メバリングで使うPEラインについて
PEラインは極細のポリエチレン原糸を複数編み込んで構成されたライン。その多くが4本、又は8本の原糸の編み込みです。メバリングをする際に、状況に応じてPEラインを使うことでメリットが生まれ、特にナイトゲームの際には、PEラインを使う釣り人も多いでしょう。
▼メバリングで用いるラインの種類と特徴、使い分けのポイントを紹介している記事です。
PEラインを使うメリット・デメリット
様々な素材のラインが発売される中、PEラインを選択するには、メリット・デメリットをしっかりと把握しておく必要があります。PEラインはナイロンラインやフロロカーボンラインのような、モノフィラメントラインではありません。また、素材の特性により、メリット・デメリットがあります。
メリット
PEラインを使用するメリットは、ライン自体が軽量なので飛距離が出やすいことです。また伸びが少なく、高感度であることも特筆すべき点でしょう。
PEラインの比重は、おおよそ0.97程度。海水の比重1.02を下回るため、水に漂わせやすいでしょう。プランクトンやベイトフィッシュを補食する、メバルのライズがある場面で、そのメリットを活かすことが出来ます。
デメリット
PEラインでのデメリットは、ライン自体が軽いので、風の影響を受けて余分に放出されやすいこと、また、ボトム付近を攻めにくいことです。
特にラインの余分な放出は、糸絡みや、リールの巻き取りの際のトラブルに繋がります。気づかずにキャストして、切れてしまった、そんなことが起きるリスクもあります。
状況に応じた変更が必要!
メバリングの様々なシーンを、PEラインひとつで攻略することは難しく、状況に合わせたライン選択が必須です。いかにメバルのいるレンジを把握し、そのレンジをキープしながらルアーを操作できるかがキーです。
時間帯や潮周りなどでレンジが常に変化するので、メバルが浮きやすい時間帯は、PEラインの使用が適しています。
低活性でボトムに沈んでいる時間帯は、水中に沈めやすいフロロやエステルなどのラインを使うなど、臨機応変に対応するといいでしょう。
メバリング用PEラインの選び方
PEラインを購入しようと店頭などに足を運ぶと、数多くの種類が並び、どれを選んだら良いか悩むのではないでしょうか。ここでは、基本となる選び方をご紹介します。
PEラインの太さ(号数)
PEラインの太さ(号数)は、0.3号を基本とします。ラインの太さが細いほど空気抵抗を受けにくく、軽量ルアーでも飛距離を出しやすくなります。同じ重量のジグヘッドであれば、0.3号より0.2号のほうがより遠くにキャストできます。
PEラインの長さ
PEラインの長さは、最大で200メートルあれば十分です。その他に、リールの糸巻量に合わせて調整をします。多くのPEラインは150メートル前後で販売され、必要に応じて下糸を巻いて調整をします。
PEラインの色
夕マズメからナイトゲーム中心のメバリングでは、一般的にローライトで視認できる蛍光カラーが良いでしょう。PEラインにつけられている色は、元々放出距離を把握するためにつけられています。
また、ライントラブルの早期発見にも一役買っています。バイトが渋い場合は、ラインテンションの変化を見てアタリをとることもできるのです。
初めてのPEラインなら
初めてメバリングでPEラインを使用されるのであれば、太さ0.3~0.4号程度、長さ150メートル前後、色は蛍光色が良いでしょう。オススメはホワイト、イエローやオレンジ、ピンク、モスグリーンなどがおすすめです。
ナイトゲームの場合は同じカラーのラインで、照明灯が水銀灯かネオン灯かで見えやすさが変わります。使用するエリアの照明と、相性のいいカラーを選んでみましょう。
メバリングで使えるPEラインおすすめ9選!
様々なメーカーから発売されているPEライン。その中でもおすすめのモデルをご紹介します。
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PEラインでメバリングを有利に!
近年ライトゲームの人気は高く、ジグヘッド単体とナイロンラインを組み合わせたメバリングでは、なかなか釣果が出しにくくなっているのが現実。凪のナイトゲーム、表層ライズの状況では、PEラインが圧倒的に有利な場面も存在します。
ジグヘッド単体だけでなく、フロートリグを組み合わせることで広いエリアを探ることもできるでしょう。予備のスプールにPEラインを巻いておき、臨機応変に使い分けてみてはいかがでしょうか。