オフショアベイトの最高峰『オシアコンクエスト』
オシアコンクエストは、シマノがラインナップしているオフショア用ベイトリール。
数々のベイトリールを手掛けているシマノの中で、最もハイパワー・堅牢なリールです。
オシアコンクエストには全部で3つのシリーズがあり、求めている機能や魚種によって適切なモデルを選ぶことが可能です。
今回はオシアコンクエストの魅力を存分に感じられる内容をお送りしていきます。
オシアコンクエストの特徴
▼マイクロモジュールギア
リールの心臓部にあたり、リールの中でも特に重要視されるギア。
オシアコンクエストは歯面が細かく、パワー伝達率の高いマイクロモジュールギアを搭載。
大きな魚が掛かった時に発揮されるパワーはもちろんですが、そのシルキーな巻き心地に心を揺さぶられるアングラーも非常に多いです。
▼“HAGANE”ボディ
“HAGANE” ボディは、たわみの少ない強靭さが特徴。
ボディがたわまないことによって、ギアやベアリングと各パーツに余計な負荷がかからず、しっかりとした巻き上げや耐久性の向上につながっています。
時に強烈な負荷が掛かるオフショアベイトにおいて、当たり前に重視されるべきポイントです。
▼Sコンパクトボディ
強靭でパワーがあると言われれば、大きくて持ちにくいのではないか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
オシアコンクエストではそのような疑問を、Sコンパクト ボディによって解決。
ワンサイズ小さいと思えるほどのコンパクトさで、手でしっかりと包み込めてパーミングしやすい ボディに仕上げられています。
▼エキサイティングドラグサウンド
エキサイティングドラグサウンドとは、ドラグが引き出されるとドラグ音が鳴るシステムのこと。
一瞬たりとも気が抜けない魚とのやり取りにおいて、ドラグが引き出されているのかを音で把握しながらやり取りが出来ます。
アングラーにやり取りで大きなアドバンテージを与えてくれる他、その音に興奮を覚えること間違いなしです。
▼フォールレバー
オシアコンクエスト リミテッドおよびオシアコンクエストCTには、フォールレバーが搭載されています。
フォールレバーはフォールスピードを簡単に調整出来るもので、従来上級アングラーがサミングで行っていた細かな調整を、誰もが簡単に制御可能としています。
この機能は例えば中層においては高速で沈め、ボトム付近においては低速にしてバイトチャンスを増やす等の使い方が可能です。
オシアコンクエストの最新モデルとラインナップ
オシアコンクエストの2020最新モデルは、全部で3シリーズあります。
ラインナップの詳細と番手ごとに適した釣り方を以下でチェックしていきましょう。
オシアコンクエスト リミテッド
オシアコンクエスト リミテッドは、最新鋭の機能をフルに搭載したフラッグシップモデル。
なんといってもフォールレバーを使いこなすことがこのリールの機能を最大限に活かすことに繋がります。
人が多く狡猾になったり、低活性で口を使わせにくい青物ジギング、中深海におけるアカムツやキンメのジギングにおいて、フォールレバーは大活躍してくれるはず。
ラインナップは全5種類。オシアコンクエスト全シリーズにおいて、唯一400番をラインナップしている点にも注目です。
▼300HG RIGHT/301HG LEFT
ハイピッチなジャークでヒラマサやブリを攻略していきたい、そんなアングラーには300番のハイギアがおすすめ。
ハイギアならではの巻き取りの速さは、潮の流れが速いシーンにおいてラインスラックをうまく調整でき、ジグのアクションを最大限に引き出せるメリットもあります。
シマノ オシアコンクエスト リミテッド 300HG RIGHT
自重:365g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:84cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
▼300PG RIGHT/301PG LEFT
300番のパワーギアは、中深海においてアカムツやキンメ等を狙うのに適しています。
ジグの重み+長く引き出されたラインが受ける抵抗を楽に巻き上げながら集中力を保つには、パワーギアが使いやすいです。
ハイギアに比べて最大ドラグ力が1キロプラスされているので、青物狙いにおいてドラグを出さず、魚の引きを徹底的に止めながらやり取りしたいという方にもおすすめです。
シマノ オシアコンクエスト リミテッド 300PG RIGHT
自重:360g
最大ドラグ力:8kg
巻取り長さ:65cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
▼400HG RIGHT
オシアコンクエスト全シリーズにおいて唯一ラインナップされている貴重な400番台です。
糸巻き量の多さが特徴で、この糸巻き量を持ちつつレベルワインダーを搭載している点に注目。
他メーカーで同じ糸巻き量を持つオフショアベイトは、ほとんどレベルワインダーを搭載しておらず、スプール上でラインが偏って巻かれるなんてこともありますが、そのようなことがこちらのリールではありません。
300m超えの深海狙いだったり、太号数で超大型青物とやり取りをする際には、このリールを選ぶことが賢い選択となるでしょう。
シマノ オシアコンクエスト リミテッド 400HG RIGHT
自重:375g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:84cm
PE糸巻量(号-m):2-500/3-320/4-250
オシアコンクエストCT
オシアコンクエストCTは、的確でテクニカルな釣りをしたいアングラーにおすすめ。
オシアコンクエストリミテッドと同じくフォールレバーを搭載した上、デジタルカウンターで巻き上げ・フォールスピードや水深を把握しながら釣りが出来るため、数値をもとにした再現性の高い釣りを展開出来ます。
ラインナップは全8種類です。
▼200HG(右)/201HG(左)
200番のハイギアは、ライトジギングやタチウオジギングにおすすめ。
巻き上げではなく特にフォールに反応が偏っている時には、デジタルカウンターでフォールスピードを確認出来ることが大きなアドバンテージに。
そのような状況においては、フォールスピードが調整しにくいスピニングタックルよりも、釣果に繋げやすいでしょう。
シマノ オシアコンクエストCT 200HG(右)
自重:340g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:78cm
PE糸巻量(号-m):1-440/2-200
▼200PG(右)/201PG(左)
タイラバにおすすめの200PG(右)/201PG(左)。
このモデルにおいてはダブルハンドル搭載で、一定速度での巻きがしやすいようにしてあります。
巻きスピードはデジタルカウンターで数値化されて把握出来るので、釣れるスピードの再現性が図りやすいです。
巻きスピードによる反応がシビアになればなるほど、真価を発揮してくれるリールです。
シマノ オシアコンクエストCT 200PG(右)
自重:330g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:60cm
PE糸巻量(号-m):1-440/2-200
▼300HG(右)/301HG(左)
青物攻略にはこの番手が最適。
フォールレバーを使いこなせば、ヒラヒラと落ちるベイトフィッシュも、焦ってボトムに直進していくベイトフィッシュも演出可能です。
オシアコンクエスト リミテッドには無いデジタルカウンターで、数値把握をしながら釣りをしたい場合にはこちらをおすすめします。
シマノ オシアコンクエストCT 300HG(右)
自重:390g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:84cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
▼300PG(右)/301PG(左)
中深海におけるアカムツやキンメ狙いを、より数値的に把握しながら、的確な攻めの釣りを出来るモデル。
中深海ジギングにおいて、数値で巻きスピードやフォールスピード、水深を把握出来ることは、大きなアドバンテージをアングラーにもたらしてくれます。
シマノ オシアコンクエストCT 300PG(右)
自重:390g
最大ドラグ力:8kg
巻取り長さ:65cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
オシア コンクエスト
オシア コンクエストは、シリーズのスタンダードモデル。
構造がシンプルゆえに他のシリーズより自重が軽い。
また本来のコンクエストカラーであるゴールドボディデザインなので、このシリーズを選択するアングラーも多いです。
ラインナップは全8種類です。
▼200PG(右)/201PG(左)
200番台のパワーギアは、やはりタイラバにおすすめ。
マイクロモジュールギアの滑らかな巻き心地が、等速でのリトリーブを快適なものにしてくれます。
もちろん耐久性が高いので大型のマダイがヒットした時も、不意に青物がヒットしてきた時も安心してやり取りが出来ます。
シマノ オシア コンクエスト 200PG(右)
自重:275g
最大ドラグ力:6kg
巻取り長さ:60cm
PE糸巻量(号-m):1-440/2-200
▼200HG(右)/201HG(左)
水深100m未満の近海青物ジギングを手軽に楽しみたい方におすすめのモデル。
ハイギアだからこそ出来る多彩なハイピッチ~スローピッチアクションで青物を多角的に誘うことが可能です。
またハイギアの持つ高感度のメリットを活かし、アタリや触りをより多く把握したい感度重視のタイラバで使うのもアリです。
シマノ オシア コンクエスト 200HG(右)
自重:285g
最大ドラグ力:5kg
巻取り長さ:78cm
PE糸巻量(号-m):1-440/2-200
▼300PG(右)/301PG(左)
オシアコンクエスト300PG(右)/301PG(左)は、中深海ジギングのリールを、自重の軽さ重視で選びたい方におすすめです。
オシアコンクエストCT 300のパワーギアと比べた場合、実に50グラムもの自重差があります。
たった50グラムの差かもしれませんが、1日を通してジャークし続けた時の疲労感には、大きな違いが出てきます。
シマノ オシア コンクエスト 300PG(右)
自重:340g
最大ドラグ力:8kg
巻取り長さ:65cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
▼300HG(右)/301HG(左)
300番のハイギアは、やはり青物狙いに適する番手。
他のシリーズより自重が軽いメリットを活かし、よりハイピッチで鋭いジャークを行いたいなら、このリールがベターです。
例えば、ヒラマサ狙いでロングジグを使い、鋭い水切りアクションを演出しないと口を使わないなんてシチュエーションでは、自重の軽さが活きてくるでしょう。
シマノ オシア コンクエスト 300HG(右)
自重:345g
最大ドラグ力:7kg
巻取り長さ:84cm
PE糸巻量(号-m):2-380/3-240/4-170
オシアコンクエストでオフショアベイトの釣りを制覇せよ
タイラバ、青物ジギング、中深海ジギングと、ベイトリールが活躍する場面はオフショアシーンにおいてとても多いです。
強靭で堅牢な作りに加え、フォールレバーやデジタルカウンターといった便利機能を搭載したオシアコンクエストシリーズ。
これらのリール を使えば、より多くの釣果を得られるのではないでしょうか。