デプス カバースキャットについてのおさらい
琵琶湖にて、冨本タケルプロが提唱したボトム攻略が大流行し、未だ入手困難な状況が続いているデプスのカバースキャッド。
近年の日本バスフィッシングに新しいメソッドを定着させたルアーと言えるでしょう。
サイズラインナップとスペック
サイズ (inch) | 自重 (g) | 公式の推奨フックサイズ | 入数 | 本体価格(円) |
2.5 | 約6.6 | オフセットフック#1/0・#2/0 | 8 | ¥880(税抜¥800) |
3.5 | 約16.5 | オフセットフック#3/0~ | 6 | ¥880(税抜¥800) |
4 | 約26 | オフセットフック#6/0・#7/0 | 5 | ¥880(税抜¥800) |
ソルト含有率40%の超高比重マテリアル

カバースキャットはノーシンカーにおいてのキャスタビリティとフォールスピードの速さを実現するために超高比重ボディを採用。
ソルトの含有率は40%にも及び、ベイトタックルを使用したノーシンカーリグでも抜群の飛距離を実現しています。
スナッグレス性を高める工夫

カバースキャッドはフックポイントを隠せるフックガードカップや、オフセットフックのクランク部分を隠せるディープグルーブなど、スナッグレス性能を高める工夫が施されています。
水平フォール姿勢を保つスタビライザーフィン

ワームボディ前方に付けられたスタビライザーフィンパーツ。
このスタビライザーは水の抵抗を逃がして、真っすぐ水平フォールさせる役割を担っています
サイズ展開も豊富
カバースキャットは3サイズがラインナップされています。
最初に発売された3.5inのオリジナルサイズを基準に、スピニングタックルでの仕様に向いた2.5in、強い流れやディープでも操作のしやすい4inが存在します。
カバースキャットの使い方
カバースキャットはシンプルな形状なため使い方は幾多にもわたります。使おうと思えば水面から10m越えのディープまで攻めることが可能です。
ここでは一般的な使い方をいくつか解説します。
ボトムジャーク
カバースキャットが大ブームを引き起こした使い方がボトムジャークです。
2ジャーク1ポーズ(フォール)を繰り返すだけの簡単なアクション。
オダや石、マンメイドストラクチャーやウィード、ハンプにわたるまで殆どのボトムストラクチャーで使えるのが強み。
浅い水深から10mを超えるディープまで、ボトムで攻めるポイントがあれば、どんな場所でも使える強力メソッドです。
ブッシュ・カバー・オーバーハング攻略
野池やリザーバーで見られる定番ポイントにオーバーハングがあります。
オーバーハングは木が水面まで張り出してシェード(影)を作り出すカバーのことで、カバーに奥行きがあることが特徴です。
そのためスキッピング等の技術で、カバーの奥の奥に入れることが重要となります。
カバースキャットはスキッピングがしやすい形状なのでまさにオーバーハング攻略には向いたルアーと言えるでしょう。
水面ドッグウォーク
カバースキャットはトップウォーター的な使い方をすることも可能。
ボトムジャークをしている時に突如水面にボイルが発生する……ということも珍しくありません。
そんな時はリールを高速で巻きながらロッドをちょんちょんと煽り、バスに追われて逃げる小魚(パニックアクション)を演出します。
カバースキャットのここがすごい!
圧倒的飛距離
カバースキャットはソルト含有率40%ということは冒頭で触れましたが、それに加えて余計なパーツが付いていないこと、後方重心であることも相まってその飛距離はまさに圧倒的。
多少の風が吹いていても遥か彼方まで飛んでいってくれます。これはカバースキャットの持つ大きなアドバンテージでしょう。
強い湖流の中でもきっちりとボトムがとれる
余計なパーツがついていないので他の高比重系ワームと比較してもボトムのとりやすさは群を抜いています。
筆者のメインフィールドは琵琶湖なので深いところでは20m近いボトムを釣るときがあります。
そんな場所でもカバースキャットはシンカーなしでボトムをとることができるのです。
これは川のようなフィールドでも同じことが言え、ゆるい流れなら底をとることが出来るのでボトムをノーシンカーで転がしたりするのも有効でしょう。
他のワームが機能しない場所でも使える
シンカーがついたリグでは引っかかってしまうロックエリアやドロッとしたウィードのエリアでもカバースキャットは使うことができます。
それ故に。そういう場所でバスを釣る場合は独壇場になることもしばしば。
他の高比重ワームよりも弾性があるのでストラクチャーに当たった時にワームがズレにくいというのもアドバンテージ。
また同じく高い弾性により、硬いストラクチャーやボトムにコンタクトするとバウンドするのでそれ自体が誘いになってくれます。
カバースキャットに適したタックルセッティング
カバースキャットのフック
カバースキャットに使用するフックはオフセットフック。ナローゲイプタイプとワイドゲイプタイプの双方を使用する事ができ、状況や好みによって使い分けます。
筆者の一例ですが、オリジナルサイズの3.5inにはRYUGIリミットの5/0フックを使用しています。
カバースキャットのタックル
3.5〜4inはベイトタックル。ロッドは7ft以下のMH〜Hアクションで、リールはエクストラハイギアかハイギア。ラインはフロロカーボンの20lb。
2.5inはスピニングタックル。ロッドはM〜MHアクションで、リールはハイギア以上。ラインはPE0.8号+フロロリーダー12lb。
いかにもな場所は、カバースキャッドを当て続けてみて。
繰り返しになりますが、筆者が思うボトムジャーク最大のコツは一度ストラクチャーに当てたら、そこから移動させずに同じストラクチャーに当て続けることです。
その全てをブラインドでやる場合は時間がかかり過ぎてしまいますが、例えば陸っぱりの方(魚探がない方)でも、よくバスが回ってくるような回遊ポイント(時間をかけたいポイント)って、幾つか思いつきますよね。
「ここ絶対居そうなのに、なぜか来ないな〜」そんな時は1分。いや30秒でも良いのでカバースキャッドをストラクチャーに当てて続けてみてください。
デプス カバースキャット 2.5in
※一部、プレミア価格になっている可能性がありますのでご注意ください。
デプス カバースキャット 3.5inch
※一部、プレミア価格になっている可能性がありますのでご注意ください。
デプス カバースキャット 4inch
※一部、プレミア価格になっている可能性がありますのでご注意ください。