ケミカル臭い?都心を流れる“多摩川産”マルタウグイを食べてみた。

2019/04/12 更新

桜の花が咲くころに海から川へ遡上してくるこの魚。古くより都会のアングラーに、春のターゲットとして愛されています。そんな「多摩川産マルタウグイ」はどんな味がするのでしょう?私、ビックリマン高田が体当たり検証してみました。


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

多摩川うまれの“春の風物詩”を食う。

☝多摩川のマルタウグイは、桜の花が咲くころに海から川へ遡上。古くから春のターゲットとして多くのアングラーに愛されています。

 

こんにちは。ビックリマン高田です。

 

みなさんはこの魚を知っていますか?

 

私はというと、関西に住んでた頃をふくめると(東京在住)約10年間、マルタウグイを釣らなかった年がないくらい好きな魚

 


 

ルアーで狙えて、かつ比較的イージー。流れの中でファイトするので、引きも強く楽しませてくれるんです。

 

▼マルタウグイについて詳しく紹介しています。



 

「そろそろいい季節だな~♪」なんて思っていたある日。TSURIHACK編集部との打ち合わせで、こんな話に……。

 

「高田さん、マルタウグイ食べちゃいましょう」

 

編集部 T
多摩川のマルタウグイって、今が楽しいんですよね?


 

高田
はい。この時期は産卵で遡上してくるので楽しいですよ。旬の釣りって感じですね。


 

編集部 T
そうですか。じゃあ、釣って食べちゃいましょうか、ウグイ。フツーに釣っても画力に欠けるんで。


 

高田
え、マジですか? 大都会多摩川のマルタウグイをですか?汗


 

編集部 T
マジです。なんか、色はトラウトぽくってイケそうじゃないすか? ロケ日決めとくんで、もろもろお願いしますね。


 

有無を言わさない、一方的な提案。

 

恐ろしや、TSURI HACK編集部。

 


いざ捕獲!

☝関東に帰ってきて、一発目の仕事が「マルタウグイを食う」ってどういうこと?

 

前日まで琵琶湖で釣り(ガイド)をしていたので、約400kmの道のりをブルーな気持ちのまま走ってきました。

 

基本釣ってもリリースするマルタウグイ。言われてみれば、確かに美味しいのかどうか気になるよなぁ。

 


 

都会のオアシス「多摩川」に到着。

 

写真からもわかる通り、都心を流れています。そのため、水質はキレイとはいえません。(昔よりはかなり回復したようですが)

 

魚は捕れた場所の水質によって、かなり味が左右されます。さて、どうなることやら?

 


 

そうそう、多摩川で釣りをする際は遊漁券の購入もお忘れなく。釣り場近くのコンビニで買えます。(日券500円)

 


 

ルアーはデュエルのリップレスミノー。

 

マルタウグイ釣りはスプーンやスピナーが一般的。しかし、根掛かりやすい瀬では「フローティングリップレスミノー」がビックリマン的お勧めルアー。

 


 

ロケ当日の3月末は例年と比べてマルタウグイの遡上量が少ない様子。流れが澱む、岩の裏を丁寧に狙います。

 


 

ドリフトさせながら軽いトゥイッチを織り交ぜて、マルタウグイを誘ってみる。

 


 

早速HIT! キュンキュンと流れに走るファイトは気持ちいい!

 


 

無事にマルタウグイを釣獲。シーズン初期の為、サイズもほどほどの食べごろサイズ。毎年魚が返ってこられる川の自然に感謝をして命をいただきます。

 

さばいてみよう


 

筆者の自宅へ釣れたマルタウグイを素早く運搬。カメラマンのTさんを招き入れ、手探り状態でマルタウグイ料理をはじめます。

 

ヴィジュアル的には、かなりパンチが効いている。(なぜだろう? 色味、顔?)

 


 

ウロコを丁寧に取り除き、ふたたびまな板へ。

 

あれ? ちょっと美味しそうじゃないですか?

 


 

大人が「なんかニジマスみたい!」と、はしゃぎだす。

 


 

ウグイは「Y字の小骨が入ってるから、ぶつ切りが一番」と、地元滋賀県のおばあちゃんに聞いたことがあります。

 

なので、今回は輪切りで。(鯉系って輪切りの料理が多いですよね?)

 


 

ぶつ切り完了。予想以上に「透きとおった身質」が、期待値を無駄にアゲる。

 



 

調理開始です


 

まず一品目は、シンプルな唐揚げ。翌日も仕事が控えているため、念のためしっかり揚げましょう。

 

が、まさかの片栗粉を切らしていたという初歩的ミス。小麦粉でもいけるっしょ?

 

たっぷりまぶして、いざ参らん。

 


 

ジュワーっと、美味しそうな音が部屋に響き渡ります。

 

「絶対旨いで!」とはしゃぐ成人男性2人。

 

こんがりといい色になってきたところで盛り付け。

 

☝まずは一品目、「マルタウグイの唐揚げ」が完成。

 

おおお!? うまそうじゃないか!

 


 

そして、2品目のこちらは「マルタウグイの煮つけ」。

 

唐揚げを熱いまま、甘辛い煮つけダレに“ドボン”。クッキングシートで落とし蓋をし、しばらく煮込んだものです。

 


 

マルタウグイ料理が出そろいました。あとは食べるだけ。(テールがやけに生々しい)

 

都会にもまれた、その味


 

さぁ、恐々ではありますが、せっかく頂いた命。美味しく食べようじゃありませんか。

 

意を決してパクッ。

 

お、淡白でいける!? というか、味がないのか?笑

 

☝いや、小骨多っ!

 

しかし、すぐに襲ってきた。

 

特有の生臭ささというか、ケミカル臭いというか……。

 

ふわーっと口の中に多摩川の匂いが広がり、脳裏には釣り場の風景が浮かんできます。

 

こ、これは言い出しっぺの編集部Tさん! あなたも食べるべきだ!

 

☝「えええ、俺もすか!?」と100点のリアクションを見せるTさん。

 

強烈な抵抗感がぬぐい切れないまま、マルタウグイを口に運びます。

 

☝いや、小骨多っ!(二人目)

 

味については……まぁ、私と大体同じような所感。

 

美味しいとか、不味いとかじゃなく、「悲しい味」がしたとのこと。

 

なんというか、リアクションに困るのがマルタウグイの味なんでしょうね。

 

その「文章ではなんとも表現できない味」を知りたいという勇者。

 

ぜひ、われわれと同じように挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ


 

ぶつぶつ文句を言いながらも2人で完食。ごちそうさまでした!

 

もっと水がキレイな場所であれば美味しいだろうな、という癖のない味を持つのがマルタウグイ。

 

地域によっては美味しい川魚料理として愛されているそうですよ。

 

ただし、こと「多摩川産」に関しては、キャッチ&リリースがオススメです。

 

おしまい
文:ビックリマン高田
撮影:TSURI HACK編集部

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ビックリマン高田
ビックリマン高田

高田雄介(ビックリマン高田) 全国47都道府県を全て釣り歩き、現在のホームグラウンドは海外。 淡水海水、大物小物問わず魚が大好きです。 皆様に魚の魅力や、釣りの楽しさを全力でお伝えします。

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