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ウレタンコート剤おすすめ7選!使い方と綺麗にコートするコツを伝授

ルアーやウキの表面保護に効果的な「ウレタンコート」。

数あるコーティング剤から、7つを厳選して紹介!綺麗なコーティングを作るコツも伝授しちゃいます!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:釣り好き!まっちゃん

手軽に釣具を強化できる「ウレタンコート」

撮影:釣り好き!まっちゃん

高分子素材の一種である「ウレタン樹脂」は強度に優れた素材で、ルアーやウキなどの釣具のコーティングにも用いられている材料です。

ウレタンによる強力な皮膜で釣具を覆うことで、塗装面の剥がれや破損、浸水を防ぐことが可能。

手軽に釣具を強化・復活させられるウレタンコートについて、詳しく解説していきます!

釣具に用いられるウレタンコート剤とそのメリット

釣具店などで販売されているウレタン樹脂は、硬化前は液状ですが、空気中の水分や硬化剤に触れると強固に硬化する性質を持っています

皮膜は厚く、硬さと弾力性を備えているので、ウレタンコート剤でルアーやウキなどの釣具を覆うと数々の恩恵が得られるのです。

塗装が剝がれにくくなる

撮影:TSURI HACK編集部

ウレタンコートの代表的なメリットが、塗装の剥がれやへこみ程度の破損が防げる事でしょう

岩や魚の歯が塗装面に触れる事がなくなるため、元の美しい状態を長く保つ事ができます。

とくに、塗装する素材が硬いメタルジグなどは、ボディ素材と塗料との相性でどうしても塗装が剥がれやすいですが、使う前に1回コートするだけでかなりの色剥がれが防げます。

フックサークルが付きにくくなる

撮影:TSURI HACK編集部

ルアーがアクションする時、自身のフックによってボディについてしまうのがフックサークル。

フックサークルは使い込んだルアーとしての勲章であるという見方もありますが、実使用面ではここを起点に塗装が剥がれたり、浸水に至るケースもあります。

ウレタンコーティングしておけば、傷が入るのはウレタン皮膜なので、ボディ自体の損傷を防げるのです。

ウレタンコートのデメリット

魅力的なメリットがあるウレタンコートですが、もちろんデメリットもあります。

手間・時間がかかる

ウレタンコートをするためには、ルアーの表面にウレタン樹脂を塗布して乾燥させる手間が避けられません。

乾燥には最低でも丸一日以上掛かってしまうため、すぐにルアーを使いたい場合には向かないでしょう。

また、未硬化のウレタンが液だれしたり、ニオイもあるため乾燥させる場所を作業前に用意する必要もあります。

ウレタンコーティング自体の扱いにコツがいる

ウレタンコート剤自体は粘性が高い液体で、気温によって粘度が左右され、一液性のものは湿度によって硬化時間にもバラツキが生じます。

毎作業で均一なコーティングするのは難しく、とくに冬季はいつまでたっても硬化しないなんて事もあるのを念頭におく必要があるでしょう。

また、一液性のウレタン樹脂は開封した瞬間から空気中の水分と触れて硬化が始まってしまい、一度硬化したものをうすめ液で再び液化することも不可能。

一度開栓したら、なるべく早く使い切るのがおすすめです。

塗膜の分だけ重くなる

非常に強固なウレタン皮膜ですが、その分重さもあります

ある程度大きなサイズのルアーやウキであれば問題になりませんが、トラウト用ミノーなど繊細なルアーでは、皮膜が厚くなるドブ漬けでコーティングするとアクションが崩れたりする場合も

コーティングする対象物にウレタンコートが向いているかどうか、慎重に考えましょう。

経年劣化で色が変化する

ウレタンコーティング剤は、硬化直後は透明な状態ですが、紫外線の影響で徐々に黄色味がかってきます

近年ではこの「黄変」を防ぐ添加剤が入った製品もあるため、色味の変化が気になるならそういったものがおすすめです。

ウレタンコート剤の種類は大きく3タイプ

ウレタンコート剤には様々なタイプが存在しますが、現時点で一般的に販売されている代表的なタイプを3つご紹介しましょう。

1液タイプ(瓶入り)

  1. ●メリット
  2. 作業が簡単
  3. 一気に厚い皮膜が作れる
  4. ●デメリット
  5. 硬化時間が湿度や気温に左右される
  6. 一度使うと硬化や変質が始まり日持ちしない

 

1液タイプは、空気中の水分に反応して硬化が始まります。

市販の多くの製品が広口の瓶入りで、キャップを開けて中にルアーやウキを漬けて引き上げるだけでコーティングが可能。

硬化剤を混ぜ合わせる必要がないため、硬化ムラも起きず比較的簡単に作業でき、分厚い皮膜を作りやすいのがメリットでしょう。

一方で完全硬化までの時間が湿度に左右されたり、一度開栓すると硬化が始まってしまい止められないなどのデメリットも。

ある程度の数のルアーを、手軽にまとめてコーティングしたい時に向くタイプです。

2液タイプ

  1. ●メリット
  2. 筆塗りやエアブラシでの塗布が可能
  3. 混ぜない限り硬化しないので持ちがいい
  4. 湿気に左右されず硬化させられる
  5. ●デメリット
  6. ドブ漬けには不向き
  7. 1液性に比べてやや高価
  8. 配合バランスを誤ると硬化不良を起こす

 

2液タイプは主液と硬化剤を混ぜると硬化が始まるタイプ

硬化剤で主剤を化学結合させていくため、気温にさえ気を使えば一定の時間で硬化させられます。また、混合させない限り硬化もしないため、未使用の液を長期間保存する事も可能。

2液性タイプは筆塗りやエアブラシによる吹き付けを前提としているため、薄い皮膜を作る事が可能なのもメリットでしょう。

一方でやや高価なため、ドブ漬けなど余分な液剤が出る使い方には不向きで、配合比に気を使う必要も。

少量の釣具をコートしたい時や、小さめのルアーに薄めのコーティングを施すのに向いたタイプでしょう。

1液スプレータイプ

  1. ●メリット
  2. 吹き付けコーティングか気軽にできる
  3. 薄めの皮膜が作れる
  4. ●デメリット
  5. 瓶入りのものに比べて高価
  6. 硬化時間が気温と湿度に左右される
  7. 一度使うと硬化や変質が始まり日持ちしない

 

スプレー缶に1液性ウレタンが入ったタイプ。

塗装機材を持っていなくても吹き付けコーティングが気軽にできるのがメリット。

強度のある皮膜を作るのには不向きですが、軽量ルアーをコーティングしたい時や、ドブ漬け前に塗装の色止めなど、1本持っておくと便利。

デメリットは瓶入りに比べやや高価なことと、性質が一液性のものと同じなこと。

繊細なタイプのルアーやウキを、まとめて吹き付けコーティングしたい時や、ドブ漬け前の色止めに重宝するでしょう。

綺麗にウレタンコーティングするためのコツ

撮影:釣り好き!まっちゃん

対象物の表面の汚れや水分はきっちり除去する

ルアーやウキをウレタンコートする際には、表面の汚れと水分を拭き取りましょう。

そのままでコーティングすると、硬化した後のウレタン樹脂膜が剝がれやすくなったり、コーティングが変色したりします。

拭き取りには、シンナーやアルコールなど脱脂成分を含む薬剤で拭き取るのがおすすめです。

完全硬化までは触れない

表面にウレタン樹脂を塗布した後は完全硬化するまで待ちましょう。

未硬化状態のウレタンは非常に脆く、容易に剥がれてしまいます。

作業時の気温と湿度も大事

1液性、2液性ともに硬化反応は気温が高いほど早く進み、低いほど遅く進行します

あまりに温度が高いと硬化不良を起こす可能があるため、真夏の屋外などは不向き。

逆に気温が低い場合、硬化は遅くなるものの確実に進むため、強固で整った皮膜が作れます。

また、1液性は水分で硬化が進むため湿度管理が重要

綺麗なコーティングを作るのにはやや乾燥気味の時期が適していて、晩秋〜春までの間の晴れた日がベストと言えるでしょう。

ウレタンコートおすすめ7選

    オフィスアクセル ウレタンコートMJ+

    タイプ1液

    そのままドブ漬けできる瓶入りの1液ウレタンコート

    オフィスアクセルの瓶入り1液性ウレタンコート。

    揮発しにくい溶剤が使われていて、分厚いウレタン樹脂層でコーティングできます。

    メタルジグなどの縦長のルアーをドブ漬けするのに最適な製品です。

    東邦産業 ウレタンフィニッシャーEX 200ml

    タイプ1液

    UVカット剤入りで変色しにくい1液ウレタン

    黄変や色褪せを防ぐ「UVカット剤」が配合されたされた1液ウレタンコート。

    乾燥時間の効率に優れ、細長い瓶入りでジグや大きめのプラグのドブ漬けに適しています。

    ノントルエンタイプなので臭いも少なく、サラサラで作業性のよいウレタンコートです。

      東邦産業 超!ケイムラウレタンフィニッシャーEX 200ml

      タイプ1液

      ケイムラタイプの1液ウレタンコート

      ルアーにケイムラカラーが追加できる、ケイムラ成分配合の1液ウレタンコート。

      紫外線で青白く光る効果で、ルアーの表面強化とアピール力アップを同時に叶えます。

      手間をかけてコーティングするなら、こういうタイプでカラーチューンするのもおすすめです。

      タカミヤ 鯛ラバヘッド専用ケイムラコーティング剤

      タイプ1液

      タイラバのヘッドにケイムラパワーをプラス!

      鯛ラバヘッドをコーティングするための1液ウレタンコート。

      ケイムラカラー剤が配合されていて、ドブ漬けした鯛ラバヘッドをケイムラ仕様にカスタムできます。

      鯛ラバヘッドはもちろん、ウキなどの丸型の釣具もコーティングしやすいでしょう。

      東邦産業 ウレタンクリアーEX 80mlセット

      タイプ2液

      劣化しにくい2液タイプのウレタンコート

      東邦産業の長期保存が可能な2液ウレタンコート。

      透明で発色が良く、ルアー本来のカラーリングを活かしつつ強度を上げられることが最大の特徴。

      紫外線による劣化を防ぐアルミパックに入っているなど、保存性の良さを高めるパッケージなのもポイントです。

        オフィスアクセル ウレタンコートMJスプレー

        タイプスプレー

        吹き付けコーティングを手軽に試すならこれ

        吹き付けでのウレタンコーティングが可能な、スプレータイプのウレタンコート。

        成分は1液タイプのウレタンコートMJ+と同等なので、同じくMJ+の瓶入りでドブ漬けする前の色止めにも使えます。

        小型ルアーやウキの塗装にも最適でしょう。

          オフィスアクセル ウレタンコートLRスプレー

          タイプスプレー

          クリアで強いスプレータイプウレタン

          オフィスアクセルから販売されている、透明度と強度に優れたスプレータイプウレタンコート。

          塗膜が薄くなりがちなスプレータイプながら、重ね塗りでドブ漬け並みの強度を出すことも可能です。

          小さいルアーから大きいルアーまで、あらゆるサイズに対応します。

          ウレタンコートで釣具を長持ちさせよう!

          撮影:釣り好き!まっちゃん

          ウレタンコートは剝がれやすいルアーの塗装を強化してくれるだけではなく、フックサークルなどの傷も防いでくれる便利アイテム。

          ケイムラ発光させられる製品なども用意されており、強化のついでにカスタムも可能で、手持ちのルアーの可能性をグンと上げてくれます。

          大切なルアーや釣具は、ウレタンコートでがっちり守ってあげましょう!

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