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マハゼの画像

「マハゼ」は、ハゼ科の代表種!?飼育もできる身近な魚とは

マハゼについて詳しく知ろう!意外と身近な存在の魚マハゼ。釣りや食用、飼育で人気の魚ですが、どのな魚であるのかご存知でしょうか。今回、特徴や生態、似た種類のハゼから、飼育方法までもご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

マハゼはこんな魚

マハゼの画像出典:PIXTA

マハゼはスズキ目ハゼ科の仲間。漢字では「真沙魚」、「真鯊」と書き、名前につく「真」はハゼ類の代表的な種という意味です。ハゼ類は日本で最も繁殖している魚のひとつです。

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特徴

マハゼは、最大25センチ程度まで成長します。一般的によく目にするのは15センチ程度。様々な種類がいるハゼ類の中では、比較的スマートな体型をしています。背中は灰褐色を帯び、体には黒い斑点が縞状に入っていて、腹側は鈍い光沢を帯びた白色が特徴。

生態

日本地図の画像

出典:PIXTA

日本では北海道から種子島まで分布。波の穏やかな内湾や砂泥地の汽水域に多く生息していますが、若魚は海岸の浅瀬や川の淡水域にまで入ってきます。汚染にも強いため、特に都市部の港湾に多く生息。都会での釣りの好ターゲットとなっています。やや雑食性で、甲殻類や貝類、多毛類、場合によっては小魚も貪欲に捕食します。

マハゼの様々な呼び名

日本各地で生息するマハゼ。地方によって様々な呼び名があります。大阪では「カワハゼ」。岡山県などでは「シロハゼ」。石川県では「カワギス」などと呼ばれます。また、その年に生まれた小さいものは「デキハゼ」。ハゼの代表種であることから、主に関東などでは単に「ハゼ」と呼ぶ事もあります。

釣りの対象魚としても人気

マハゼは内湾や汽水域に多く生息しているため、運河や河口などで非常によく釣れます。特に時期になると川にも進入し、かなり中流まで上るので、身近な河川でハゼ釣りを楽しむことも可能。身近な場所で、簡単な道具と仕掛けでよく釣れるので、子どもでも楽しめるのがハゼ釣りです。

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マハゼの旬の時期

マハゼは冬には沖合いに流れていき、春ごろ産卵を迎えます。そのため、沖へと落ちていく直前の秋から冬にかけてが旬。綺麗な白身は、ほっくりとした天ぷらが最高です。新鮮なものは刺身でいただくことも。また、真子(卵巣)は非常に珍味で、高級食材のひとつです。
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マハゼに似た魚

ハゼ科の魚は非常に種類が多く、実に2,100種類以上あると言われています。中には、マハゼに見間違えるようなよく似た種もいます。ここでは、マハゼに似た種とその見分け方、紛らわしい種、さらには毒を持っていて注意が必要な種が存在します。

ウロハゼ

ウロハゼは、スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ウロハゼ属で、クロハゼとも呼ばれる魚。マハゼと非常によく似ていますが、あごと尻尾の形で見分けられます。ウロハゼの下あごは、受け皿のように出ています。尻尾は、縞模様がなく全体的に黒味を帯びています。

ダボハゼ

ダボハゼは、スズキ目ドンコ科、ドンコとも呼ばれる純淡水魚。マハゼとは見た目も異なり、全体的にかなり黒っぽい身体をしているので、簡単に見分けられます。ハゼの仲間として混同されがちですが、ハゼという名がついているものの、ハゼ科ではない魚です。

ツムギハゼ

ツムギハゼは、スズキ目ハゼ科の魚。ふぐ毒の『テトロドトキシン』を持つ要注意の種。ツムギハゼの背びれは前後に分かれ、前方の背びれは第2棘が伸びています。また、目と頭が大きく、マハゼの方が目も頭も小さくスリムです。さらに、ツムギハゼには3つの大きな黒色斑点があり、不明瞭なマハゼの黒色斑点とは区別しやすい特徴です。

マハゼは飼育もできる!

マハゼの飼育の画像出典:PIXTA

マハゼは、飼育することもできます。愛嬌のある顔つきや個性的な模様など、好んで飼育する愛好家も多くいます。しかしマハゼは純淡水魚ではないので、飼育するには環境づくりが必要。ここでは、マハゼを飼育する環境やエサなどについて、簡単にご説明します。

適した水槽サイズ

貪欲な食性をもつマハゼ。成長するにつれて気性が荒くなります。水槽が小さすぎるとマハゼ同士が争いをしてしまうので、大きさに余裕のある水槽が必要。60センチ以上の水槽を用意しましょう。マハゼの飼育には汽水を作る必要があるので、上部フィルターは海水対応のものがおすすめ。また基本的な生息地が砂地なので、底砂もあるとよいでしょう。
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【セット内容】
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●ガラスフタ
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・30cm水槽(約28L)…1kg〜3kg
・45cm水槽(約35L)…3kg〜6kg
・60cm水槽(約57L)…4kg〜8kg
・90cm水槽(約157L)…10kg〜20kg

エサ

マハゼは雑食性なので、エサにはそれほど困りません。専用の販売エサがありませんが、ドジョウ用のエサなどは、様々な成分が配合され、また扱いやすいのでおすすめです。また、虫エサも好物のひとつなので、虫エサの保管ができる場合は、虫エサもおすすめです。

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内容量:14g

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内容量:約10g

汽水を作る

マハゼの飼育には汽水を作る必要があります。まずは海水作り。カルキ抜きした水道水を用意し、人工海水の元を入れて、水槽のろ過装置で循環させます。そのまま魚を入れないで4週間~2ケ月、水を循環させ、海水を完成させます。海水が出来上がったら、カルキ抜きした水道水を比重計を使って混ぜ合わせ、塩分割合を1.004~1.012に設定して汽水を作ります。

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水温

水温が下がると沖の方へと移ってしまうマハゼ。低水温は苦手です。飼育するためには、水温は15℃~26℃を保つようにしましょう。水温計での管理をおすすめします。

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基準精度:±0.5℃
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飼育での注意点

マハゼは丈夫な性質なので比較的飼いやすい魚ですが、正確が荒いため、同種どうしでケンカをしやすく、ケガをすることも。隠れ家を多めに用意して、マハゼ同士の衝突を減らしましょう。また、エサを与えすぎると消化不良を起こしてしまいます。水カビ病防止のためにも、食べ残しのエサやその他のゴミは小まめに取り除きましょう。水質悪化も病気のが発生を招く可能性があるので、日頃から身体の状態をチェックするとよいでしょう。

マハゼと触れ合おう!!

マハゼ釣りの画像出典:PIXTA

とても身近にいるマハゼ。釣って楽しい、食べて美味しい、そして観賞して楽しむことのできる、親しい魚です。気軽に近所で釣ることができるのも魅力的ですね。釣りの入門にもぴったり。さらに踏み込んで、本格的に飼育してみるのも面白いかもしれません。そんな私たちに身近なマハゼ、いろいろなやり方で触れ合ってみたいですね。