デカメバルハンター「金丸竜児プロ」
今回のメバリング講座のテーマは“大型メバルを釣るための戦略”。
尺クラスの大型メバルを狙う上で、タックルやルアーよりも大切な下準備の重要性を、数々のデカメバルハントをしてきた金丸竜児先生に解説いただきます。
大型メバルの釣り方動画はこちら
大型メバルが狙えるポイント
まずは、大型メバルが狙えるであろうポイント探していくことから準備を始めます。
金丸氏は釣果実績の高いポイントなどではなく、人が入りにくい場所を目安にポイントを見つけていくのだそう。
逆に言えば、人がエントリーしやすい場所はさけてポイントを探してみましょう。
デカメバルを狙うのであれば、人的プレッシャーを避けられる沖堤防や沖磯。その他サーフ、地磯、ゴロタ浜などが目安。
堤防は離島などでない限り、避けた方が無難と言えます。
デカメバポイントは航空写真で探す
デカメバルが狙えるサーフや小磯、ゴロタ浜など。金丸さんはそういったメバルポイントをマップアプリなど航空写真を使い探していきます。
現場に立った時の低い目線ではわからない、上からの様子がわかるのがマップアプリの大きな利点。
潮通しのよさそうな場所や、サーフでも岩場が隣接しているポイントなどを航空写真でチェックしていきましょう。
マップアプリで尺度も見られるので、キャストできるポイントまでの距離を予測したり、沈み根の有無なども見ておきます。
潮汐のタイミングで釣りがやれそうかなども意識すると、次の現場下見の精度があがりますね。
日中の下見でポイント絞り
暗い時間帯ではわからない実際のポイントの様子。初場所ともなれば危険箇所がないかも日中に見ておきたいところです。
次のステップになる日中のポイント下見では、航空写真で目星をつけたポイントに行って見ましょう。
ウィードの有無やベイトの寄り具合、潮通しなど、どのエリアが複合的に有利なのか絞っていきます。
デカメバルを狙うにはポイント洗い出し、現場での下見が重要です。今回もたっぷりと時間をかけて探しました。
下見が活きる実釣本番
いよいよ現場下見でしぼった小磯エリアにて実釣開始!
堤防メバリングより強めのタックルでフロートリグを遠投、沖の根などを探っていきます。
光量のある時間帯にエントリーしておけば、シモリの間など夜間では難しいピンポイントを狙うことも可能です。
巻きスピードやトレースコースを変えるなど、一通り探って反応がなければ次のポイントにランガンをしていきましょう。
日中の下見のおかげで、なんと一投目からヒット! 手前の磯周りで反応してくれました。
リーダーが擦れていないか、確認する金丸氏。
リーダーをこまめにチェックするのも、大型メバルを確実に獲る秘訣です。
遠投先のシモリでもう1本追加。
当日は満月ということもありシモリをタイトに攻めた結果でした。
デカメバル狙いは準備が8割
いきなり暗いポイントにはいり、大型メバルを釣るのは至難の業。
デカメバルを狙うためには、準備の時点で決まります。釣り方やタックルよりもポイント選び・現場の下見といった準備が重要だと金丸氏は語ります。
春告魚と書くメバルは梅雨時期までが釣りやすいシーズン。是非ご自身のレコードを塗り替える大型メバルを狙ってみてくださいね。