬は非常に大変ですが、105lbという高出力を誇ります。

トーナメントに出場する場合や、広大なレイクでエレキのみで移動しなければならない場合に向いている機種ですね。

その分お値段も最高峰ですので、本当に必要かどうか良く吟味して選ぶ必要があります。乗り手を選ぶフラッグシップエレキですね。

ikahime
いつかは乗りたいですが、静止状態から間違ってフルスピードで踏むと落水の危険もあります。


ITEM
モーターガイド X5シリーズ X5-105V-45 / エレキ モーターガイド
推進力(ポンド):105lb
電圧(ボルト):36V
シャフト長(インチ):45in
変速:無段階変速

X3のラインナップ

モデル推進力(ポンド)電圧(ボルト)シャフト長(インチ)デジタルスピードコントロールプロペラマウント形式価格(税込)
X3-45-36″4512365段階変速サファリプロップX3 Mount¥104,500,
X3-55-36″5512365段階変速サファリプロップX3 Mount¥128,700
X3-55-45″5512455段階変速サファリプロップX3 Mount¥132,000
X3-70-45″7024455段階変速サファリプロップX3 Mount¥151,800
X3-55V-36″551236無段階変速サファリプロップX3 Mount¥173,800
X3-55V-45″551245無段階変速サファリプロップX3 Mount¥179,300
X3-70V-45″702445無段階変速サファリプロップX3 Mount¥196,900
 

X5のラインナップ

モデル推進力(ポンド)電圧(ボルト)シャフト長(インチ)デジタルスピードコントロールプロペラマウント形式価格(税込)
X5-80V-36″802436無段階変速サファリプロップX5 Mount¥261,800
X5-80V-45″802445無段階変速サファリプロップX5 Mount¥264,000
X5-80V-45″ SNR802445無段階変速サファリプロップX5 Mount¥272,800
X5-105V-45″1053645無段階変速サファリプロップX5 Mount¥275,000
X5-105V-50″1053650無段階変速サファリプロップX5 Mount¥280,500
X5-105V-45″ SNR1053645無段階変速サファリプロップX5 Mount¥283,800

モーターガイドのエレキでマイエレキスタイルを楽しもう


以上、モーターガイドについてでした。高いシェア率を誇るモーターガイドのエレキはスピード、信頼性共に高い水準を誇る製品です。

確かに高価ではありますが、耐用年数も長く一度手に入れれば数年に渡ってマイエレキスタイルを支えてくれる存在になってくれるでしょう。

当記事がX3、X5の中からそれぞれの釣りにマッチした機種を選べるお手伝いになれれば幸いです。

ikahime
☟こちらの記事も合わせて読んでいただくと、エレキ選びの参考になるかもしれません。以上、ikahimeでした。




 
提供:グローブライド株式会社
撮影・文:ikahime

ライタープロフィール

ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

 


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ikahime

バス釣りブロガー。小学生のころにグランダー武蔵やミラクルジムの釣りに影響を受け、バス釣りをはじめた世代。 関東一円のリザーバーでレンタルボートスタイルをメインとしています。

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