ウェーディング好きならきっと共感してくれるはず!

ウェーダーを履いて水に立ち込む瞬間、なぜか特別な高揚感がありますよね。
そんなウェーディングには、経験者なら誰もが「あるある!」と共感してしまう場面がいっぱい。
今回は、ウェーディングをこよなく愛する筆者が、思わず頷く共感ネタから気をつけたい注意ポイントまで、あるあるネタを10個ピックアップしました!
ウェーディングあるある
河口や浅瀬を見ると立ち込めそうか想像してしまう

休日に海沿いを走っていると、「ここなら胸まで浸かっても安全そう」「流れが緩いからシーバス出そう」などと無意識にチェックしてしまいます。
筆者が頻繁に通る首都高速湾岸線沿いにはいくつかの河川があり、橋の下や河口の干潟を眺めるたびに頭の中でウェーディングのポイント探しが始まることも。
「夜の下げ潮なら立ち込めそうだな」「ここはベイトが溜まりそうだ」なんて想像も止まりません。
山下
釣具を持っていないのに、気づけば完全にウェーディングモードに入ってしまっているのです。
新しいウェーダーを買うと早く水に入りたくなる

新品のウェーダーを手に入れると、家で試着しただけでは満足できません。
鏡の前で動いてみたり、しゃがんでみたりと、意味もなく動作確認を繰り返してしまいます。
「この軽さなら長時間歩けそうだな」「防水性能はどれくらいだろう」なんて妄想が膨らみ、気づけば釣行予定を強引に組み込んでしまうことも。
山下
まだタグが付いたままなのに、頭の中では既に夜の河口に立ち込んでいるのです。
大潮の日に予定が入ると本気で落ち込む

潮位表を見て「今日は絶好の立ち込み日だ!」と胸が高鳴る。
そんな大潮に限って、なぜか仕事や家族の予定がしっかり入ってしまうものです。
「今ごろ下げが効いて最高なんだろうな」と考え出すと集中できなくなり、気づけば時計ばかり見ている自分がいます。
山下
結局その日は竿を握れず、頭の中だけで釣果をシミュレーション。
ウェーディング好きには、これが一番のストレスかもしれません。
一歩踏み出したら予想以上にズボッと沈む

「ここは膝くらいだろう」と踏み出した瞬間、泥底にズボッ。
思った以上に深く沈み込み、体勢を崩しそうになって冷や汗をかいた経験が何度かあります。
浅場に見えても、足元には何があるかわかりません。
山下
一歩先が急に深くなっていることもあるので、初めての場所ではとくに慎重さが必要です。
初めてのポイントは入念に下調べする

初めてのポイントに入る前は、Googleマップを開いたり、過去の釣果情報を検索したりと、つい下調べに夢中になってしまいます。
「ここは干潮なら立ち込めそう」「この橋脚までは行けるかな」と妄想が止まらないのもウェーディングあるある。
ただ実際に入ってみると、地図ではわからない深みや流れにヒヤッとすることも。
山下
初めて入水する際には、明るい時間に様子を見ておくのが安心です。
夏は激暑、冬は極寒

夏は涼しそうに見えても、実際はウェーダーの中がサウナ状態。
夜釣りであっても汗が止まらず、「これ修行かな?」と感じることもしばしばあります。
一方、冬は釣り中は程よく体が温まるものの、脱いだ瞬間に冷気が一気に押し寄せ、体がブルッと震えることも。
山下
結局どの季節も快適とは言えないのに、不思議とまた次の日も立ち込んでしまうのです。
エイがいるかどうかめちゃくちゃ丁寧に確認する

夏のシャローに立ち込むとき、一番気になるのがエイの存在です。
大きく移動するときにはライトで足元を照らし、一歩一歩慎重に足を進めます。
ライトを照らすと底に黒い影、光る目が見え、「もしかして……」と身構える瞬間も。
山下
結局、釣りよりも足元チェックに集中していたなんてことも珍しくありません。
トイレに行きたくなったとき絶望する

夢中でキャストを繰り返していると、突然やってくる生理現象。
腹部に適度な水圧がかかるためか、ウェーディング中にはとくに猛烈にトイレに行きたくなることがあります。
「あと1匹釣ったら上がろう」と自分に言い聞かせても、集中力は完全に途切れがち。
山下
釣りたい気持ちと現実的な欲求の板挟みで、誰もが一度は味わう“ウェーディング最大の試練”です。
いつの間にかウェーダーが臭くなっている

釣行後は水洗いして干しているはずなのに、いつの間にか独特の匂いが漂いはじめます。
海水や海藻の匂いだけでなく、内部の蒸れがこもって酸っぱい匂いになるのも悩みの種です。
玄関や車内までその匂いが広がり、家族から白い目で見られることも。
山下
「今度こそ丸洗いしよう」と思いながら、つい後回しにしてしまうのがウェーディングあるあるです。
ピンホールからの水漏れに気づくのはいつも釣り中

釣りをしている最中、「あれ、足先が冷たい?」と違和感を覚える瞬間があります。
確認するとウェーダーに小さな穴、いわゆるピンホールが空いていて、じわじわ浸水しているのです。
家で点検しているときには見つからないのに、なぜか釣行中に限って気づくのが定番。
山下
一度これを経験すると、ほんの少し足先が冷たさを感じただけでも「また穴が空いたかも」と錯覚してしまいます。
笑って帰れるのが一番の“あるある”

快適とは言えないのに、なぜかやめられないのがウェーディング。
だからこそ「無事に帰る」ことも含めての“あるある”です。
笑って語れる釣行にするために、ちょっとした注意を忘れずに楽しみましょう!
撮影:山下洋太