【プロが語る】ヒラメのルアーカラー選択術|生物学・経験則から得た理論

2020/03/19 更新

ヒラメのルアーゲームにおいて、ルアーのカラー選択で悩む方も多いのではないでしょうか。そこで、そもそもヒラメの視力っていいの?という部分から生物学と経験則から導き出したカラー理論までを解説します。


アイキャッチ画像提供:目黒毅久

ヒラメに有効なカラー選択術をプロが解説!

ヒラメ用ルアーの画像
ヒラメのルアーゲームにおいてルアーカラーの選択に悩まれている方は多く、「オススメのカラーは何ですか?」なんて質問を良く頂きます。

そこで今回は、「そもそもヒラメ釣りにおいてカラーは重要なのか?」といった辺りも含め、私のカラーに対する考え方を解説します。

ヒラメの視力


まず、ルアーのカラー云々の前に、ヒラメの視力について考えてみましょう。魚を知ることは何よりも大切なことです。

釣り人からは「ヒラメは目が良い」「目が悪い」と、2通りの意見が出てきますが、果たして何故なのでしょうか?

それはヒラメを生物学的に見てみると理由がわかります。

ヒラメの画像
出典:PIXTA
ヒラメは浮袋がなく、耳石も他の魚に比べて小さいので、音などの振動や水の動きに対する感知能力が低いとされています。それ故にヒラメは、「視力に頼って多くの情報を取り入れている」とするのが定説です。

さらに、ヒラメの視力自体は魚の中でも並程度ですが、紫外線を見れるなど、色に対する識別能力は高いと言われています。

つまり、ヒラメは視覚に頼って捕食をするがゆえに、視覚が効かない状況下ではルアーを見つけられない(難い)のでしょう。

それゆえに、“目が良い or 目が悪い”といった議論になるのだと思います。

揃えておきたい基本カラー


雑誌やWEBで色々な方がカラー理論を唱えていますが、それらは各々の経験や実績、科学的根拠を元にされていると思います。

理論は様々ですが、私の基本となるカラー分類も多くの方と変わりません。アピール系・ナチュラル(リアル)系・シルエット系・ホワイト系の4種に大別します。

今からルアーを揃えようという方は、まず最初はこの4系統に分けて選ぶのが良いでしょう。

具体的に私がオススメするのは、ピンク(アピール系)、シルバー(ナチュラル系)、赤か黒(シルエット系)、ホワイトかパール(ホワイト系)といったカラーです。


カラー選択術


「この状況ではこのカラーが効く!」

よく聞く話ですが本当にそうでしょうか? 実際に釣りをするとカラーによって釣果が偏ることはありますが、それには様々な要素が絡みます。

「まずめはアカキン!」なんて言葉をよく聞きますが、実際には他のカラーでも釣れます。

では、実際にどの様にカラーを選択するのかを解説しましょう。

まずは目立つカラーを!

ヒラメの画像
私の場合は、最初に投げるカラーに拘りがあります。

前述の通りにヒラメは視覚に頼って捕食することを踏まえ、とにかくルアーを見つけてもらうことを最優先し、最初に選ぶのは一番目立つカラーです。

デイゲームを例にしましょう。凪でクリアな水質ならば多くの方はナチュラルカラーを投げると思いますが、私はこの状況でも派手なアピールカラーから入れていきます。

これが私が最も大切にしているカラー選択術です。

カラーローテーション術


最初に投げるカラーは目立つ物、ヒラメに見つけてもらうことが大切だと言いましたが、それで反応がない場合はカラーチェンジ or ルアーチェンジです。

これは皆さんも同じだと思いますが、今回はルアーチェンジには触れず、カラーチェンジに絞って話を進めます。

反対色へのローテーション

ヒラメの画像
1投目は必ず目立つカラーを入れているので、反応がなくても「見ているけど食わない」と仮定します。

そこで次に投げるカラーは、今まで投げていたカラーの反対色です。

例えば、ピンクや赤からグリーン系へ、オレンジやチャートから青系へ、白から黒へ、といった具合にローテーションします。

色への識別能力が高いヒラメには、経験上かなり効果があると感じており、カラーチェンジ後の1投目で釣れることも珍しくありません。

同じ色を投げ続けない

ヒラメの画像
次に意識するのは、同じカラーを投げ続けないことです。

釣れ続けている時は別ですが、そうでない時の私のカラーローテーションはかなり早く、3〜5投程度でカラーチェンジを繰り返すことも少なくありません。

魚はルアーをよく見ています。スレさせない意味もありますが、“食わないカラーを投げ続けるのは時間の無駄”というのが私の考えです。

手持ちカラーは多い方が有利!


私のカラー論は、ヒラメを生物学的に見て、それを踏まえて試行錯誤した、言わば“理屈+経験則”で導き出した答えだと思っています。

ローテーションに拘りがあるのでカラーは多めに持ち歩いてしまいがちですが、それは「このカラーを持って無かったから釣れなかった」という事態を避けるためです。

実際のところ、その日の当たりカラーがあることも多く、こまめなローテーションをしていれば早くそこに辿り着けると思います。

カラー理論は人それぞれ色々な考えもありますが、こんな考え方もあると参考にして頂けたら幸いです。
画像提供:目黒毅久

筆者の紹介


目黒毅久

サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。

サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN。宮城県在住。

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目黒 毅久

サーフのフラットフィッシュがメインで年間300以上のフラットフィッシュをキャッチする。 他にシーバス、ライトロック、トラウト 、オフショア等釣り全般をこなす。サポートメーカーはBuddyWorks、GOSEN。宮城県在住。

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