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意外と知らない、ベイトリールの「ベアリング」の話。

意外と知らない、ベイトリールの「ベアリング」の話。

そもそもベアリングとは何なのか。

ベイトリールのどこに使われ、どんな役割を担っているパーツなのか。

本記事では、ベイトリール好きな筆者の視点で、ベアリングの基礎から整理していきます。

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目次

ベイトリールのベアリング、本当に理解していますか?

ベイトリールのベアリング

ベイトリール好きの筆者にとって、ベアリングは身近でありながら、奥の深いパーツです。

製品説明やカタログで目にする機会は多いものの、その役割まで意識する場面は多くないのではないでしょうか。

普段何気なく使っているベイトリールを、ベアリングという視点から見てみたいと思います。

そもそもベアリングって何?

回転性能を上げるベアリング

ベアリングとは、金属製の玉を内蔵した構造で、摩擦を減らして回転性能を向上させるパーツのこと。

ベイトリールでは、巻き心地やスプールの回転性能に関わる重要な存在です。

リール内部には複数の回転部があり、それぞれの動きを支えるためにベアリングが使われています。

山下

目立たないパーツですが、ベイトリールの使用感を左右する役割を担っています。

ベイトリールに使われているベアリングの種類

ベアリングの種類

ベイトリールに使われているベアリングは、大きく分けてボールベアリングとローラーベアリングの2種類です。

ボールベアリング

ボールベアリングは、回転を滑らかにするためのベアリング。

スプールやハンドルなど、回転が必要な部分に使われています。

ローラーベアリング

ローラーベアリングは、逆転を防止する役割を持つベアリング。

こちらは回転性能よりも、動きを制御する目的で使われています。

山下

すべてのベアリングが同じ役割ではない点は、押さえておきたいところです。

ベアリングはどこに使われている?

カルカッタコンクエスト

ベイトリールに使われているベアリングは、種類ごとに配置される場所がある程度決まっています

ここでは、おもな搭載位置だけを整理していきます。

ハンドルの付け根

まずローラーベアリングは基本的に1か所のみで、ハンドルの付け根付近に配置されているケースがほとんどです。

スプールの軸

そのほかの部分に使用されているベアリングは、基本的にすべてボールベアリングになります。

スプール、ハンドルノブ、メインギア周辺など、回転が発生する多くの箇所に使われています。

スペック表の見方と数による違いは?

ベアリングの数

出典:ダイワ

スペック表のベアリングの欄には「10/1」のように表記され、これはボールベアリング10個、ローラーベアリング1個が使われていることを意味します。

この表記はダイワ、シマノ、アブガルシアのいずれも共通。

一般的に価格帯の高いモデルほどベアリング数が多く、廉価モデルではベアリングの代わりに樹脂製のカラーが使われています。

ベアリング数の違いは、こうした内部構造の差を表しており、上位機種ほど回転性能が高い傾向にあります。

ベアリングについて知っておきたいこと

錆びたベアリングは、回転性能を大きく落とす

錆が発生しているベアリング

ベアリングは金属製のため、錆が発生すると回転性能が大きく低下します。

見た目では分かりにくくても内部で錆が進行していることがあり、巻きが重くなったりキャストの伸びが悪くなったりする原因になります。

市販のベイトリールに標準装備されているベアリングは、ほとんどが金属製のもの。

そのため、海水で使用したあとにケアを怠ると、錆が出やすくなります。

山下

日頃の管理が重要ということです。

あえてベアリングを「カラー」に替える選択肢

カラー

ベイトリールのカスタムでは、あえてベアリングを外し、カラーに替える人もいます。

カラーは樹脂製のパーツで、金属製ベアリングのような軽快な回転は期待できません。

一方で、錆びにくく、固着しにくい点が特徴です。

半セラミックのベアリング

また、錆び対策として、セラミック製のベアリングに交換する人もいます。

金属製に比べて錆びにくい素材ですが、メンテナンスが不要になるわけではありません。

回転性能を優先するならベアリング、トラブルの少なさを重視するならカラー。使い方によって、回転性能を割り切る選択肢もあります。

ベアリングのメンテナンスについて

ベアリング

ベアリングの回転が悪く感じると、すぐに交換を考えてしまう人も少なくありません。

錆びていたり回転時にざらつきを感じたりする場合は、交換しないとリール本来の回転性能は取り戻せません。

しかし、その前に確認しておきたいポイントがあります。

オイル切れ

回転不良の原因として多いのが、ベアリングのオイル切れです

油分が不足すると、回転が重く感じられるようになります。

その状態で使い続けると、汚れが付着しやすくなり、結果として錆につながるケースもあります。

まずは状態を確認し、注油などの基本的なメンテナンスから試してみたいところです。

ベイトリールのベアリングにおすすめのオイル

おすすめのオイル

ベアリングの回転が重く感じる場合、まず試したいのがオイルによるメンテナンスです。

ベイトリール用のオイルは、粘度や特性によって使用感が変わります。

ここでは、ベアリングメンテナンスに使いやすいオイルを紹介します。

シマノのリールにおすすめの純正オイル。

ベイトリールのスプールフリー時の回転性能は、従来モデルと比べて約25%向上しているのが特徴です。

ダイワでもオイルを販売していますが、ベイトフィネス機にはこのオイルがマッチ。

摩擦抵抗が非常に低くなり、高いスプールレスポンスを発揮。

ただし、防錆効果がないため、海水域で使用するリールには不向きです。

チューニングメーカーとして人気のIOSファクトリーが販売するアイテム。

マニアから人気の高いオイルで、しっとりした上質な回転が長期間維持できるのが特徴。

無溶剤系オイルでリールにダメージを与えないところも魅力です。

浸透力・持続性・耐久性を持つオイルを目指すグリッチのアイテム。

パッシブは独自のベースオイルに特殊潤滑剤、防錆剤をより強化したモデル。

潤滑性能及び回転性能も向上し、潤滑と防錆を融合しています。

ベイトリールのベアリングは「数」より「管理」

ベアリングは管理が重要

ベアリングのオイル切れや汚れ、錆が進むと、ベイトリール本来の回転性能は発揮されにくくなります。

ベアリングの状態が整っているかどうかが、使用感に大きく影響します。

日頃のメンテナンスを意識して使っていきましょう。

撮影:山下洋太

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