水没してしまった……

実は、その後の対応がリールの運命を左右するのです。今回は、リールが水没してしまった時の正しい対処法をレクチャーします!
リールを救うのは、お馴染みリールマニア

某リールチューンメーカー在籍時、Facebook・Instagram運営を手がけながら全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。
中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。
放置すると、リールが死ぬ!?

意外な盲点ですが、防水性能の高い近年のリールは、一度入った水が排出されにくいという欠点を持ち合わせているのです。
そのため、迅速な事後対応が求められます!
水没後の処理は“スピードが命”
水没後の回転は厳禁!

回転によって水を弾き飛ばせそうなイメージがあるかもしれませんが、逆効果です!
まずは入念に水洗い

長時間水に漬け込むのは再度水没させるのと同じなので、絶対にやめましょう!
▼リールの洗い方を特集した記事です
新しいオイル・グリスを注油

スピニングリールの場合は、メインシャフト、ドライブギアのベアリング、ラインローラー、ハンドルノブ、ドラグ。
ベイトリールの場合は、スプール両軸のベアリング、スプールのシャフト、レベルワインドへの注油を念入りに行ってください。
▼詳しい注油・メンテナンスを特集した記事です
なるべく早くオーバーホールへ!

水没直後は普通に使えていても徐々に錆にむしばまれ、修理代が超高額になったり、場合によっては再起不能になったりするケースも……。
とにかく急げ!

防水性能の高い現代のリールは、軽い水没程度なら重大な浸水には至りませんが、それを放置してしまうと致命的なダメージに繋がります。
万が一水没してしまった際に正しく対処できるように、頭の片隅で覚えておいてくださいね!