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【釣り×科学】魚はなぜ跳ねる?4つの理由と時合との関係

「思考のチカラで、バス釣りをもっと面白く。」をテーマに、科学の観点から、釣りにまつわるあらゆる情報を提供する『スマルア技研』。その中から、TSURI HACK編集部が厳選した記事をお届けする連携企画です。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

TSURI HACK × スマルア技研

制作:TSURI HACK編集部

「思考のチカラで、バス釣りをもっと面白く」をテーマに、科学の観点から、釣りにまつわるあらゆる情報を提供する『スマルア技研』。

TSURI HACK 編集部がスマルア技研の中から厳選した記事をお届けする連携企画です。

※本記事は、2018年7月23日にスマルア技研に掲載された記事(魚はなぜ跳ねる?)のリライト版です。

魚はなぜ跳ねる?

波紋

筆:吉田 誠

水辺で水面を眺めていると時折、魚が跳ねるのを目にすることがある。大きな魚がバシャーンと盛大に水しぶきを散らすこともあれば、あちこちで水面に身を翻す小さな魚を見かけることもしばしば。

本来水中にくらす魚が、なぜ水面を跳ねるのだろうか?

(1) 摂餌のための跳躍

魚の中には、水面近くを飛び回る昆虫をエサにするものがいる。サケ・マスの仲間はもちろん、オイカワなどの小魚も含めて、渓流でフライフィッシングをする人にはすっかりおなじみだろう。

しかし研究の面では、この「エサを捕らえるための跳躍行動」がどのようにして可能となっているのか、完全に解明されたとは言えないのが実情だ。

水面では光の屈折が起こるため、空中にいる獲物との距離を水中から測るのは実に困難である。

こうした状況で、魚がどのようにして狙いを定め、泳ぎをコントロールして正確な跳躍をしているのかについては、今でも研究が進められている。

ちなみに、馴染みのあるサケやマスだけでなく、熱帯にすむシルバーアロワナやテッポウウオ(水面近くに伸びた、木の枝や葉の上にいるエサを食べる!)なども実験対象として使われている。[1]-[4]

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