カウンター付きのソルティガだと?!
オフショアゲームのハイエンドシリーズ「ソルティガ」から、なんとカウンター付きのベイトリール「ソルティガIC」が登場。
20ソルティガに代表されるようなパワーゲームタックルのイメージが強かっただけに、「そうきたか」とちょっと意外性を感じたのが正直なところ。
とはいえ、ダイワも安易にソルティガの名を冠すことはなかろう……と、TSURI HACKオフショアチームの編集部Kと編集部Mが実力をインプレッションします!
ソルティガIC、スペックからもう凄い
ソルティガICで今回登場したラインナップは、100番と300番とオフショア用としては比較的コンパクトな番手。
しかしその小さなボディに、ソルティガシリーズらしいタフさを実現する機構がぎっしり詰め込まれています。
ハイパードライブデジギア&ハイパーダブルサポート
リールのエンジンとも言えるドライブギアは、ダイワ最新のギアシステムであるハイパードライブデジギア。
加えて、ピニオンギアは両端をボールベアリングで支持するハイパーダブルサポート仕様。
堅牢なギア周りの設計によって、初期の滑らかな巻きごこちが続くリールになっています。
ハイパーアームドハウジング
ボディはアルミ合金をマシンカットで成形したハイパーアームドハウジング。
高負荷がかかるオフショアの釣りでも歪みにくく、スムーズな巻き上げが続く高剛性ボディです。
ハイパータフクラッチ
巻き上げ時に海水を「汲み上げてしまう」構造のベイトリールにおいて、こと不具合が起きやすいクラッチ周りも耐腐食対策が徹底されています。
ピニオンギアは高耐食素材かつグリスの馴染みの良い形状を採用し、それを支持するベアリングとのクリアランス調整によりグリスも抜けを防止。
さらに、ピニオンギアとベアリングの接触面には絶縁カラーが設置され、電位差による腐食を抑止する構造です。
マグシールド
ピニオンギア部には腐食に強いマグシールドボールベアリングを搭載。
海水の侵入によって、最も腐食しやすいポイントを磁性オイルの力でがっちりガードします。
引き出しクリック音付きのATD
ドラグは引き出しクリック音付きのATD仕様。
タイラバなどドラグ性能がものをいう釣りにおいて心強い設計でしょう。
サムレストまで考え抜かれたコンパクトボディ
ソルティガICは丸型ベイトでありながら、ボディ形状の工夫によってパーミング性の良さも確保されています。
これまでロープロ派だったアングラーでも違和感なく握り込めそうです。
多機能ICカウンター
丸型ジギングベイトリールへのICカウンター搭載は実はダイワ初!
右ハンドル・左ハンドルそれぞれ別のデザインで、操作性とデザイン性の高さを両立した点にも注目。
水深表示や船べりアラームはもちろん、10mごとに鳴るデプスアラームや巻き上げ速度表示、投入時間表示などもできる高機能カウンターです。
シンクロレベルワインド
レベルワインドはクラッチオフ時のスプール挙動に合わせて動き、スムーズかつトラブルレスなライン放出が可能なシンクロ仕様。
ガイドの形はノット抜けも良さそうな縦長で、太めのリーダーを組んでも快適な釣りができそうです。
ラインナップ
初回ラインナップは100番と300番。各番手で左右巻き、ギア比、ハンドル違いのバリエーションが揃います。
100番サイズはタイラバ、イカメタル、SLJ、300番サイズはライトジギング、スロージギングに最適なモデルです。
品番(番手) | 最大巻上長(cm) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻量 PE(号-m) | 本体価格(円) |
100P-DH | 54 | 4.8 | 300 | 7 | 1-400 | 67,000 |
100PL-DH | 54 | 4.8 | 300 | 7 | 1-400 | 67,000 |
100 | 70 | 6.3 | 310 | 7 | 1-400 | 67,000 |
100L | 70 | 6.3 | 310 | 7 | 1-400 | 67,000 |
300 | 84 | 6.3 | 385 | 10 | 2-400 | 68,000 |
300L | 84 | 6.3 | 385 | 10 | 2-400 | 68,000 |
300H-SJ | 98 | 7.3 | 405 | 10 | 2-400 | 68,000 |
300HL-SJ | 98 | 7.3 | 405 | 10 | 2-400 | 68,000 |