極寒期に魚釣りを楽しむコツ
防寒対策を万全にする
1月に魚釣りを楽しむために重要なのは、ズバリ“防寒対策”!
身が暖かければ、心も温まります。心が温かくなれば、不思議と少ない釣果でも魚釣りが楽しく感じられるはずですよ。
▼真冬の防寒対策はコチラの記事でご紹介
冬に釣れる魚を把握する
日本には約3,000種もの魚が生息していると言われ、中には冷たい水や寒い時期に活動する種類もいます。
冬でも釣れる魚や冬こそ好シーズンを迎える魚種を知ることも、冬に魚釣りを楽しむコツですよ!
冬でも釣れる場所を探す
真冬に岸釣りが釣れにくくなる理由の1つに、多くの魚達が浅くて水温変化の激しい沿岸から環境変化の少ない沖合へ移動してしまうことが挙げられます。
冬でも釣れる場所とは
その1:水深が深く規模の大きな港湾部
堤防釣りでは、タンカーなどが出入りするような大規模な港湾部が狙い目。
水深があり海が波風立ちにくいような釣り場は、冬になっても魚が抜けずにとどまることがあります。
その2:温排水が流れ込むような場所
発電所などからの温排水によって、水温が周囲よりも高い釣り場も狙い目ですね。
温排水が絡む釣り場は海釣りだけでなく、バスやナマズといった川魚を狙う上でも機能する真冬の定番ポイントです。
その3:管理釣り場や海上釣り堀
冬の釣り場として、やはりニジマスなどを釣ることのできる管理釣り場やマダイやブリを狙える海上釣り堀も外すことはできません。
最初は釣り堀なんて……と思うかもしれませんが、行ってみると初心者の方から上級者まで誰でも楽しめちゃいますよ!
釣り堀の世界も奥深いんです!
【カサゴ&ソイ】一年中堤防に棲みつく魚
カサゴやソイといった魚は、一年を通して大きく移動しない魚です。
真冬でも、堤防際や敷石や消波ブロックといったポイントを丁寧に探ることで釣果を挙げることができますよ。
穴釣りで狙ってみましょう
カサゴやソイの仲間を手軽に釣る為には、“穴釣り”がオススメ。
ブラクリ仕掛けにアオイソメやサンマの切り身を付けて狙ってみましょう。
▼穴釣りについてはコチラの記事でご紹介!
【メバル】産卵のため活性は浮き沈みする
産卵に出る前が狙い目
12月に入り、水温低下とともに釣果が上向いてきたメバル釣り。1月になると産卵を意識した個体から順に食いが一時的に落ちてしまいます。
地域や水温によって大きな差がありますが、1月から3月の間にメバルの釣果がグッと下がってしまうタイミングがあることを覚えておきましょう。
幼魚だけでなく子供を抱いているメバルやカサゴもリリースできると良いですね!
真冬に堤防から気軽に釣れる好ターゲット
産卵行動によって釣果の波があるメバルですが、低水温期の堤防釣りでもしっかり餌やルアーを追ってくれる冬の好ターゲットであることは間違いありません。
エサ釣りは活きたシラサエビ(モエビ)やアオイソメ、ルアーではワームや小型プラグを使って狙ってみましょう。
どうしても日中に狙う場合は、岸壁やテトラなど障害物周りを丁寧に探りましょう。
▼メバルがよく釣れると噂のハードルアーをインプレ!
【アジ】サビキは初心者向けではないかも……
サビキ釣りは釣れる場所が限られる
水深がある実績場では、海底付近をじっくり攻めることで真冬でもアジを釣ることができます。
普通のサビキ釣りではなく、釣り場の環境に合わせてトリックサビキや投げサビキ、ブッコミサビキなど釣り方に一工夫すると釣果が出やすくなりますよ。
夏に楽しんだサビキ釣りの奥深さを知るという意味では、冬のサビキ釣りも面白いですよ。
▼冬にトリックサビキでアジを釣る方法はコチラの動画でご紹介
アジングでも“水深”が重要
水温が下がり切ってしまう1月は、ルアーでアジを釣り狙うアジングも釣れるポイントが限られてきます。
サビキ釣りと同様に、水深があり冬でもアジが居残る釣り場を探すことが重要です。
▼真冬のアジングについてはコチラの記事でご紹介
【ハゼ】局所的に真冬でも楽しめます
東京湾でも1月まで狙える
これまた釣り場選びが大事になりますが、釣り物が少なくなる真冬にハゼ釣りを楽しむ方もいらっしゃいます。
とくに湾奥の運河など、岸辺でも水深があって波風が立ちにくい場所では越冬しているハゼを狙うことができます。
釣り竿を持たずに色んな釣り場を巡り、どんな釣り方で何が釣れているか確認して過ごす休日を設けても良いかもしれませんね。
真冬に釣れるハゼは大きい
真冬に釣れるハゼは、一年で死んでしまう年魚という特性もあり15~20cm程度と型が良いのが特徴です。
【アナゴ】冬でも釣れる美味しい魚
冬の夜釣りを楽しもう
ただでさえ寒いのに夜釣りなんて……と思われるかもしれませんが、メバルやアジなどじつは冬は夜釣りの方が魚が釣れやすい傾向にあります。
そんな真冬の夜釣りで好ターゲットになるのがアナゴ。
釣り場としては、港湾部の岸壁釣りや海底が砂泥の漁港や堤防が狙い目となります。
真冬のアナゴは美味しい
真冬のアナゴは脂が良く乗っているので、煮つけはもちろん、天ぷらにしてもとっても美味しく食べられます。
難しそうに感じるアナゴの捌き方ですが、コツさえ掴めば大丈夫!
▼アナゴの釣り方や目打ち無しで捌ける方法はコチラの記事でご紹介
【シーバス】早い地域ではバチ抜けが始まります
産卵に絡まないセイゴクラスが狙い目
スズキの産卵期は地域によって大きな差はあるものの、おおむね12月から2月にかけてと考えられています。
1月は多くのスズキたちが産卵のため沖合へ出ているため、産卵場から遠いポイントではセイゴクラス主体の釣りになります。
1月後半は河川にスズキが戻ってくる
産卵が早い地域では、1月になると産卵を終えたシーバス達が河川に戻ってきます。
所によっては1月後半からバチ抜けシーズンが開幕し、シーバス釣りが楽しい時期が始まりますよ。
▼バチ抜けパターンについてはコチラの記事でご紹介
【ブダイ】冬にとっても美味しい魚
磯近くの堤防で狙ってみよう
夏と冬で食性が変わる魚として知られるブダイは、冬になると海藻を好んで食べます。
水温が落ちても比較的良く釣れる魚なので、ブダイが生息する地域では冬の釣り物として人気があります。
真冬のブダイ鍋はメチャ旨
夏場は『磯臭い』とされるブダイですが、海藻を食べている真冬のブダイはとっても美味!
そんなブダイは、ヒジキやハバノリといった海藻を餌にしたウキ釣りで狙います。
▼ブダイの釣り方や美味しい食べ方はコチラ
【ワカサギ】ドーム船なら寒さ知らず
寒さが耐えられない人にはドーム船がある
自分は寒くても平気だけど、一緒に行く家族や彼女に寒いおもいをさせたくない……そんな方にオススメなのが、ドーム船から楽しむワカサギ釣りです。
暖房が効いた船内から、釣って楽しく、食べて美味しいワカサギが釣れちゃうんです!
初心者の方でも釣れるのが嬉しい
ワカサギがよく釣れるポイントまでドーム船が連れて行ってくれるので、釣果も安心感がありますよね。
ドーム船の乗船料は、4,000~5,000円前後が相場。レンタル釣り具が充実している船を選べば手ぶらで楽しむこともできちゃいますよ。
▼ワカサギ釣りの基本Howtoはこちら
【管理釣り場・海上釣り堀】癒しが欲しくなったら行ってみよう
真冬にルアーで確実に釣りたいなら……
真冬でもたくさんのトラウト達がルアーやフライを追いかけてくれる管理釣り場もオススメ。
一言に管理釣り場といっても、数釣り、サイズ狙い、美味しいトラウト狙い、魚種集めなどなど……楽しみ方は沢山あるので、冬のメインフィールドを管理釣り場するのもアリですよ!
▼色んなトラウトを釣ってみたい方はコチラをチェック!
海上釣り堀で高級魚を手軽に狙ってみる
「何としても美味しい魚を釣り上げたい!」そんな方は海上釣り堀はいかがでしょうか。
網で仕切られた生け簀には、脂がしっかりのったマダイやブリ、釣り堀によってはシマアジやマハタ、イシダイといった超高級魚まで放流されています。
気になっている方は、ぜひ他の釣り物がオフシーズンの冬に出かけてみてはいかがでしょうか。
▼海上釣り堀についてはコチラの記事でご紹介
寒い冬だからこそ、1匹の価値に気づきますよ
寒い時期は中々思うように釣れない分、釣れた時は嬉しさが倍増したりします。
低水温期でも釣れる釣り場を見つけることができれば、毎年楽しむことができるのでぜひポイント開拓にも挑戦してみてくださいね!