水没後の処理は“スピードが命”
水没後の回転は厳禁!
水没後は、極力リールを回転させないようにしてください。回転部分の隙間から水が侵入し、排出されにくくなってしまいます。
回転によって水を弾き飛ばせそうなイメージがあるかもしれませんが、逆効果です!
まずは入念に水洗い
水没したら、可能な限り早く水洗いをしてください。いつもより入念に水洗いをし、そのあとはしっかりと乾燥させます。
長時間水に漬け込むのは再度水没させるのと同じなので、絶対にやめましょう!
▼リールの洗い方を特集した記事です
新しいオイル・グリスを注油
水没と水洗いによってオイルが流出しているかもしれないので、乾燥させたあとは注油しましょう。
スピニングリールの場合は、メインシャフト、ドライブギアのベアリング、ラインローラー、ハンドルノブ、ドラグ。
ベイトリールの場合は、スプール両軸のベアリング、スプールのシャフト、レベルワインドへの注油を念入りに行ってください。
▼詳しい注油・メンテナンスを特集した記事です
なるべく早くオーバーホールへ!
もしも長時間水没させてしまった場合は、なるべく早くメーカーにオーバーホールの依頼をしましょう。浸水が激しい場合は、応急処置程度では不十分です。
水没直後は普通に使えていても徐々に錆にむしばまれ、修理代が超高額になったり、場合によっては再起不能になったりするケースも……。
とにかく急げ!
水没した場合は、とにかく初動の速さが大切です。
防水性能の高い現代のリールは、軽い水没程度なら重大な浸水には至りませんが、それを放置してしまうと致命的なダメージに繋がります。
万が一水没してしまった際に正しく対処できるように、頭の片隅で覚えておいてくださいね!