マルタウグイについて
マルタウグイとは大型のウグイの一種です。最大で全長60センチ、重さで2キロを超えることもあります。食性が雑食性に富んでおり、小魚や魚卵、エビカニなどの甲殻類、ゴカイやイソメなどの多毛類、海藻類や海底の有機物などあらゆるものを捕食しています。
ルアーにも積極的にバイトしてくる獰猛な性格をしていますので、引きも強烈。さらに都市河川でも狙う事ができるため人気急上昇中のターゲットです。
マルタウグイの分布・生息域
マルタウグイは海外では朝鮮半島や、ロシアに生息しており、日本では日本海側は富山以北、太平洋側では神奈川以北に生息しています。基本的には海で生活をしている魚で、産卵期にのみ河川に遡上。普段は汽水域にや周辺の沿岸部に多く生息しています。
マルタウグイの地方名
マルタウグイは様々な呼び方で呼ばれています。ジュンサイウグイやマルウグイ、ユサンウグイなどと呼ばれ、青森県、岩手県、宮城県などの東北地方ではオオガイとも呼ばれています。
ほかにはウシマルタ、オオゲイ、オゲエ、ジャッコ、セグロ、ツマジャコ、ホナガなど多くの名前のある魚です。
マルタウグイの釣り方
マルタウグイは通常は海で生活をする魚のため、岸からなかなか釣ることのできない魚です。しかし、産卵の時期になると川に遡上をしてくるため、この時期に釣ることができます。早ければ2月ごろから遡上を始めて、4月ごろに遡上の最盛期を迎えます。
大体ゴールデンウィークあたりまでが釣りの旬となり、遡上の時期はルアーやフライなどで簡単に釣ることができます。
エサ釣り
マルタウグイをエサで釣る場合はシンプルなウキ釣り仕掛けがいいでしょう。道糸はマルタウグイの強烈な引きに耐えられるように、ナイロンの2号から3号程度を使用します。エサはミミズがおすすめです。
ドバミミズなどの大型のエサの方がマルタウグイに発見されやすく効果的です。
ルアー釣り
マルタウグイはルアーにも積極的にアタックしてきます。ルアーはトラウト用のミノーやスピナー、スプーンを使用します。ラインは6~8ポンド程度のナイロンラインを使用しますので、リールは2000~3000番程度のリールを使用しましょう。
ロッドは、トラウト用やシーバス用のライトな7フィートほどの物を使用しましょう。