レンタルエレキからマイエレキへ
前回はエレキ、バッテリーを含めた「フルレンタル」でのボート釣行をおすすめしました。
今回はステップアップとして「マイエレキ購入」のイロハをお伝えしたいと思います。
▼前回の記事はコチラ
エレキの電圧は?「12V or 24V」
エレキは使用する電圧(12V/24V/36V)ごとにモデルが分かれています。初めての購入でもっとも悩むポイントが12Vor24Vのどちらを選ぶのか。
大きな違いは2つ。まずはその動力性能で当然24Vの方がハイパワーです。そして使うバッテリーが12Vは1個、24Vは2個。可搬性において大きな差がつきます。
(36Vは競技用だと思ってください。初めてのエレキには向きません。)
ikahimeの回答
結論としては、24Vがおすすめです。
なぜなら、12Vはかなりの確率で24Vにステップアップしたくなるからです。
5段階変速か無段階変速か
それから、モーターガイドのエレキは5段階変速or無段階変速のチョイスも重要です。
その名の通り、モーターの出力を5段階で切り替えるか、無段階で切り替えるかの違いがあります。
おすすめは圧倒的に無段階変速モデル。値段は上がりますが、微妙な出力調整が出来て便利です。
モーターガイド X3-70V-45
モーターガイド X3-70V-45
電圧(ボルト):24
シャフト長(インチ):45
デジタル:○
スピードコントロール:無段階変速
12Vで不満を感じない人には
モーターガイド X3-55V-36"
電圧(ボルト):12
シャフト長(インチ):36
デジタル:○
スピードコントロール:無段階変速
また、12Vをレンタルした時に動力性能に特に不満がない、と感じることもあるでしょう。そういった事情次第ではモーターガイドX3の55lb(12V)あたりをチョイスするのもアリです。
シャフトカットすべし
レンタルボートで使用する場合、シャフトカットがおすすめ。エレキのプロショップで購入すると追加料金で施工してくれる場合が多いですね。
32インチ仕様(約81cm)にすることで、キャスト時のヘッドの干渉、シャロー進入時のエレキヒットを同時に避けることが可能です。
特にX3の70lb(24V)にするのであれば、純正シャフトは45インチと非常に長いため、必須のメニューです。
マウント
次にマウントです。基本的にマウントはエレキとセットでの販売ですが、ショート加工をするかどうかで大きく予算が分かれます。予算が許すのであればぜひやりたいですね。こちらもプロショップで施工してくれます。
純正マウントはバスボートなど大型の船舶向けで、必要以上に大きく重たい作りです。それをショート加工してレンタルボート用に最適な大きさにします。
メリットとしては、圧倒的に軽量で、運搬が楽です。また、車への積載も省スペースになります。
X3の純正マウントをショート加工したバージョンがもっとも軽量でおすすめです。(余談ですがX5のマウントは、X3のマウントより重たい。)
バウデッキ
バウデッキは、マウントをボートのバウ(船首)へ接続するためのアイテムです。
マウントをショート加工する場合、T.z Factoryもしくは、遊心 T-Styleのマウントがシェア率が高いですね。(私はT’z Factoryを愛用しています。)
これらはショート加工したマウント専用の小型設計となっています。いずれも非常に軽量で、バウへの取り付けも非常にしっかりと行うことが出来ます。
マウントをショート加工しない場合
マウントをショート加工しない場合は、サウザーのバウデッキがおすすめ。
ハイデッキ
ハイデッキは、アングラーの「足場」です。もちろん、マイエレキ化する上で必須ではないですが、可能であれば一緒に揃えたいです。
メリットとしては、エレキのペダルがオフセットされて足の疲れが圧倒的に少なくなります。(ペダル位置が下がる。)また、視点が上がるためサイトフィッシング時に有利です。運搬の手間はかかりますが、ぜひ導入したいアイテムです。
私のおすすめは、ガレイジーの12ft用です。12ft用は小さいため、14ft、免許不要艇全てのボートで使用することが可能で、潰しが効きます。
ようこそマイエレキスタイルへ
エレキは確かに高価で、購入するにあたってなかなか踏ん切りがつかないかもしれません。しかし、毎回フルレンタルする金額を考慮すれば、決して高い買い物ではないと思います。また、リセールバリューもかなり期待出来ますので、資産となってくれるでしょう。
何よりマイエレキでの釣行は気分も上がります。
当記事でご紹介したアイテムはどれも間違いのないものですので、ぜひ揃えてみてくださいね。
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ライタープロフィール
ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。
リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。