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「地球に生まれて良かった...」舌が喜ぶ、心がほどける。アジ料理の新境地

「地球に生まれて良かった…」舌が喜ぶ、心がほどける。アジ料理の新境地

アジといえば刺身や塩焼きが定番ですが、せっかく新鮮なアジを手に入れたなら、もっといろいろな食べ方で楽しみたいもの。

じつは、ちょっとした工夫で、ご飯が進む丼やおしゃれなおつまみにも早変わりするんです!

目次

釣ったアジ、どう食べてますか?

アジ

ルアーからエサ釣りまで、幅広い釣りで狙える人気ターゲットのアジ。

身近なポイントで釣れる魚ながら、刺身や塩焼き、フライといった定番料理だけではもったいない美味しさがあります。

そこで今回は元料理人の筆者が、釣ったアジをさらに楽しむための“変わり種レシピ”を3品紹介します!

山下

どれも簡単に作れて食卓に映えるレシピです。

今までと少し違うアジ料理を食べたい人は、ぜひご参考にしてくださいね!

アジの変わり種レシピ5選

アボカドタルタル

アボカドタルタル

「タルタル」と聞くと、多くの人はフライに添えるタルタルソースを思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、料理用語としての「タルタル(Tartare)」は、本来生の肉や魚を細かく刻んで調味料と和えた料理を意味するんです。

ここでは、切ったアジとアボカドを和えるアボカドタルタルの作り方を紹介します。

材料(2人前)

  • アジ(2匹)
  • アボカド(1個)
  • たまねぎ(1/4個)
  • レモン汁(大さじ1)
  • オリーブオイル(大さじ1)
  • 塩胡椒(少々)
7mm幅に切り揃える

①アジは三枚におろして皮と骨を取り除き、7mm幅に切り揃えます。

アボカドは角切り、たまねぎはみじん切りにする

②アボカドは角切りに、たまねぎはみじん切りにします。

和える

③ボウルに全ての具材を入れ、レモン汁とオリーブオイルで和えます。

塩胡椒で味を整えて皿に盛り付けたら完成です。

クラッカーに乗せて食べる

そのまま食べてももちろん美味しいですが、クラッカーやバケットにのせて食べるのもおすすめ。

クリーミーなアボカドにレモンの爽やかさ、アジ特有の風味が重なり、なんともいえない美味しさに仕上がります!

山下

洋風のおしゃれな料理に様変わり、ワインのお供にもぴったりです。

胡麻和え

胡麻和え

次は和風の和えもの、胡麻和えです。

胡麻和えというとほうれん草のイメージが強いですが、アジでも作ることができ、すりごまの香ばしさが旨みを引き立てます。

すりごまの香ばしさがアジの旨みを引き立て、日本酒や焼酎にも合います。

材料(2人前)

  • アジ(2尾)
  • 白すりごま(大さじ2)
  • 醤油(大さじ1)
  • 砂糖(小さじ2)
  • 大葉、ねぎ、みょうが(適量)
2mm幅の細切り

①アジを三枚におろし、皮と骨を取り除いて2mm幅の細切りにします。

和え衣と和える

②白すりごま、砂糖を混ぜてから、醤油を入れて和え衣を作り、アジを加えて和え、大葉、ねぎ、みょうがといった香味野菜をお好みで入れて完成です。

香味野菜の香りが美味しい

香味野菜の風味が料理の味を引き締めて、爽やかな一品に仕上がります!

山下

スプラウトを入れるのもおすすめです。

シャキシャキ食感がプラスされ、見た目にも彩り豊かになります!

昆布締め

昆布締め

昆布締めはタイやヒラメなど、白身魚で行うのが一般的な調理法。

しかし、青魚のアジで試してもじつは絶品なんです。

余分な水分が抜けて旨みが凝縮され、刺身とはまた違った深い味わいが楽しめます。

材料(2人前)

  • アジ(2匹)
  • 昆布(10cm程度を3枚)
  • 酒(少々)
三枚におろす

①アジを三枚におろし、皮と骨を取り除きます。

昆布を酒で拭く

②キッチンペーパーをサッと酒で湿らせ、昆布の表面を軽く拭いて柔らかくします。

昆布で挟んでラップに包む

③昆布でアジを挟み、ラップで包んで冷蔵庫で3〜6時間ほど置きます。

昆布から取り出して削ぎ切りにし、刺身として盛り付けたら完成です。

旨みが凝縮する

アジから水分が適度に抜けて昆布の旨みが移り、旨みがぎゅっと濃縮された一品に仕上がります。

山下

醤油でいただくのはもちろん、塩とわさびで食べるとアジ本来の甘みが引き立ちますよ!

蒲焼丼

蒲焼丼

イワシやサバ、サンマで作る印象が強い蒲焼きですが、アジでも絶品です。

甘辛いタレがしっかり絡んで、ご飯との相性は抜群。

スタミナ満点の丼ぶりにぴったりです!

材料(2人前)

  • アジ(2匹)
  • 小麦粉(適量)
  • サラダ油(大さじ1)
  • ご飯(2膳分)
  • 醤油(大さじ2)
  • みりん(大さじ2)
  • 酒(大さじ1)
  • 砂糖(大さじ1)
三枚におろして小麦粉をまぶす

①ぜいごを取り除いたアジを三枚におろし、小麦粉をまぶします。

フライパンで焼く

②フライパンに油を熱し、アジを焼きます。

タレを煮詰める

③両面に火が通ったらタレを加え、煮絡めます。

丼にご飯を盛り、アジをのせてタレを回しかけたら完成です。

甘辛い味が食欲を刺激する

甘辛い香りが食欲を刺激し、箸が止まらなくなること間違いありません!

山下

ピリッとした痺れるような辛さが得意な人なら、ぜひ山椒をかけて食べてみてください!

フリッター

フリッター

アジの揚げ物といえばフライですが、フリッターにするのもおすすめ。

フリッターとは、ふんわり衣で包んで揚げた洋風料理。

カレー粉を加えるとご飯のお供だけでなく、肴としても相性抜群です。

家庭でやるなら、少なめの油で揚げ焼きのようにすると片付けが楽になりますよ。

材料(2人前)

  • アジ(2匹)
  • 揚げ油(適量)
  • 小麦粉(大さじ3)
  • 片栗粉(大さじ1)
  • 卵(1個)
  • 水(大さじ3)
  • カレー粉(小さじ1)
  • 塩胡椒(少々)
食べやすい大きさに切る

①アジを三枚におろし、食べやすい大きさに切ります。

衣を作る

②ボウルに小麦粉・片栗粉・卵・水・カレー粉を入れて衣を作ります。

揚げる

③アジに軽く塩胡椒を振り、衣をまとわせ、180℃の油で揚げます。

衣がふんわり色づいたら取り出し、皿に盛り付ければ完成です。

ふわふわで酒の肴にぴったり

外はサクッ、中はふんわり。スパイスの香りが食欲をそそり、ビールやハイボールのお供にぴったりです!

山下

ケチャップやチリソースを添えると、さらに洋風感が増すのでおすすめです!

いつものアジ料理に変化を!

いつものアジ料理に変化を

ちょっとした工夫でアジは驚くほど表情を変えてくれます。

今回紹介したレシピは、洋風・和風・丼ぶり・揚げ物・おつまみ・昆布締めとバリエーション豊か。

どれも手軽に作れるのに、食卓をぐっと楽しくしてくれる一品ばかりです。

釣れたアジを「どう食べようかな」と迷ったときは、ぜひ今回の変わり種レシピを試してみてください!

撮影:山下洋太

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