知られざる「キスラーロッド」の魅力について語るよ!しなやかなのにトルクフルなアメリカンロッド。

2020/08/01 更新

アメリカンロッドのイメージを覆す軽さと感度を持つ、キスラーロッドについて熱く語ります。混ぜ物なしのカーボンロッドなのに、しなやかでもっちりとしたブランクスは唯一無二の存在で、深く曲がりこんでからのトルクが病みつき。手持ちのキスラーロッド2本のインプレもご紹介します。


はじめに

キスラーロッド
みなさんは「アメリカンロッド」と聞くと、どんなイメージを抱きますか?

重い、感度悪い、ダルい……そんな印象を抱く人も少なくないでしょう。しかし筆者自身、キスラー社のロッドを実際に使ってみて、その印象はかなり変わりました。

めちゃ軽くて感度もある。もっちり良く曲がるブランクスは不思議とダルさは控えめ。アメリカンロッド独特のフィーリングがあって、ハマると抜け出せなくなる魅惑の世界です。

ikahime
こんにちは。ikahimeです。アメロにあまりご興味がない方でも、騙されたと思って使ってみてほしいぐらい超おすすめ。今回は私が愛用している、キスラーロッドの良さについて熱弁したいと思います。

キスラーロッドの特徴

キスラーロッド ロゴ
キスラーは日本では聞きなれないブランドですが、バスフィッシングの本場である米国ではメジャーなロッドブランド。

1999年創業と比較的若いメーカーですが、米国の高名なロッドメーカー(オールスターロッド)の創立者の息子さんが設立したメーカーです。

ノースフォークコンポジットブランクス採用

ノースフォークコンポジット☝︎モデルにもよりますが、キスラーロッドには「ノースフォークコンポジット」のブランクスが採用されています。

モデルや年式にもよりますが、ノースフォークコンポジット社のブランクスを採用していることが魅力のひとつです。ノースフォークと言えば、ゲイリー・ルーミスが設立したブランクスメーカー。

ゲイリー・ルーミスはアメリカの伝説的ロッドビルダーで、かつては「G.Loomis」というロッドメーカーが自身のブランドでした。

キスラー マグネシウム
現在はシマノ傘下のブランドになっていますが、これにはルーミス氏が大病を患った際に、ブランドをシマノに売却したという背景があります。

その後、無事回復したルーミス氏が立ち上げたのが、ノースフォークコンポジットというわけです。「G.Loomis」はロッドメーカー、「ノースフォークコンポジット」はブランクメーカー、という棲み分けがされています。

ノースフォークコンポジット Jカスタム☝︎こちらは同じくノースフォークコンポジットブランクスを採用し、国内でビルディングをしている「ノースフォークコンポジット・J CUSTOM」。

ikahime
「ノースフォークコンポジット」からは日本市場向けの「J CUSTOM 」がリリースされていますが、ハイエンドモデルで少しお高い。しかしキスラー社のロッドであれば比較的安価にノースフォークコンポジット社のブランクスを味わうことができるのです。



全体的にしなやかなカーボンロッド

キスラー
番手にもよりますが共通して言える特性としては「しなやかなカーボンロッド」である、ということです。

一部グラスコンポジットモデルを除けば、カーボン比率99%(グラスやアラミドなどの混ぜ物ナシ)のブランクスなのですが、不思議としなやか。

キスラー
感度最優先のキンキンに張りのあるロッドとは一線を画したフィーリングで、良く曲がってそこから溢れ出るトルクを味わうことができます。

ややパワーが強いにもかかわらず、トリプルフックのついたルアー(クランクベイトなど)のバイトも弾きにくかったりと、とにかく柔軟さがあります。

ikahime
ロッドのしなやかさゆえに、チャターやスピナベ用のロッドでクランキングもできてしまう。そんなフィーリングです。

極めてシンプルなデザイン

キスラー マグネシウム飾り気のない、極めてシンプルなブランクスデザインも好みです。ロゴマークが刻印された部分以外は無塗装フィニッシュと硬派な出で立ち

もちろん手抜きではなく「ブランクスには可能な限り何も装着しない」ことで、本来ロッドブランクスの持つ能力を最大限に活かすための配慮です。またカラーリングによる重量増を嫌っての仕上げでもあります。

キスラー
ただしこの「マグネシウム2」というモデルは、Winn製グリップやガイドスレッドがライムグリーンなので全体のデザインとしてはド派手(笑)

明らかに日本市場だとウケが悪そうですが、ニッチなマニア向けのロッド、という感じがしてそこがまた良いんですよ。

MADE IN USA

キスラー アルデバランMADE IN USAであることも魅力の一つです。ご存知の通り、他の多くのマスプロダクトが中国をはじめとした諸外国製です。

もちろん中国製だからと言って品質が劣るということはないですし、むしろ多くのロッドビルドを行う中国の工場は技術力も高いでしょう。

しかしバスフィッシングの本場アメリカからやってきた釣竿、という事実だけでご飯3杯食えるのです。

ikahime
アメリカ製のバスロッドは本当に少なく、希少な存在です。

>>Next Page:MYキスラーロッドをインプレ

MYキスラーロッドをインプレ

キスラー マグネシウム2 MG2-LMH-70-MF

キスラー マグネシウム
まずはマグネシウム2 MG2-LMH-70-MFというモデル。LMHという聞きなれない番手は、「ライトミディアムヘビー」の略で、MとMHの中間ぐらいのパワーです。

シングルフック系巻きモノにドンピシャで、キャストフィールとパワー感の両立が素晴らしい一本。

ロッドにウェイトを乗せてキャストすると気持ちよく弾き出してくれて、太軸のシングルフックをガッツリと掛けるパワーも両立しています。

キスラー アンタレス
ikahime
クランキング時は“曲がりしろ”のあるブランクスで、トリプルフックを口の周りにまとわりつかせ、バイトを弾きにくくしてくれる点もお気に入りの理由です。

キスラー KLX FWTJ69MH

キスラーロッド
続いてKLX FWTJ69MHという番手です。

ノースフォークコンポジット
MHというパワー表記ながらMLクラスの柔軟なティップを持っているため、ベイトフィネスチックに使える稀有な一本です。

7g台のシャッドプラグでも快適に扱え、掛けた後はMHクラスのバットが強烈なトルクを発揮してくれます。日本のフィールドにマッチングしたパワー感ですね。

アメリカンロッドの弱点として、「ベイトフィネス向き」のロッドが少ないということが挙げられます。なぜならアメリカにはベイトフィネスという概念がそもそも無いからです。

ikahime
その弱点を埋めてくれた、貴重な一本。タフな日本のフィールドにマッチしてくれます

リアルアメリカンブランクスを味わってみませんか

キスラー クランクベイト
個性的なキスラーロッドでリアルアメリカンブランクスを味わってみてはいかがでしょうか。柔軟かつトルクフルなフィーリングはすぐに病みつきになること間違いナシです。

私は国内メーカーのロッドも好きで、今現在は併用していますが、段々とに“アメロ比率”が高まってきています。

日本国内ではマイナーな存在ですが、次にロッドを買おうとした時にキスラーのことを少しでも思い出してくれれば嬉しいです。

 
撮影:ikahime / TSURI HACK編集部
文:ikahime

ライタープロフィール

ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

 

ライター記事一覧はこちら

関連記事


\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう
ikahime
ikahime

バス釣りブロガー。小学生のころにグランダー武蔵やミラクルジムの釣りに影響を受け、バス釣りをはじめた世代。 関東一円のリザーバーでレンタルボートスタイルをメインとしています。

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!