LINE公式アカウント 最新の釣り情報をチェック! 友だち追加はこちら

マルタウグイ【多摩川産】を食す。それは“ケミカル臭”漂う、禁断の味でした。(2ページ目)

さばいてみよう

 

筆者の自宅へ釣れたマルタウグイを素早く運搬。カメラマンのTさんを招き入れ、手探り状態でマルタウグイ料理をはじめます。

 

ヴィジュアル的には、かなりパンチが効いている。(なぜだろう? 色味、顔?)

 

 

ウロコを丁寧に取り除き、ふたたびまな板へ。

 

あれ? ちょっと美味しそうじゃないですか?

 

 

大人が「なんかニジマスみたい!」と、はしゃぎだす。

 

 

ウグイは「Y字の小骨が入ってるから、ぶつ切りが一番」と、地元滋賀県のおばあちゃんに聞いたことがあります。

 

なので、今回は輪切りで。(鯉系って輪切りの料理が多いですよね?)

 

 

ぶつ切り完了。予想以上に「透きとおった身質」が、期待値を無駄にアゲる。

 

調理開始です

 

まず一品目は、シンプルな唐揚げ。翌日も仕事が控えているため、念のためしっかり揚げましょう。

 

が、まさかの片栗粉を切らしていたという初歩的ミス。小麦粉でもいけるっしょ?

 

たっぷりまぶして、いざ参らん。

 

 

ジュワーっと、美味しそうな音が部屋に響き渡ります。

 

「絶対旨いで!」とはしゃぐ成人男性2人。

 

こんがりといい色になってきたところで盛り付け。

 

☝まずは一品目、「マルタウグイの唐揚げ」が完成。

 

おおお!? うまそうじゃないか!

 

 

そして、2品目のこちらは「マルタウグイの煮つけ」。

 

唐揚げを熱いまま、甘辛い煮つけダレに“ドボン”。クッキングシートで落とし蓋をし、しばらく煮込んだものです。

 

 

マルタウグイ料理が出そろいました。あとは食べるだけ。(テールがやけに生々しい)

 

都会にもまれた、その味

 

さぁ、恐々ではありますが、せっかく頂いた命。美味しく食べようじゃありませんか。

 

意を決してパクッ。

 

お、淡白でいける!? というか、味がないのか?笑

 

☝いや、小骨多っ!

 

しかし、すぐに襲ってきた。

 

特有の生臭ささというか、ケミカル臭いというか……。

 

ふわーっと口の中に多摩川の匂いが広がり、脳裏には釣り場の風景が浮かんできます。

 

こ、これは言い出しっぺの編集部Tさん! あなたも食べるべきだ!

 

☝「えええ、俺もすか!?」と100点のリアクションを見せるTさん。

 

強烈な抵抗感がぬぐい切れないまま、マルタウグイを口に運びます。

 

☝いや、小骨多っ!(二人目)

 

味については……まぁ、私と大体同じような所感。

 

美味しいとか、不味いとかじゃなく、「悲しい味」がしたとのこと。

 

なんというか、リアクションに困るのがマルタウグイの味なんでしょうね。

 

その「文章ではなんとも表現できない味」を知りたいという勇者。

 

ぜひ、われわれと同じように挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

ぶつぶつ文句を言いながらも2人で完食。ごちそうさまでした!

 

もっと水がキレイな場所であれば美味しいだろうな、という癖のない味を持つのがマルタウグイ。

 

地域によっては美味しい川魚料理として愛されているそうですよ。

 

ただし、こと「多摩川産」に関しては、キャッチ&リリースがオススメです。

 

おしまい

文:ビックリマン高田
撮影:TSURI HACK編集部

関連記事

▼ライタービックリマン高田の人気記事はこちら。

 

2 / 2ページ