シーバス釣りで天候を味方につける

今年は雨の多い年ですね。
私がメインにしているシーバス釣りは、多少天候がすぐれない日でも楽しめる釣り。むしろ雨や風など、悪天候が釣果にプラスに働くこともあります。
私はシーバス釣行前、天気予報をただ「晴れ・雨」と見るだけではなく、「雨量・気圧・風」をチェックして、その日の状況を予想しながらポイント選びや釣り方を考えています。
あかねん
今回は、私が天気予報のどこを見て、どのように判断しているのかを「あかねん流」の基準でご紹介します。
これからのシーバス釣行に、ぜひお役立てください!
雨量|河川の「濁り」を予想する

私が雨の日の釣行前にチェックするのが「雨量」です。
シーバス釣りでは、雨によって河川に濁りが入ることで、普段とは違った状況になることがあります。適度な濁りによってシーバスの警戒心が和らいだり、雨による増水や流れの変化によってベイトが動いたりして、釣果につながることも。
とくに私の場合、雨が降っている最中ではなく、雨が降った後の河川を狙って釣行することが多いため、釣行前には「どのくらいの雨が降ったのか」をチェックしています。
そこで天気予報を見るときは、「雨が降るかどうか」だけではなく、「24時間総雨量がどのくらいになるのか」を確認しています。
雨量の目安

私が普段シーバス釣行で河川の濁りを予想するときは、ざっくり以下を目安にしています。
総雨量10mm以上
→ 河川に多少の濁りが入るイメージ。ささ濁り程度。
総雨量20~30mm程度
→ しっかりと濁りが入ることが多く、雨による状況変化にも期待できる。
それ以上のまとまった雨
→ 濁りだけでなく、増水や流れの急激な変化にも注意。釣果よりも安全を優先。
もちろん、同じ雨量でも河川の規模や上流の降雨状況などによって、実際の濁り方は変わります。
そのため、この数字はあくまで私が普段の釣行で使っている目安です。通っている河川で実際にどのくらい濁るのかを経験から覚えておくと、天気予報を見るだけでも現場の状況をイメージしやすくなります。
あかねん
私の場合は、「10mm以上なら濁りに期待、20~30mmならしっかり濁る。
ただし、それ以上の雨量なら安全面にも注意」という感じで判断しています。
雨が降りすぎたらポイントを変更

雨後の河川は、適度な濁りや流れの変化が期待できる一方で、雨量が多くなりすぎると状況が一変します。
増水によって流れが強くなったり、濁りが強すぎたり、ゴミや流下物が増えたりすると、シーバスが釣りやすい状況とは限りません。何より、増水した河川は足場や水位の変化にも注意が必要です。
そんなとき、私が選択肢に入れるのが海、とくに港湾部のポイントです。
河川での釣りにこだわらず、雨の影響を受けすぎていない海側へポイントを変更することで、釣りやすい状況を探します。
もちろん、海だから雨の影響を受けないわけではありません。雨量や風向き、潮の状況などによって海の状況も変わります。
それでも、天気予報を見て「今回は河川よりも海のほうが良さそう」と判断できるように、雨量に合わせて釣行先を柔軟に変えることを意識しています。
あかねん
「雨後だから河川!」と決めつけるのではなく、その雨によって、どのポイントが釣りやすくなっているのかを考えることが、雨後のシーバス釣りでは大切だと考えています。
雨量だけじゃない!降ったタイミングも重要

雨後の河川を狙うときは、総雨量だけでなく「いつ雨が降ったのか」もチェックしています。
というのも、雨が降ってから河川に濁りが入るまでの時間は、河川の全長や規模、雨が降った場所などによって異なるからです。
例えば、釣り場の近くで降った雨なら比較的早く影響が出ることもありますが、上流で降った雨が下流まで流れてくるには時間がかかります。
私のホーム河川では、雨が降ってから半日ほど経つと濁りが入ってくることが多いため、釣行時間から逆算して雨のタイミングを確認しています。
例えば朝にまとまった雨が降った場合、「今すぐ濁っているか」だけではなく、「夕方には濁りが入っているかもしれない」と予想するわけです。
そのため天気予報では、24時間総雨量だけでなく、雨が降り始めた時間・強く降った時間・雨が止む時間もチェック。
「この雨が河川に到達するのはいつ頃かな?」と考えながら、釣行する時間帯を決めています。
もちろん、河川によって雨の影響が出るタイミングは異なります。だからこそ、自分のホーム河川が「雨が降ってからどのくらいで濁るのか」を実際の釣行で覚えておくことが大切です。
あかねん
私にとっては、「雨が降った=すぐ濁る」ではなく、「雨が降ってから半日後くらいに濁りが入る」という時間差も、雨後のシーバスを狙ううえで重要な判断材料になっています。
気圧|前日より上がったか、下がったかを見る

シーバス釣りでは、気圧の変化も釣果に影響する要素のひとつだと私は考えています。
とくに低気圧が近づくなど、気圧が大きく変化するタイミングは、シーバスの活性が上がることも。雨や風と同じように、フィールドに起こる「変化」のひとつとして、気圧にも注目しています。
そのため私は、釣行前に気圧の変化もチェックするようにしています。
シーバスは低気圧が釣れる!?

「低気圧が近づくとシーバスが釣れる」そんな話を聞いたことはありませんか?
私はこの「低気圧=釣れる」説を信じています。
なぜなら、シーバス釣りにおいて、「変化」はとても重要だと考えているからです。
低気圧が近づくと気圧が変化し、それに伴って雨や風、波、河川の流れなど、フィールドの状況も変わっていきます。
なかでも、低気圧の接近に伴う気圧の変化が、シーバスの活性を上げる方向に働くこともあると考えています。
もちろん、「低気圧なら必ず釣れる」というわけではありません。それでも、何も変化がない状況よりも、天候や気圧が変化するタイミングには、シーバスの捕食スイッチが入るチャンスがあると考えています。
あかねん
だから私は、低気圧が近づいているときは「天気が悪くなるから嫌だな」ではなく、「これはチャンスかも!」と考えるタイプ。
そして、そんな「変化」を確認するために私が見ているのが、気圧の数字ではなく「気圧グラフ」です。
気圧の「数字」より「下がり方」をチェック!

私は気圧をチェックするとき、「頭痛ーる」という頭痛・気象アプリを使用しています。
もともとは気圧の変化による体調管理のために使っているアプリですが、私は釣行前の天気チェックにも活用しています。
このアプリでは、時間ごとの気圧の変化をグラフで確認できます。
私が見ているのは、現在の気圧が「何hPaなのか」という数字そのものではありません。グラフがどのように動いているのか、そしてこれから気圧がどのくらい下がるのかをチェックしています。
例えば、下のグラフのように、短時間で気圧が大きく下降している場合は、「これから天候やフィールドの状況が変化するかも」と考えます。

私の場合は、「1000hPaだから釣れる」「1010hPaだから釣れない」という見方はしていません。
同じような気圧の数字でも、そこから上昇しているのか、下降しているのかによって状況は違います。
とくに、グラフが大きく右肩下がりになっているときは要注目。
「これだけ気圧が下がるなら、今回は変化が期待できそう!」と、雨量や風の予報と合わせて釣行の判断材料にしています。
もちろん、気圧の下降幅だけで釣果が決まるわけではありません。
それでも私にとっては、「今の気圧が何hPaか」より「これからどのくらい下がるのか」を見ることが、低気圧を味方につけるためのポイントです。
あかねん
「気圧の数字を見る」のではなく、「グラフの動きを見る」
これが私の気圧チェックです。
風|風速と風向きを見る

雨量や気圧と同じように、釣行前にチェックしているのが「風」です。
風は強さだけでなく、どの方向から吹いてくるのかも重要なポイント。
風によって釣りやすさが大きく変わるため、私は風速と風向きを確認しながら、その日のポイントや釣り方を考えています。
あかねん
もちろん、風が強すぎればキャストやルアー操作が難しくなるため、風速や風向きは要チェックです。
風はシーバス釣りの味方!?

風が強いと「釣りにくそう……」と思ってしまいますが、私は風もシーバス釣りの味方になると考えています。
例えば、無風で水面が鏡のように静かなときよりも、風が吹いて水面がざわついているほうがシーバスが釣れたり、風で水面が波立つことで、シーバスから見た水中や水面の状況が変わり、アングラーやルアーに対する警戒心が薄れ、活性が上がることもます。
また、風によってベイトが押し寄せられたり、風の当たる場所にベイトが寄ったりすることで、シーバスにとって捕食しやすい状況が生まれることも。
そのため私は、風があるからといってマイナスに考えるのではなく、「この風をどう釣りに利用するか?」を考えます。
あかねん
釣りにくい風を避けるだけでなく、釣果につながる風を見つけて利用する。これが私の考え方です!
風速だけじゃない!「風向き」に注目

風予報を見るときは、風速だけでなく「どの方向から吹いてくるのか」もチェックしています。
同じ風速でも、風向きによって釣り場の状況や釣りやすさは大きく変わります。
とくに避けたいのが横風。横から風を受けるとキャストしたルアーやラインが流されやすく、狙ったコースを通しにくかったり、ライン操作が難しくなったりします。
そのため、風向きを見ながら「この風なら、どこに行けば釣りやすいか?」を考え、ポイントや立ち位置を変更します。
あかねん
風があるから釣りを諦めるのではなく、風向きに合わせて釣りやすい場所を選ぶ。これも私が風予報を見るときに意識しているポイントです。
風が強すぎる日は「風裏」を探す

風が強い日は、風を真正面から受けるポイントではキャストやライン操作が難しくなってしまいます。
そんなときに私が探すのが、「風裏」になるポイントです。
風向きを確認して、堤防や岸壁、地形などによって風が直接当たりにくい場所を選ぶことで、同じエリアでも比較的釣りやすい状況を作ることができます。
とくに港湾部では、風向きによって「風が当たる場所」と「風を避けられる場所」が変わるため、予報を見ながらポイントや立ち位置を選ぶようにしています。
ただし、風裏を探せば必ず釣りができるわけではありません。
台風のように風が強すぎて風が巻いてしまう状況では、風裏になる場所そのものがなくなってしまうこともあります。また、強風によって足場が危険になったり、キャストが成立しなかったりする場合も。
そんなときは、「釣れるかもしれない」という期待よりも、安全を優先して釣行を諦めることも大切です。
あかねん
風を味方につけることは大切ですが、危険な状況では「諦めも肝心」
無理をせず、また安全に釣りができる日に楽しみたいと思っています。
3つを見て、その日のポイントを決める

私がシーバス釣行前に天気予報を見るときに大切にしているのは、「雨だから行かない」「風が強いから行かない」と単純に判断しないことです。
雨・気圧・風は、どれもシーバスのいるフィールドに変化を起こす要素。
その変化が、シーバスの活性を上げたり、ベイトを動かしたりすることで、普段より釣れる状況を作ってくれることがあります。
私の場合は、天気予報を見ながら、
雨量 → 河川の濁りや増水を予想
気圧 → 変化の大きさをチェック
風 → 風速と風向きからポイントを選ぶ
というように、それぞれの情報を組み合わせて、その日の釣行を考えています。
そして一番大切にしているのが、「天候に合わせて釣りを変える」こと。
雨後なら河川の濁りを狙うのか、それとも海へ行くのか。
風が強ければ、風を利用できる場所や風裏を探すのか。
状況によっては、無理をせず釣行自体を見送るのか。
天気予報は、単に「釣りに行けるか、行けないか」を判断するためのものではありません。
あかねん
その日のフィールドがどう変化するのかを予想し、釣れる可能性のある場所を探すための情報。
これが、私が考える「あかねん流」の天気予報の見方です。
天候を味方につけて、シーバス釣りを楽しもう!

シーバス釣りでは、雨・気圧・風など、天候によってフィールドの状況が大きく変化します。
「天気が悪いから釣れない」と考えるのではなく、その天候だからこそ生まれるチャンスがあると考えてみるのもおすすめです。
天気予報からその日の状況を予想して、ポイントや釣り方を工夫する。そんなふうに天候の変化も楽しみながら、シーバス釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
あかねん
天候を味方につけて、その日にしかないシーバス釣りを楽しんでみてください!
