スピンキャストリール

おすすめスピンキャストリール10選!使い方とメリット/デメリットを解説

スピンキャストリールの特性や、使い方を指南!

おすすめのスピンキャストリール12モデルも紹介します!

目次

古代種リール『スピンキャストリール』について

スピンキャストリールは独特の構造と見た目を持った「第3のリール」とも言えるリール。

スプールがカバーで覆われる構造から、またの名をクローズドフェイスリールとも呼ばれています。

スピンキャストリールの構造や、釣りで使う上でのメリットやデメリットを解説していきます!

スピニングリールとベイトリールを掛け合わせたような構造

スピンキャストリールには、大きく分けてベイトリールのようにロッドの上に付けるものと、スピニングリールのように下に付けるものの2種類に分類されます。

どちらもスピニングリールのような縦向きのスプールに、ベイトリールのクラッチが取り付けられたような構造で、スプール自体はカバーに覆われています。

キャストするとスピニングリール同様、ラインは完全にフリーな状態で放出される仕組み。

スピンキャストのクラッチ

ロッドの上に取り付けるタイプのスピンキャストリールの場合、リール上部にクラッチやボタンが設けられています。

このクラッチを押すと、ラインを固定するストッパーのロックが解除されます。

続けてキャスト時にクラッチをタイミング良く離すと、ストッパーが解放されると同時にラインが放出されるのです。

スピンキャストのクラッチレバー

ロッドの下に付けるタイプのスピンキャストリールには、クラッチの代わりにトリガーが備わっています。

仕組みとしてはクラッチ式と同様で、トリガーを引いた状態からタイミング良く離してキャストする仕組みです。

いずれのタイプも、ハンドルを回すと同時にストッパーがロックされてラインの巻き上げが可能。ワンアクションでキャストと巻き上げを切り替えらる構造は、ベイトリールに近いと言えるでしょう。

スピンキャストリールのメリット/デメリット

スピンキャストを使うイメージ

メリット

操作が簡単で子供でも扱いやすい

スピンキャストリール最大のメリットが、操作が簡単なこと。この特徴がこのリールを生き永らえさせてきた理由とも言えるでしょう。

クラッチを押してタイミング良く離すだけの動作は子供でも理解しやすく、使い始めてからキャストできるようになるまでそう時間がかかりません。

トラブルが少ない

スピンキャストリールはキャストの時にラインがフリーになるので、ベイトリールのようなバックラッシュの心配がありません。

ベイトリール並みの手返しと、トラブルの少なさを兼ね備えたリールは唯一無二かもしれません。

手返しが早い

スピンキャストリールはスピニングリール並のトラブルの少なさと、ベイトリールの手返しの早さを併せ持っています。

つまり、ショートキャストを繰り返す釣りにはかなり適しているということ。狙ったポイントに正確にキャストすることも得意技。

トラウトやバスなどキャスト精度を求められる釣りに最適で、渓流トラウト狙いのルアー釣りでは、スピンキャストリールがお手本タックルだった時代もあるほどです。

デメリット

太いラインは不得意

スピンキャストリールはその構造上、ラインがヨレやすいというデメリットがあります

具体的には、3号以下の細いライン向けと考えてください。

そもそも、糸巻量がベイトリールやスピニングリールと比べて圧倒的に少ない製品がほとんどです。

遠投するのが難しい

構造上直径の大きなスプールを載せるのが難しく、放出時にカバーがライン放出の抵抗になってしまうスピンキャストリールは遠投に不向き

渓流やエリアトラウト、ボートからのバス釣り、足元狙いのサビキやウキ釣りなど、近距離専用リールとして扱うのが無難です。

巻き上げパワーが弱い

スプール径が小さく、巻き上げ機構に制約の多いスピンキャストリールは、ベイトやスピニングに比べて巻き上げ力はどうしても劣ります。

太糸の扱いに難があり、ドラグ性能がお世辞にもいいとは言えないものが殆どで、あまり大きな魚狙いの釣りには適さないのが現実。

狙う魚がそれなりに大きいなら、素直にスピニングリールやベイトリールを選びましょう。

スピンキャストリールおすすめ12選

ダイワ スピンキャスト80

日本が誇る大手釣具メーカー「ダイワ」が販売しているスピンキャストリール。


ベイトロッドに装着できるタイプで、ボートからのバスフィッシングなどにおすすめ。


ナイロン6lbが付属しているので、買ってすぐに釣りを楽しめます。


 

ギア比4.3
自重250g
最大ドラグ力4.5kg
糸巻き量6lb-95m

ダイワ アンダースピン80

アンダースピンはスピニングロッドに取り付けるタイプのスピンキャストリール。


スペックとしてはスピンキャスト80と同じで、スピニングロッドに取り付けられる構造なのがこのモデル。


手返しを求められるトラウトゲームはもちろん、子供に持たせる最初のリールとしてもおすすめです。

ギア比4.3
自重250g
最大ドラグ力4.5kg
糸巻き量6lb-95m

アブガルシア MAXX SC15

アブガルシア製で、スピンキャストリールとしてはハイギアなモデル。


スピンキャストとしては比較的巻き取りが早いので、ルアー釣りにも適しています。


ラインも8lbが150mまで巻けるので、スピンキャストとしてはそれなりのサイズの魚とも戦えるスペックです。

ギア比5.2
自重298g
最大ドラグ力4.6kg
糸巻き量8lb-150m

アブガルシア 506MKⅡ

アブガルシアのスピンキャストリールの中でも、上位機種に位置するモデル。


他のモデルよりもライン放出部の径が大きく、飛距離を出せることが特徴です。


構造面でもしっかりしていて耐久性にも優れ、クラシカルな見た目も相まって本格的な渓流トラウトゲームにも使えるリールです。

ギア比3.9
自重288g
最大ドラグ力4.5㎏
糸巻き量3lb-100m

ゼブコ ローム

スピンキャストリールを専門に販売しているアメリカの老舗メーカー「ゼブコ」のスピンキャストリール。


専門メーカーだけありモダンなデザインで、最新のスピニングリールやベイトリールにも劣らない見た目の良さ。


スピンキャストリールとしては軽く、実釣性能も備わっています。

ギア比3.6
自重246g
最大ドラグ力-
糸巻き量10lb-110m

ゼブコ 33マイクロ

ゼブコのコンパクトサイズのスピンキャストリール。


ベイトリールと同じような感覚で握れることからキャストしやすく、軽いルアーの扱いやすさにも優れています。


自重も164gとかなり軽量なので、ノーシンカーやスモラバ、トラウト用の軽量スプーンに適しています。

ギア比4.3
自重164g
最大ドラグ力-
糸巻き量4lb-80m

ゼブコ 404MBK

404MBKはゼブコのスピニングリールの中でも、低価格でお求めやすいモデル。


黒を基調としたデザインでタックルにも馴染みやすく、エサ釣りで便利なバイトアラート機能を搭載。


15lbのラインがあらかじめ巻かれているので、買ってすぐに釣りへと出掛けられます。

ギア比2.8
自重256g
最大ドラグ力-
糸巻き量15lb-82m

ゼブコ オメガプロ Z02

ゼブコのスピンキャストリールの最高峰モデル。


ボディやカバーは金属製で耐久性に優れ、ある程度の大物でも問題なくファイト可能。


スプールが上下に動くオシュレート式なので、他のスピンキャストリール以上にトラブルが少ない設計です。

ギア比3.4
自重227g
最大ドラグ力
糸巻き量6lb-78m

カストキング ブルータス30

アメリカのカストキング製スピンキャストリール。


左右のハンドルが入れ替えできる構造で、右巻き左巻き両方に対応。


ラインんのピックアップ部分が2つある構造で、巻き取り時のトラブルを防止します。

ギア比4
自重290g
最大ドラグ力-
糸巻き量10lb-146m

テイルウォーク キャンピーⅡ 50

テイルウォークのスピンキャストリールとロッドのセット。


しっかりと曲がるロッドとワンタッチで投げられるリールのセットで、ルアー釣りからワカサギ釣り、ちょい投げ釣りまで対応。


誰でも扱いやすいく、初めての釣りにもおすすめです。

ギア比-
自重-
最大ドラグ力-
糸巻き量8lb-100m

スピンキャストリールは遊び心満載のリール

うきまろスピンキャスト

撮影:アナハゼティ

スピンキャストリールはメジャーではないながらも、意外と奥深く遊び心に溢れたリール。

誰でも簡単に扱えるうえ、手返しにも優れて実力もなかなか侮れません。

スピンキャストリールを使って、普段とは一味違った釣りを楽しんでみてください!

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