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【プロが語る】ヒラメのルアーカラー選択術|生物学・経験則から得た理論(2ページ目)

カラー選択術

「この状況ではこのカラーが効く!」

よく聞く話ですが本当にそうでしょうか? 実際に釣りをするとカラーによって釣果が偏ることはありますが、それには様々な要素が絡みます。

「まずめはアカキン!」なんて言葉をよく聞きますが、実際には他のカラーでも釣れます。

では、実際にどの様にカラーを選択するのかを解説しましょう。

まずは目立つカラーを!

ヒラメの画像

私の場合は、最初に投げるカラーに拘りがあります。

前述の通りにヒラメは視覚に頼って捕食することを踏まえ、とにかくルアーを見つけてもらうことを最優先し、最初に選ぶのは一番目立つカラーです。

デイゲームを例にしましょう。凪でクリアな水質ならば多くの方はナチュラルカラーを投げると思いますが、私はこの状況でも派手なアピールカラーから入れていきます。

これが私が最も大切にしているカラー選択術です。

カラーローテーション術

最初に投げるカラーは目立つ物、ヒラメに見つけてもらうことが大切だと言いましたが、それで反応がない場合はカラーチェンジ or ルアーチェンジです。

これは皆さんも同じだと思いますが、今回はルアーチェンジには触れず、カラーチェンジに絞って話を進めます。

反対色へのローテーション

ヒラメの画像

1投目は必ず目立つカラーを入れているので、反応がなくても「見ているけど食わない」と仮定します。

そこで次に投げるカラーは、今まで投げていたカラーの反対色です。

例えば、ピンクや赤からグリーン系へ、オレンジやチャートから青系へ、白から黒へ、といった具合にローテーションします。

色への識別能力が高いヒラメには、経験上かなり効果があると感じており、カラーチェンジ後の1投目で釣れることも珍しくありません。

同じ色を投げ続けない

ヒラメの画像

次に意識するのは、同じカラーを投げ続けないことです。

釣れ続けている時は別ですが、そうでない時の私のカラーローテーションはかなり早く、3〜5投程度でカラーチェンジを繰り返すことも少なくありません。

魚はルアーをよく見ています。スレさせない意味もありますが、“食わないカラーを投げ続けるのは時間の無駄”というのが私の考えです。

手持ちカラーは多い方が有利!

私のカラー論は、ヒラメを生物学的に見て、それを踏まえて試行錯誤した、言わば“理屈+経験則”で導き出した答えだと思っています。

ローテーションに拘りがあるのでカラーは多めに持ち歩いてしまいがちですが、それは「このカラーを持って無かったから釣れなかった」という事態を避けるためです。

実際のところ、その日の当たりカラーがあることも多く、こまめなローテーションをしていれば早くそこに辿り着けると思います。

カラー理論は人それぞれ色々な考えもありますが、こんな考え方もあると参考にして頂けたら幸いです。

画像提供:目黒毅久

筆者の紹介

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目黒毅久

サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。

サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN。宮城県在住。

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