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マグロ界にもヒエラルキーが!?マグロの種類や味・価格をランキング(3ページ目)

マグロの価格ランキング

マグロ刺身の盛り合わせ

出典:PIXTA

続いて価格のランキングをご紹介します。スーパーや回転寿司などの相場を参考に、ランキング化したものです。やはり味と値段は比例するものなのでしょうか? チェックしてみましょう。

1位 クロマグロ
味の王様クロマグロは、もちろん値段の面でも1位です。市場での相場で中トロ・大トロが10,000円/キロ〜、赤身でも8,000円と、店頭に並ぶ頃には、すし一貫で2,000円という破格の値段になります。

2位 ミナミマグロ
ミナミマグロも非常に高価なマグロの一つです。しかし、クロマグロと比べると中トロ・大トロが4,500円と約半値に。しかし、クロマグロには劣るもののミナミマグロもかなりの高級品。赤身の刺身で1,500円以上するお店もあります。

3位 メバチマグロ
メバチマグロの市場での相場は2,000円/キロ程度です。産卵時期である夏などクロマグロの味が落ちている時期は、代用にメバチマグロを使うところもあるほどマグロですので、味とのバランスを考えるとコスパ抜群のマグロといえます。

4位 キハダマグロ
市場でのキハダマグロもメバチ同様、2,000円/キロ前後。市場的には脂の多いほうが人気があり、脂が少ないキハダマグロは4位にランクインしています。トロよりも赤身のようなサッパリした味がお好みの方にはオススメです。

5位 ビンチョウマグロ
ビンナガマグロの市場相場は500円/キロと非常に安価なマグロです。その分味は劣ると判断されがちですが、脂の乗った時期のビンチョウマグロは、他のマグロに引けを取らない味わいで、近年新たな価値が見出されているマグロです。

釣り人なら知っておきたい! マグロの見分け方

一見、同じようなマグロの種類ですが、体の部位などに特徴があります。釣り人なら是非知っておきたいマグロの見分け方を簡単にまとめました。

釣り人ならずとも憧れの魚『クロマグロ』や、パヤオや夏の相模湾でおなじみの『キハダ』。そしてコスパ抜群の『メバチマグロ』。今回はこの3種類のマグロの見分け方を紹介します。

クロマグロの特徴

クロマグロ

出典:PIXTA

クロマグロの最大の特徴はその大きさです。全長3メートル、体重400キロを超える種はマグロ属の中でも最大で、クロマグロを超えるマグロは存在しません。見た目的には胸鰭が短いことが特徴で、第二背鰭に届かない短さの胸鰭はクロマグロだけです。

キハダマグロの特徴

キハダマグロ

出典:PIXTA

キハダマグロは漢字で“黄肌鮪”と書くように、全体的に黄色を帯びている体色が特徴。特に第二背鰭と尾びれが鮮やかな濃い黄色になります。また尾びれが成魚になるにつれて鎌状に大きくなっていくことも特徴の一つです。

メバチマグロの特徴

メバチマグロ

出典:康栄丸

※写真の上がメバチ。下はキハダ。
メバチマグロは英名では『BIGEYE TUNA』と呼ばれます。その名の通り目が大きいことが特徴で、体高が最も高いマグロでもあり、ずんぐりむっくりとした体形が特徴のマグロでもあります。

絶滅が危惧されるマグロたち

市場のマグロ

出典:PIXTA

大きくわけて5種類のマグロをご紹介しました。寿司やお刺身で、また釣りのターゲットとしても人気のあるマグロたち。しかしクロマグロやミナミマグロなど絶滅が危惧される種類もあることを忘れてはなりません。

産卵前や幼魚を一網打尽にしてしまう巻網漁など、マグロ漁の手段や資源管理は、国際的な問題としてもとりあげられています。消費者として、そして釣り人としても、美味しくて大きなマグロが未来に残ることを願います。そのためには資源管理の徹底や、適正な漁獲量を保つことが重要といえそうですね。

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