真冬の2月に岸釣りで“ボウズ”を回避するコツ
手堅く釣れる魚種や釣り場を確認しよう
真冬の2月は、夏と違ってフラっと魚釣りに出かけても釣果に恵まれにくい季節。
2月の魚釣りでボウズにならないために、冬でも岸近くで餌を食べる魚や冬でも釣果が良く出る釣り場を把握することが大事です。
冬でも釣れる魚を狙ってみよう
今回の記事では、一年でもっとも寒い2月でも岸から釣れる定番魚を7種類ご紹介!
まずは、釣行するエリアでこれから紹介する魚が生息しているか調べてみましょう。
冬は“ターゲットを絞った釣り”をした方が釣果が出やすいので、釣る魚を決めてみましょう。
冬でも釣れる釣り場を探してみよう
一般論として、冬になると魚達は水温変化の少ない深場へと移動してしまうため、岸釣りに不向きなシーズンとなります。
とはいえ全ての堤防や港、サーフや磯から魚たちが居なくなってしまうか……というとそうではありません。
釣り場の環境によっては冬に釣果が上向く場所もあります。
▼「温排水って何?!」と感じた方はコチラの記事がオススメ
2月でも釣れる釣り場とは
冬の釣りも“釣行前の情報収集”が大事
魚釣りでボウズを回避するためのコツは、現場での試行錯誤よりも自宅での情報収集にあったりします。
いつも通っている釣り場が冬になると全然釣れない……そんな方は、一度お住まいの地域を俯瞰して、他の釣り場にチャレンジしてみても良いでしょう。
水深が深くて規模の大きな港
一般的に冬の釣り場として適しているのは、周りよりも水深が深くて規模の大きな港です。
タンカーなどが入港するような港湾部なんかが狙い目ですね。
僕はそうやって聞き込みをする日を作って情報収集をしています。
管理釣り場に行ってみよう
『手早く、確実に冬の魚釣りで釣果を出したい!』という方には管理釣り場がオススメです。
冷水を好むニジマスやイワナの仲間が放流されているので、初心者の方でも冬に魚を釣ることができますよ!
冬はもっぱら管釣りばっかりってアングラーも少なくありませんよ!
カサゴ|冬の堤防で釣れる魚の代表格
冬でも堤防に棲む魚を釣る
カサゴは一年を通して大きく移動しない魚とされているため、冬の堤防釣りでは定番のターゲットとして人気があります。
カサゴは堤防際の敷石や消波ブロックの隙間など、身を隠せる場所に潜んでエビやカニ、小魚を捕食します。
ブラクリを使った穴釣りがオススメ
カサゴ釣りは、障害物の周りを狙って釣るため『ブラクリ』と呼ばれる仕掛けの使用がオススメ。
餌は、アオイソメやサンマの切り身、オキアミなどで釣ることができますよ。
▼ブラクリを使った穴釣りはコチラの記事でご紹介
メバル|サイズにこだわらなければビギナーでも楽しめる
中型〜大型は産卵時に食い渋る
メバルは寒い冬に積極的に餌を食べる魚なので、冬に好シーズンを迎える数少ないターゲットです。
しかしながら、地域によって差があるものの2月はメバルの産卵期にあたり、繁殖行動の最中は極端に釣果が下がることがあることを頭の片隅に入れておきましょう。
小型ならルアーでも餌釣りでも楽しませてくれる
一般的にリリースサイズとされる繁殖に参加しないようなメバルは、2月に数釣りが楽しめます。
寒いかもしれませんが、夜の漁港の常夜灯周りなどが狙い目。ちなみにカサゴも夜の方が良く釣れますよ。
▼メバリング入門者向けの記事はコチラ
シーバス|バチ抜けパターンはシーバス入門者にオススメ
バチ抜けパターンが開幕したらアツいぞ
日本各地の河口部で2月から5月にかけて多毛類(ゴカイの仲間)が起こす一斉産卵を釣り人は『バチ抜け』と呼び、バチ抜けが起こるとシーバスが面白いようによく釣れます。
地域によってバチが抜ける(産卵する)時期に差がありますが、東京湾など早い地域では2月上旬からバチ抜けパターンで本格的にシーバスが釣れ始めます。
▼プロに聞くバチ抜け攻略術
数、サイズともに狙えるビッグチャンスを逃すな
バチは毎日大量発生する訳ではありませんが、バチが抜けた日に釣行できれば数、サイズともによく釣れます。
秋の荒食いシーズンと並び、バチ抜けのシーズンはシーバス釣りを始めるのにうってつけな時期と言えますよ。
サビキ釣り|真冬は選り好みせず釣れる魚を釣る
2月のサビキ釣りは“釣り場が選び”が重要
暖かい時期と比べてしまうと、2月のサビキ釣りはシーズンオフと言っても過言ではありません。
とはいえ、マイワシやカタクチイワシといったイワシ類は真冬にも港内へ入ってくることがあり、魚さえ回遊してくれば真冬でもサビキ釣りは楽しめます。
トウゴロウイワシやコノシロもターゲットにしてみよう
マイワシやカタクチイワシといったイワシ類と対照的に比較的長く、釣り場に居座ってくれるのが『トウゴロウイワシ』や『コノシロ(コハダ)』です。
イワシと名がつくものの、イワシの仲間ではないトウゴロウイワシは、ウロコが硬く不人気な魚ですが、冬の貴重な釣り物のひとつなのでぜひ狙ってみてください。
▼食べてみると意外と美味しいトウゴロウイワシのレシピはコチラ
アナゴ|冬の夜釣りで美味しいアナゴを釣ってみよう
寒いケド、冬は夜釣りがオススメ
カサゴやメバル、シーバスなど冬は夜釣りの方が釣果が出やすい傾向にあります。
そんな冬の夜釣りの好ターゲットになるのがアナゴです。
▼アナゴの釣り方はコチラの記事でご紹介
アナゴは冬のちょい投げでも釣れる魚
アナゴは、イカやサンマの切り身、アオイソメなどを餌にしたちょい投げ釣りで簡単に釣れる魚のため、魚釣り初心者の方でも楽しめます。
捌くのが難しいそうと感じるかもしれませんが、新品のカッターナイフを使うと案外簡単に開くことができますよ!
▼真冬のアナゴ釣り&捌き方の動画はコチラ!
管理釣り場|真冬の釣りといえばエリアトラウト
冬でも確実に魚がいる釣り場
真冬の釣り物として、管理釣り場のトラウトもオススメです。
管理釣り場にはたくさんの魚たちが既に放流されているので、『魚が居るのか居ないのか不安……』という冬らしい心配事をしなくて済むのが嬉しいですよね。
▼僕が初心者の方にオススメしたい管理釣り場はコチラ!
真冬なのに初心者や子供でも釣れちゃいます
管理釣り場で釣れる魚はニジマスやイワナ、ブラウントラウトなど冷たい水を好むマスの仲間たちなので冬でも良く釣れてくれます。
管理釣り場によって、ルールや釣れ具合が異なりますので、釣行前に釣り場のHPなどを参考に下調べをしておくと良いですよ!
冬の釣りでボウズになりたくない。という観点であれば数釣りができる釣り場がオススメです。
▼管理釣り場の選び方はコチラの記事でご紹介
ワカサギ|寒さを気にせず楽しめる氷上釣りやドーム船
真冬にしかできない釣りを体験してみよう
真冬にしか体験できない岸釣りとして、アイスフィッシング(氷上釣り)があります。
氷に穴をあけてワカサギを釣り上げる訳ですが、暖房器具が備えられたテントやドームの中で楽しめば寒い思いをすることもありません。
テントや釣り具などレンタルグッズも充実しているので、氷上釣り初めてでも楽しむことができますよ!
▼立岩湖のアイスフィッシングでシナノユキマスを釣り狙った記事はコチラ
結氷しない湖ではドーム船で楽しめるっ!
河口湖や相模湖など比較的、都市部から近くて結氷しない湖ではドーム船が出船しています。
こちらも暖房が備わっているので真冬でも快適に釣りが楽しめます!
レンタル釣り具が充実した釣り船屋さんを選べば、ワカサギ用の道具を持っていなくても楽しめちゃいますよ。
▼ワカサギ釣りの基本情報はコチラ!
防寒対策を万全にして冬の釣りを楽しみましょう
極寒期である2月の釣り物についてご紹介しました。
寒い時期でも、対象魚や釣り場をしっかり選べば高確率で何かしら魚を釣り上げることができますよ!
防寒対策を万全にして、冬の魚釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。