磯には胃腸の弱い魚が多い!?

現代社会はストレス社会。世界不況が叫ばれる中、ますます激しくなる競争社会の中で、現代人は多くのストレスを抱えてしまっているのです。
しかし、そんなストレス社会も人間界だけの話ではないようです……。
魚社会にもストレスが……!?

ストレスの影響なのか? 磯には釣られるとウ〇コを漏らしてしまう“胃腸の弱い”魚がいるようです。次項で、2種類の胃腸の弱い魚を特集します。
ウ〇コを漏らす魚① イスズミ

イスズミは磯釣りの外道として有名な魚です。メジナと形が似ており、間違われることもしばしば。関東以南に生息しており、雑食性で海藻類や甲殻類を捕食します。
▼イスズミを特集した記事です
ウ〇コを漏らしすぎて「ババタレ」と呼ばれる

磯釣り師の間では、「ババタレ」の愛称でおなじみのイスズミ。なんとこの愛称は、“釣ったらババ(ウ〇コ)を垂れ流す”ことに由来しています。
さらに略し、「ババ」と呼ばれることも。人間で例えるならば「ウ〇コ野郎」に匹敵する、非常にかわいそうなあだ名が付けられているのです。
実は超高級魚!

マヌケな呼び名だからといって、イスズミを侮ってはいけません。ヒットしたあとは猛烈な引きが楽しめ、釣り人が筋肉痛になることも。
さらに、和歌山県の南紀方面では、なんと1キロあたり5000円以上の超高値で取引されているのです。(50センチ以上の大型個体)
ウ〇コを漏らす魚② ニザダイ

こちらも磯釣りの外道として有名な魚です。サンノジとも呼ばれ、尾っぽの突起が特徴。宮城県以南に生息しており、ほぼ全国の磯釣り場で見かけることができます。
▼ニザダイを特集した記事です
隠れお漏らし野郎

イスズミの存在が大きすぎるため、あまり知られていませんが、実はニザダイもウ〇コを漏らすことが多い魚。
針を外すときに油断をしていると、ニザダイが跳ねて釣り人がウ〇コまみれになることもあります。
釣れすぎは勘弁。でも、釣れないと寂しい。

ひょうきんなルックスだからといって、ニザダイを甘く見てはいけません。猛スピードでウキをひったくり、竿を激しく叩く強烈なダッシュを見せます。
釣れすぎると「もうええって……」となりますが、まったく釣れないと、それはそれで寂しい存在。ちなみに、身には特有の磯臭さがあり、狙って釣る人は少ないようです。
ウ〇コが漏れる理由を考えてみた

たしかに、ストレスが胃腸に影響することもありますが、われわれ人間はそんなにウ○コを漏らしませんよね……。
そこで、イスズミとサンノジを釣りまくった編集部が、ウ〇コを漏らす理由を想像してみました。
食物繊維を摂取しすぎ

イスズミ・サンノジともに、主食は磯に付着する海藻類。海藻類に多く含まれる食物繊維は、お通じをよくする効果があることは周知の事実。
食物繊維を大量に摂取しすぎ、ウ○コが常にユルユルなのではないでしょうか。
ファイト中に力みすぎ

針に掛かってからのファイトは、彼らにとっては「生きるか死ぬか」の闘い。強烈な引きをみせる両者は、ほかの魚に比べて“人一倍”力んでいるに違いありません。
力みすぎた余り、ウ〇コをブリブリと漏らしてしまうことは、私たち人間にだってあるはずです。
釣り人に嫌われすぎ

両者ともにグレ釣りの外道であり、食味もよくないことから、磯釣り師からは“嫌われ者”として扱われています。
「釣るくせに文句ばっかり言いやがって」というストレスが蓄積され、胃腸に悪影響を与えているのではないでしょうか。釣り人とは実に勝手なものですね。
釣られたショックは“脱糞級”

何気なくエサを食べたところ、突如人間に釣り上げられるのだから、彼らにとってそのショックは“脱糞級”なのかもしれません。
釣れてくれたことに感謝し、優しくリリースしてあげましょう。そして、入念にタモ網を洗ってください。