某日、釣り場にて

こんにちは。アナハゼティです。今日はいつものようにロックフィッシュを狙って釣りにきています。
しかしこの時間はド干潮の潮止まり。まったく魚が釣れる気配がありません。
ナオサン
干潮でいつものポイントが攻めれないね
りゅう
うーんしょうがない。じゃあポイントを移動して……と

りゅう
ここでやろう!
ナオサン
えっ……ここって船着き場?
こんな所に魚なんているの?
こんな所に魚なんているの?

りゅう
バカモーン!この船着き場のスロープこそが最高のポイントなのだ!!
説明しよう!スロープとは

スロープとは船やボートを水面に下ろしやすいように斜めに道が整備されている場所です。
漁港などで見かけることが多い場所ですが、ここがさまざまな生物の住処となっているのです!
スロープが釣れる3つの理由

スロープの断面図は大まかにするとこんな感じです。もちろん場所によってこの特徴は違ってきます。
全ての特徴が当てはまる場所もあれば、1つしか当てはまらない場所もあるので
スロープを見つけたらよく観察してみてください。
①海藻や貝類が自生している

その為、海藻や貝類などが多く自生し結果としてエビやカニなどのベイトが集まりやすい場所となっています!
②捨て石などが入っている

捨て石付近を拠点にし、シャローから落ちてきた甲殻類などを捕食していることが多いです。
③ブレイクが隣接している

このように、浅い場所と深い場所の境目を釣り用語でかけあがり(ブレイク)と呼びます。
ロックフィッシュにとって格好の隠れ家となる深場(ディープ)と、餌場となる浅瀬(シャロー)が隣接してるかけあがりは、彼らが居つくには最高の場所なんです。

りゅう
ちなみに、今回はスロープにおいてのロックフィッシュの(底を狙う)釣り方を解説していくけど
スロープは様々なフィッシュイーター(魚食性の魚)がベイトフィッシュ(餌となる小魚)を浅瀬に追い込みやすい場所なので
アジング・メバリング・エギング・メッキ釣りなども、とても良いポイントとされているよ!
スロープは様々なフィッシュイーター(魚食性の魚)がベイトフィッシュ(餌となる小魚)を浅瀬に追い込みやすい場所なので
アジング・メバリング・エギング・メッキ釣りなども、とても良いポイントとされているよ!
ナオサン
魚たちのタイムズ・スクウェアじゃないか!
りゅう
え?
ナオサン
いろんな人種(魚種)が交わる場所って意味で……
りゅう
え?
ナオサン
もう大丈夫です……
スロープでの立ち回り方
実際にスロープでの立ち回り方をご紹介します!ここでも大きく3つに分けて説明します。①海藻が多いスロープ

5グラムぐらいの軽いシンカーで海藻に引っ掛けながらフワフワ探るか、
パンチング(重い仕掛けで海藻の中を突き抜ける方法)で探るのがオススメ!
②捨て石があるスロープ

こちらはスピニング&ベイトタックルの両方で探れます。
捨て石周りを重点的に軽めのシンカー(3〜7グラム)で丁寧に打っていくのがオススメ!
③ブレイクがあるスロープ

こちらは主にスピニングタックルで探ります。
ブレイクラインまで遠投してボトム付近をズル引きやリフト&フォール、スイミングで狙うと良し!
ただし牡蠣殻が多かったり、スロープの切れ目までロッドが届かないなど、ラインブレイクの可能性がある場合は
ベイトタックルを使用します。臨機応変に使い分けることが大切です。
立ち回りのコツ

私なりの立ち回りを簡単にまとめると
海藻が多い→ベイトタックル
海藻が無い→スピニングタックル(ただし状況による)
と言ったところでしょうか!
スロープは干潮時の方が気れ目に近づけるので釣りがしやすい場面もあります。
通年を通して魚が居着いていることが多いので、潮が悪い時や釣れない時にこそスロープを狙ってみてください!
最後に注意!

ナオサン
すごいや!こんな所にも魚がいるんだね!
りゅう
そう!しかし本来は船着き場だから漁師さんの迷惑にならないようにしてくれよ!
りゅう
そしてもう1つ注意なのは……あっ!


りゅう
スロープはとても滑りやすいから注意してくれ
ナオサン
とほほ
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