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知られざる「キスラーロッド」の魅力について語るよ!しなやかなのにトルクフルなアメリカンロッド。

アメリカンロッドのイメージを覆す軽さと感度を持つ、キスラーロッドについて熱く語ります。混ぜ物なしのカーボンロッドなのに、しなやかでもっちりとしたブランクスは唯一無二の存在で、深く曲がりこんでからのトルクが病みつき。手持ちのキスラーロッド2本のインプレもご紹介します。

目次

はじめに

キスラーロッド

みなさんは「アメリカンロッド」と聞くと、どんなイメージを抱きますか?

重い、感度悪い、ダルい……そんな印象を抱く人も少なくないでしょう。しかし筆者自身、キスラー社のロッドを実際に使ってみて、その印象はかなり変わりました。

めちゃ軽くて感度もある。もっちり良く曲がるブランクスは不思議とダルさは控えめ。アメリカンロッド独特のフィーリングがあって、ハマると抜け出せなくなる魅惑の世界です。

ikahime
こんにちは。ikahimeです。アメロにあまりご興味がない方でも、騙されたと思って使ってみてほしいぐらい超おすすめ。今回は私が愛用している、キスラーロッドの良さについて熱弁したいと思います。

キスラーロッドの特徴

キスラーロッド ロゴ

キスラーは日本では聞きなれないブランドですが、バスフィッシングの本場である米国ではメジャーなロッドブランド。

1999年創業と比較的若いメーカーですが、米国の高名なロッドメーカー(オールスターロッド)の創立者の息子さんが設立したメーカーです。

ノースフォークコンポジットブランクス採用

ノースフォークコンポジット☝︎モデルにもよりますが、キスラーロッドには「ノースフォークコンポジット」のブランクスが採用されています。

モデルや年式にもよりますが、ノースフォークコンポジット社のブランクスを採用していることが魅力のひとつです。ノースフォークと言えば、ゲイリー・ルーミスが設立したブランクスメーカー。

ゲイリー・ルーミスはアメリカの伝説的ロッドビルダーで、かつては「G.Loomis」というロッドメーカーが自身のブランドでした。

キスラー マグネシウム

現在はシマノ傘下のブランドになっていますが、これにはルーミス氏が大病を患った際に、ブランドをシマノに売却したという背景があります。

その後、無事回復したルーミス氏が立ち上げたのが、ノースフォークコンポジットというわけです。「G.Loomis」はロッドメーカー、「ノースフォークコンポジット」はブランクメーカー、という棲み分けがされています。

ノースフォークコンポジット Jカスタム☝︎こちらは同じくノースフォークコンポジットブランクスを採用し、国内でビルディングをしている「ノースフォークコンポジット・J CUSTOM」。

ikahime
「ノースフォークコンポジット」からは日本市場向けの「J CUSTOM 」がリリースされていますが、ハイエンドモデルで少しお高い。しかしキスラー社のロッドであれば比較的安価にノースフォークコンポジット社のブランクスを味わうことができるのです。

全体的にしなやかなカーボンロッド

キスラー

番手にもよりますが共通して言える特性としては「しなやかなカーボンロッド」である、ということです。

一部グラスコンポジットモデルを除けば、カーボン比率99%(グラスやアラミドなどの混ぜ物ナシ)のブランクスなのですが、不思議としなやか。

キスラー

感度最優先のキンキンに張りのあるロッドとは一線を画したフィーリングで、良く曲がってそこから溢れ出るトルクを味わうことができます。

ややパワーが強いにもかかわらず、トリプルフックのついたルアー(クランクベイトなど)のバイトも弾きにくかったりと、とにかく柔軟さがあります。

ikahime
ロッドのしなやかさゆえに、チャターやスピナベ用のロッドでクランキングもできてしまう。そんなフィーリングです。

極めてシンプルなデザイン

キスラー マグネシウム飾り気のない、極めてシンプルなブランクスデザインも好みです。ロゴマークが刻印された部分以外は無塗装フィニッシュと硬派な出で立ち

もちろん手抜きではなく「ブランクスには可能な限り何も装着しない」ことで、本来ロッドブランクスの持つ能力を最大限に活かすための配慮です。またカラーリングによる重量増を嫌っての仕上げでもあります。

キスラー

ただしこの「マグネシウム2」というモデルは、Winn製グリップやガイドスレッドがライムグリーンなので全体のデザインとしてはド派手(笑)

明らかに日本市場だとウケが悪そうですが、ニッチなマニア向けのロッド、という感じがしてそこがまた良いんですよ。

MADE IN USA

キスラー アルデバランMADE IN USAであることも魅力の一つです。ご存知の通り、他の多くのマスプロダクトが中国をはじめとした諸外国製です。

もちろん中国製だからと言って品質が劣るということはないですし、むしろ多くのロッドビルドを行う中国の工場は技術力も高いでしょう。

しかしバスフィッシングの本場アメリカからやってきた釣竿、という事実だけでご飯3杯食えるのです。

ikahime
アメリカ製のバスロッドは本当に少なく、希少な存在です。
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